愛され副団長の愛欲性活

彩月野生

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3矜持を貫く為に

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 こんなの強姦と同じだ!!
 そう言ってやりたかったが、三人の輝く笑顔を見ていたら怒る気が失せてしまった。
 周りの臣下達の視線も明らかに変わっており、微笑ましいというように会釈をされたり、やたらちやほやされる。

 特にアラスタスは妃に浮気をされて、先日妃を追い出したばかりなので、頭がどうかしてしまったのかもしれない。
 子を成していないのも、精神的なダメージを与えてしまっているのかも。
 
「我はお前を堕とすまで城に居座るぞ!!」
「イール様正気ですか!? いつまでいるつもりなのですか!?」
「だから!! お前を我の……お前を身も心も我らのものに堕とすまでだ!!」
「陛下、団長、本気なのですか!?」

 食堂の席に並び、顔をあわせて朝食を取っている最中、奇妙な会話が続いている。
 アラスタスは何食わぬ顔で団長と酒をあおりつつ、今後について話を進めていた。

 ――だから、私の意見は!?

「ヴァレオ、そう興奮するな。お前もまんざらでもなかったであろう?」
「そ、んな事は」
「本当に嫌ならとっくに斬りかかってるだろお前ならよ」
「ぐ……」
「そうだな!! ヴァレオ殿は存外肝が据わっているし、気が短いところがある!!」

 何か言ってやりたかったが、拳を震わせるだけで結局口を閉じてしまう。
 
 こうして、ヴァレオの彼らとの愛欲の生活が始まった。
 昼夜問わず、時間ができると三人の内の誰かと、あるいは三人で同時に交わるのだ。
 性行為で身も心も堕として愛するようにしむけるなんて、まがいなりにも騎士である自分が、そんな獣のように快楽に溺れて、愛を求めるだなんてするはずがない。
 そもそも、快楽に溺れた時点で獣同然なのだから、結婚を求めるような愛を請うなんてあり得ない!!

 そんな考えに取り憑かれ、ヴァレオは三人との性行為中は、ぜったいに理性を飛ばさない、彼らを諦めさせて、正気に戻すと決意する。
 普段からもできる限り冷たくあしらうとも誓った。

 だが、思うようにはいかなかった。

 今夜は風呂上がりにイールに捕まり、通路の壁に背を押しつけられ、腰を抱えられてぎゅぽぎゅぽ♡ と尻孔に剛直を突き入れられて喘ぎ狂っていた。

「いーるしゃまあ~っ♡ お、ちんぽおっ♡ でかしゅぎでしゅうう~っ♡」
「ははははっ!! 媚薬なしでこんなに蕩けた顔をするとは!! そんなに我のデカマラが気に入ったか!? 我は嬉しいぞお!!」

 どちゅっ!! どちゅっ!! どちゅうっ!!

「おひいいいいっ♡」

 ――し、っかりひろお~っ!! わたひいい~っ!!

 がくがくと四肢が揺さぶられ、尻奥の肉壁を揉みこみ、感じる場所を擦りあげてどづく、大きすぎる肉槍をきゅうううっ♡ としめつけて、快楽に悶える。

「にょひいいいいい~っ♡」

 ――りゃめりゃああっ♡ このままじゃあっ♡ あたまがおかひくなりゅうう~っ♡ ちんぽいりぇらりぇるとおおおっ♡ あへるのがまんできにゃああいいいいっ♡


 あへあへと善がりまくり、ぶざまにアクメを決めてしまう。
 中に注がれるオーガの大量ザーメンが、ヴァレオをすさまじい快楽へと誘うのだ。
  
 それでも行為が終われば冷静さが戻ってくるので、まだ堕ちてはいないと安堵する。 
 彼らの気が済むまで付き合って、最後まで騎士として、人としての矜持を貫く。
 それが彼らと自分の為なのだ。お互いの未来を潰しかねないこのゲームは決して負けられないのだ。
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