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石化の屈辱
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石化の屈辱
鎖で引っ張られ、雄奴隷区域を連れ回されるエルレイル。
トルステンを見ると、魔族達は次々に頭を垂れて、挨拶をしてくる輩もいたが、関わりたくないという雰囲気が溢れていた。
エルレイルは、己の思考に冷静な部分が残されている事実を認識して、唾を飲み込む。
――何も見ても大丈夫。
そう自分に言い聞かせて歩を進めた。
それにしても噴水広場よりも酷い光景が広がっていて、目を見張る。
至る所で身体を繋げる人間の男と、異形達。
彼らを男根で追いつめる異形はオーク、ゴブリン、リザードマン、等といった多種多様な異形種族達である。
魔王は、人間以外の全ての異形種族を取り込んでいるのだ。
背中を民家の壁に押しつけられて、オークに犯される屈強な体躯の男、軒先に両手足を縛られて吊され、前後からゴブリンに犯される小柄な青年――リザードマンのへミペニスに群がるハーフリングの男達……。
甘い喘ぎ声と、秘部を穿つ卑猥な水音。
少し前のエルレイルならば、悲鳴を上げて顔を背けていただろう。
でも、今は違う。逆に興奮して、自分があんな風に犯されていたら……と考えて股間がうずいている。
「なんだ? あの家畜どもみたいに虐められたいのか、ん?」
「ああ……やあぁ……っ♡」
そんな欲望をご主人様に見抜かれ、膝で股間をぐりぐりと虐められて腰を引いてもだえた。
イきそうな寸でのところで膝を離され、鎖を強く引っ張られて歩調が早くなる。
「う、ひい……♡」
何度も足がもつれて転びかけた。
一体どこへ連れて行くつもりなのだろう。
着いた先は……あの噴水広場だった。
そこには、見知った顔がオークに抱えられており、後孔を前から穿たれて悶えている様子が見えた。
だが、その下半身を見て絶句する。
――あれは、まさか、石化の……?
ヴェルターが件のオークの首領に腰を抱えられて、犯されている――だが、その下半身は石化の術をかけられており、その後孔は中が丸見えの状態で広がっているのだ。
中途半端な状態で人を石化するのは高度な術の筈……。
エルレイルは自分を支配する呪術師を睨みつけた。
案の定、口元を吊り上げて嗤っている。
「ゲオルクう、楽しんでるみたいだなあ」
「おお、トルステンか! この半石化の術は見事だ! 絶妙に肉の感触も残し、かけた者が快楽を感じて絶頂さえできるとは」
「簡単に解除もできる。好きな時に楽しめて便利だろう? 半石化のこの術ならば、全身を石にしてもかかった者は死なず、石人形として性欲処理道具となる……ほどよく硬くて具合は最高だろう?」
――生きたまま石化して永遠に性欲処理の道具にされる……?
そういえば、トルステンが石像だとか何か言っていたような。
「さて。その騎士をイかせろ、ゲオルク」
「おお、そうか」
「い、ぎひい♡」
口から泡を吹いてヴェルターが目を白黒させている。
ゲオルクは腰を激しく打ち付けて全身を激しく震わせ、ヴェルターの中にザーメンを注ぎ込んだ。
ヴェルターはひくひくしながら白目をむいて――トルステンが手をかざした瞬間、上半身も石と化していく。
「やめ、やめてください!」
エルレイルは思わずトルステンに飛びついて、その腕を掴み妨害しようとするが、時すでに遅く、ヴェルターは快楽にとろけきった表情のまま固まった。
ヴェルターの中からイチモツを引き抜き、満足そうな息を吐いたオークの首領が、エルレイルを見据えてほくそ笑む。
その笑みに悪寒を感じて、その場に尻餅をついて後ずさった。
怯えるエルレイルを、トルステンがニヤついて見つめている。
「おやおや。さっきの勢いはどうした? ん?」
「ま、まさか、私も……?」
「当たり前だろう! お前にも見せしめになってもらわないとなあ?」
「あ、や、やだ!」
背後からがっちりとオークの太い腕に拘束され、ゆるみきった尻孔にその剛直を突っ込まれた。
「おぶうんんっ!?」
衝撃で四肢ががくがくと揺れて、舌を突き出して喘いだ。
トルステンよりも大きい……容赦ない圧迫感に涙が頬を伝い落ちる。
「俺の獲物に突っ込みやがって」
「がはははっこのうまそうな雄を見て、我慢しろとは言うまい?」
「まあ、いい……イッた状態で石像にしてやろう」
「あ、あぎいいあああ~っ♡」
すさまじい抽挿が開始され、まともな思考はできなくなった。
あひあひ喘ぐ自分の声を聞きながら、エルレイルは助けを求めて宙へと腕を伸ばす――その腕がだんだんと石と化していく。
――いや、いやああ~いやだああ~!
オークの肉棒に穿たれる快楽と、石にされる恐怖が混ざり合う中、やがて絶頂して精液をまき散らす。
その瞬間、身体が固まり、やがて指先一つ動かせなくなった。
鎖で引っ張られ、雄奴隷区域を連れ回されるエルレイル。
トルステンを見ると、魔族達は次々に頭を垂れて、挨拶をしてくる輩もいたが、関わりたくないという雰囲気が溢れていた。
エルレイルは、己の思考に冷静な部分が残されている事実を認識して、唾を飲み込む。
――何も見ても大丈夫。
そう自分に言い聞かせて歩を進めた。
それにしても噴水広場よりも酷い光景が広がっていて、目を見張る。
至る所で身体を繋げる人間の男と、異形達。
彼らを男根で追いつめる異形はオーク、ゴブリン、リザードマン、等といった多種多様な異形種族達である。
魔王は、人間以外の全ての異形種族を取り込んでいるのだ。
背中を民家の壁に押しつけられて、オークに犯される屈強な体躯の男、軒先に両手足を縛られて吊され、前後からゴブリンに犯される小柄な青年――リザードマンのへミペニスに群がるハーフリングの男達……。
甘い喘ぎ声と、秘部を穿つ卑猥な水音。
少し前のエルレイルならば、悲鳴を上げて顔を背けていただろう。
でも、今は違う。逆に興奮して、自分があんな風に犯されていたら……と考えて股間がうずいている。
「なんだ? あの家畜どもみたいに虐められたいのか、ん?」
「ああ……やあぁ……っ♡」
そんな欲望をご主人様に見抜かれ、膝で股間をぐりぐりと虐められて腰を引いてもだえた。
イきそうな寸でのところで膝を離され、鎖を強く引っ張られて歩調が早くなる。
「う、ひい……♡」
何度も足がもつれて転びかけた。
一体どこへ連れて行くつもりなのだろう。
着いた先は……あの噴水広場だった。
そこには、見知った顔がオークに抱えられており、後孔を前から穿たれて悶えている様子が見えた。
だが、その下半身を見て絶句する。
――あれは、まさか、石化の……?
ヴェルターが件のオークの首領に腰を抱えられて、犯されている――だが、その下半身は石化の術をかけられており、その後孔は中が丸見えの状態で広がっているのだ。
中途半端な状態で人を石化するのは高度な術の筈……。
エルレイルは自分を支配する呪術師を睨みつけた。
案の定、口元を吊り上げて嗤っている。
「ゲオルクう、楽しんでるみたいだなあ」
「おお、トルステンか! この半石化の術は見事だ! 絶妙に肉の感触も残し、かけた者が快楽を感じて絶頂さえできるとは」
「簡単に解除もできる。好きな時に楽しめて便利だろう? 半石化のこの術ならば、全身を石にしてもかかった者は死なず、石人形として性欲処理道具となる……ほどよく硬くて具合は最高だろう?」
――生きたまま石化して永遠に性欲処理の道具にされる……?
そういえば、トルステンが石像だとか何か言っていたような。
「さて。その騎士をイかせろ、ゲオルク」
「おお、そうか」
「い、ぎひい♡」
口から泡を吹いてヴェルターが目を白黒させている。
ゲオルクは腰を激しく打ち付けて全身を激しく震わせ、ヴェルターの中にザーメンを注ぎ込んだ。
ヴェルターはひくひくしながら白目をむいて――トルステンが手をかざした瞬間、上半身も石と化していく。
「やめ、やめてください!」
エルレイルは思わずトルステンに飛びついて、その腕を掴み妨害しようとするが、時すでに遅く、ヴェルターは快楽にとろけきった表情のまま固まった。
ヴェルターの中からイチモツを引き抜き、満足そうな息を吐いたオークの首領が、エルレイルを見据えてほくそ笑む。
その笑みに悪寒を感じて、その場に尻餅をついて後ずさった。
怯えるエルレイルを、トルステンがニヤついて見つめている。
「おやおや。さっきの勢いはどうした? ん?」
「ま、まさか、私も……?」
「当たり前だろう! お前にも見せしめになってもらわないとなあ?」
「あ、や、やだ!」
背後からがっちりとオークの太い腕に拘束され、ゆるみきった尻孔にその剛直を突っ込まれた。
「おぶうんんっ!?」
衝撃で四肢ががくがくと揺れて、舌を突き出して喘いだ。
トルステンよりも大きい……容赦ない圧迫感に涙が頬を伝い落ちる。
「俺の獲物に突っ込みやがって」
「がはははっこのうまそうな雄を見て、我慢しろとは言うまい?」
「まあ、いい……イッた状態で石像にしてやろう」
「あ、あぎいいあああ~っ♡」
すさまじい抽挿が開始され、まともな思考はできなくなった。
あひあひ喘ぐ自分の声を聞きながら、エルレイルは助けを求めて宙へと腕を伸ばす――その腕がだんだんと石と化していく。
――いや、いやああ~いやだああ~!
オークの肉棒に穿たれる快楽と、石にされる恐怖が混ざり合う中、やがて絶頂して精液をまき散らす。
その瞬間、身体が固まり、やがて指先一つ動かせなくなった。
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