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白魔術師、下劣な雄に堕とされる
しおりを挟む全身に絡みついた触手は未だにエルレイルを弄び、魔力を吸われては、回復魔術を使われて、意識が朦朧として頭がふわふわしていた。
床に仰向けに倒れ、天井を見つめていると、視界に血走った男の顔が映り込み、呼吸が浅くなる。
エルレイルの魔力を吸い、愉悦に浸りきった表情を浮かべて終始にやついて、腹立たしい。
もっとも、今の自分には、怒りを吐露する余裕など皆無だと認識しているが……それでも、翻弄されるだけの状況に唇を噛みしめる。
――魔力を吸われて……かんじるなんて……。
なんてはしたない。己の中にこんな浅ましい獣が眠っていたなんて。
顔をゆるく振ると、瞳を閉じて自分を辱めた男の視線から逃れようとするが、視界を塞いでも全身に視線が突き刺さるようだ。
突然パアンッ!! っと乾いた音がしてびくっと身体が跳ねた。
目を開けると、手を叩いたトルステンが、その股間をさらに膨らませて目を爛々と輝かせているではないか。
何か新たな術を施された。
エルレイルは自分の中の白魔術が訴えてくるのを感じて、恐怖と別の感情がわき上がり、何故か口元が歪むのを感じる。
――な、なんだ? 私はどうして?
「さて。お次は甘い汁でもやろう」
「!?」
トルステンの言葉に従って触手はうごめき、汁を分泌した。
甘い香りがさらに強くなり、部屋に充満して、鼻腔を刺激する。
素肌に塗りたくられ、口や鼻に注入される汁は蜜のように甘露だ。
「あぷ♡ んふ♡」
「媚薬入りの触手汁はうまいか? ククッ……」
「びやくうう? くふぅううん♡」
ごつごつしてぬめった触手が、亀頭から肉幹、睾丸まで絡みつき、甘い汁を塗りたくる。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
びくびくと腰が跳ねて、床の上で触手にもみくちゃにされながら、快楽に身悶える。
とうとう尻孔に伸ばされ、中に入り込むと媚薬汁を塗りたくられ、解された。
その動きが雑すぎて、感じるあそこを擦りあげるので、間抜けな声で喘いでしまう。
「あっ♡ あっひあっ♡ おほあっ♡」
「腹も掃除してやったぞ、これで存分に楽しめる」
「おほ!」
触手が引っこ抜かれたかと思うと、トルステンが尻孔に突っ込んでいた部分を手刀で切り裂いた。
攻撃系の術にも優れているようだ。
触手が大きく動いて、エルレイルは足が宙に浮く体勢となる。
上半身と腰はがっちりと触手の束に拘束され、常に乳首とペニスが刺激されている。
身体に力が入らずとも、触手の力によって苦しくはない。
ただただ、弄くり回される快感に酔いしれる。
「は……ひいん……♡」
「すっかり触手がお気に入りだなあ、白魔術師エルレイルよ」
「ふひ?」
「お前が完全に俺の物になるまで、何時間でも突っ込んでやろう。じっくりと長い時間快楽を愉しめるのはとっても嬉しいだろう? 淫乱白魔術師よ」
「……い、いや」
「嫌がっても無駄だぞ? こいつは俺と繋がってるんだ。お前がどれだけ快楽に浸り、悦んでいるのかが脳髄にまで伝わる……!」
ボロンッ
――え?
一瞬、突き出された肉塊がなんなのかわからなかった。
しかし、それは紛れもなく目の前の男が晒した男根だ。
赤黒くてごつごつした突起が生えている、それに、人間のとは思えないほど大きい。
これでは、まるで……。
「どうだ、驚いたか?」
「な、なんでこんな」
「淫乱なメス男はチンポで堕ちるからなあ、せっかく堕としても、オークやゴブリンどもに取られちゃたまったものじゃあない。そこで、俺は自分の性器に細工を施すことにしたのさ。異形共と大きさは同じだが……この突起と、さらにザーメンには媚薬効果、睾丸からは触手が自在に出入りする」
「……化け物め」
エルレイルは心の底から蔑み、吐き捨てた。
対して呪術師は、あくまでも愉しいというように、肩を揺さぶって嗤う。
「ははは……っ、それくらい気丈でなければ面白くない! まあ、ゆっくり楽しもう」
「あ!」
触手がエルレイルの両足を掴み、大きく開いていく。
ぶるんと震えるトルステンの肉棒が、ひくつく蕾にこすりつけられ、中へと挿入される。
ずりゅうううううう――っ♡
「んぐうぅううう~!?」
「……は、あれだけ解しても、きっついか。このまま、奥までいれてやろう」
ズズンッ♡
「お、おおっ」
――みっちりペニスがああ~わたし、の、おなかまでええ~!
尻の中とお腹まで圧迫する巨根に、なんとか耐えようとせめて締め付けてやるが、かえってその肉の感触をあじわう羽目になり、舌を突き出して喘いでしまう。
「あへえぇえええ~♡」
「はははっすっかり俺のイチモツに夢中だなあ、だらしない顔だ!」
だらだらと涎が口の端から流れるのをからかわれる。
そして、ゆっくりとじっくりと腰を突き上げ、ねっとりとした動きで肉棒を上下させ、エルレイルにその熱さと形を肉壁を通して覚え込ませた。
「あひいぃい……っ♡ いひいい~っ♡」
ビクンビクンッと激しく揺れる度に、あの気持ちよくなる場所を擦られて、己のペニスもぶるぶる震えているのを感じて身悶える。
「ひひひっ! このまま突き上げてたっぷりザーメンを与えてやろう!」
「んぶうう~♡ いやあっ♡ いやああ!」
拒絶の声はすっかり快感に浸りきって説得力がない。
顔を振っても無意味だ。
商手両足を拘束されているから、もがくのもままならず、下劣な男の思い通りに犯され続けるしかなかった。
そろそろ射精するぞ、と脅されて、尻孔と埋められたペニスの間に何かが入り込むのを感じる。
トルステンがエルレイルの目をしっかりと見つめながら、何をしているのか言葉にした。
「俺の睾丸から伸ばしたいくつもの触手で、気持ちいいところをなぶってやろう!」
「いひ!?」
ぢゅぞろろろろっ♡ ぢゅりゅりゅっ♡ ぢゅろぢゅろっ♡
言葉を聞き終わるのと同時に、幾重ものぬめり気を帯びたごつごつした触手が、あそこを凄まじい早さで擦り始めて絶叫する。
「ひぎゃぁああああ~っ!? ひぎいっ♡ ひひゃああああ~っ♡」
「ヒヒヒヒ!! たまらん声だ!!」
エルレイルは拘束されている手足をがくがく揺らして身悶えた。
抑えきれない快感を、言葉にせずにはいられず、叫ぶ。
「おちんぽとお♡ しょくしゅがああっ♡ あ、しょこ♡ あしょこにいいい~っ♡」
「ぎひひひ! まだまだまだだああ!!」
どぢゅっ♡ ごぢゅっ♡ どぢゅどぢゅっ♡ どずっ!!
「あおっ♡ んほっ♡ おほおっ♡ んほおおっ♡」
「ほら! どうだ!? まだまだまだまだ!!」
どずっ♡ ごずっ♡ どぢゅっ♡ ごぢゅっ♡
「ほっ♡ ほおっ♡ んぼおっ♡ おぼおっ♡」
「そらそらそらそらあ!!」
どずっ♡ どずっ♡ どずっ♡ どずんっ♡
「あぎい、あぎいいい~っ♡」
激しすぎるトルステンの腰使いの責めに、エルレイルは快楽の波に浸り、絶頂を迎えようとしていた。
同時にトルステンの肉棒もさらに膨張するのを感じて、愉悦を覚える。
――あ、これえ……くるう……♡
「あ、はあ~だずぞお、エルレイルぅ~!」
「あぶう♡ きへええ~♡ あちゅいのくだしゃああいいい~♡」
「ひひひ!」
ぶぢゅうう~♡
「んぶぢゅ!?」
突然唇を奪われ舌を絡められる――その瞬間、奥に埋められているトルステンの肉槍から、熱いザーメンが大量放出された。
ぼびゅうう~っ! どびゅっ! どびゅっ! どびゅううう~っ!!
「うぼぼぼぼぼぼぼっ♡」
熱い口づけをされたまま、きつく抱きしめられながら雄汁を中出しされる為、身体は宙でがくんがくんと揺さぶられる。
――あぢゅいいい~♡ くしゃくてあちゅいい~♡ い、いからうえにいい~♡
がぽっ♡
唇を離された瞬間、エルレイルの口の中から大量の汚濁が放出された。
ぶしゃああああ~♡
「えぶうう~っ♡ うぶううう~っ♡」
「はははは! オークも顔負けの! ザー汁はどうだああ!? うまいか、ん!?」
「おげえええ~っ♡」
――おしりからそそがれりゅせーえきがああ、おおすぎてくちからでてっりゅのお~……♡
「いぐううう~♡」
排泄器官から注がれるザーメンを、口から吐き出すというおぞましい行為にさえも快楽を感じて、自身の性器から射精する。
まだ繋がったままのトルステンが、気持ち良さそうな息を吐き出し、またも抽挿を開始する。
「あともう一度出したら、今度は口からもたっぷり飲ませてやろう」
ズンっ! ズンっ! ズンっ!
まだイった余韻が残る中、激しく突き上げられて、エルレイルは快楽を感じすぎて苦しさに喘ぎ、せわしない呼吸を繰り返す。
「あひい、おひいいっ♡」
――あうう、っしにゅう~っ♡ しんじゃあう~っ♡
終わりが見えない快楽地獄……頭の片隅に、王子の姿を思い浮かべ、必死に謝った。
――おうじい、ごめんにゃさい……わたし、もお……!
男に蹂躙される悦びに目覚めたエルレイルは、白魔術師であり、王子の従者という誇りを砕かれ、最早快楽を貪る事で頭がいっぱいだった。
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