性欲を満たさないと死ぬ傭兵の日常

彩月野生

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三話<森にて:愛らしい王子様2>

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  出で立ちからすると、王子の近衛兵といった所だろう。

 ベルガーはにやりと笑うと、懐から性交用のスライムを取り出して近衛兵の顔めがけてぶつけた。

 べちゃり。

「ぐぬ!?」
「ちょうどいい。お前の肉体も俺の性欲処理に使わせて貰おう。けっこうな上玉だしな」
「な、あああああっ」

 膨張したスライムに飲まれた近衛兵の衣服はまたたくまに溶けていき、透明なスライム越しに均衡の取れた美しい肉体が見えた。
 その様子に王子が一瞬正気に戻り声を張り上げる。

「アンセスト!!」
「こいつがアンセストか。なるほど、王子様はこいつが好きなんだなあ」
「な、ち、ちがう!!」
「なら話が早い。一緒に楽しもうや」

 ベルガーはもう一匹の隠していたスライムを王子に垂らして、二人の尻孔がスライムによって準備が済むのを、大木に背を預けて、観察しながら待つ。

「いやあぁあああっ♡ おしりぃいいいっ♡ あちゅいいっ♡ あちゅぃいにょおおっ♡」
「まりあーのしゃまあっおっ!? ほおおおおっ♡」
 
 あられもない姿でスライムに飲まれて尻孔をなぶられる美少年と、美青年の姿は実に爽快かつ妖艶であり、目の保養である。

 王子には媚薬の効果がまだ少し残っているが、近衛兵には媚薬は飲ませてはいない。それでもスライムの催淫効果で充分だろう。

 やがてスライムが役目を終えて蒸発をすると、素っ裸で快感に悶えている雄二匹をそれぞれ抱き上げて、まずは王子の尻孔から味わう事にした。

 虚ろな目で仰向けに横たわる近衛兵に、王子の性器と尻孔に肉棒が入る様を見せつける様にして穿ってやる。

 どぢゅう~っ♡ ぢゅむうう~っ♡ 

 わざとゆっくりと剛直を尻孔に埋めてやると、王子はびくんびくんと跳ねて甲高い声で喘いだ。

「あひゃああああっ♡ おしりのにゃきゃにいいいっ♡ でっかいチンポがああっ♡」
「そうだ。どうだ俺のチンポは? 嬉しそうにきゅうきゅう締め付けてどんどん奥に埋まるぞ? 王子の大好きな近衛兵も嬉しそうに見てるぞ?」
「やだああああっ!! アンセストおおおっ!!」
「……マリアーノ様」

 手を伸ばす近衛兵にベルガーは嗤って、遠慮なく自慢の肉棒で王子の小さな尻孔を穿つと、腹奥までどづきまくってやった。

 ぐっぼっ!! ぐっぼっ!! ぐっぼっ!! ぐっぼっ!! ぼぢゅんっ!! ぼぢゅんっ!!

「んほおおおおっ♡ おほおおおっ♡ にょほおっ♡ んほおおおっ♡ ほっほおおお~~っ♡」

 突き上げる度に王子は快感に震える声で喘ぎまくって、両足を大きく上下に揺さぶって両手をばたばたさせる。
 その度にベルガーの肉棒を強くしめつけて実に気持ちがイイ。
 腰の激しい動きを止められない。

 ぼぢゅっ!! ごぢゅっ!! どぢゅっ!! ごづっ!! どづっ!!

「むほおほおおおっ♡ んほおおおお~っ♡」
「ふぅう~なかなかの名器だなあ? こりゃすぐにでちまいそうだ」
「ひにゃあっ♡ うひゃああっ♡ いひゃあああっ♡」
「だ、だずだと!? やめ――」
「そらよ!! 見ず知らずの男のザーメン腹奥で飲んで、王子様もイっちまいなっ!!」

 どづんっ!! どぼっ!! どぼぼぼ――っ!!

「ぴぎゃあぁああああっ♡ おへえええっ♡」

 ひときわ深い場所を突き上げて射精してやると、王子は奇妙な声を上げて痙攣しながら絶叫して、自らも盛大に射精して泣きわめく。

「いっぎゅううううっ♡ きちゃないせーえきっ♡ にゃきゃにだしゃれへええっ♡ いっぎゅうううっ♡」

 ぶびゅううう~~っ♡ びゅるううううっ♡

 王子の身体をがっちりと掴み、最後の一滴まで腹奥に出し終えたベルガーは、乱暴にイチモツを引っこ抜き、尻孔から白濁を噴出してびくびく震えている王子を近衛兵へ向かって放り投げた。

「マリアーノ様!!」

 近衛兵に抱きしめられた王子は、あへあへと泣き笑いながらまたも射精して虚ろな目で大人しくしている。
 近衛兵は王子を抱きしめたまま、憎悪と殺意をこめた目でベルガーを睨む。

「貴様……っ!! その首、斬り落としてやる!!」
「勇ましい事だなあ。ならば足下にあるその剣を俺に向かって振りあげるといい」
「言われなくとも!!」

 王子を草の上に横にさせると、近衛兵は自分が素っ裸であるのも気に掛けず、剣を手に取って刃先をベルガーの首元に向かって振りあげた。
 
 無防備なベルガーの首元に刃先が突き刺さる――筈だった。
 
「あ?」

 その刃先があと少しでベルガーの首元に刺さろうかという時に、近衛兵は動けなくなり、剣を地に落とすと蹲ってしまう。
 ベルガーは嗤いながら説明してやる。

「あのスライムはな、一時的に標的からあらゆる力を弱体化する効果もあるんだ。それに催淫効果もあるからお前さんの身体ももう限界なんじゃないのか?」
「あ……っ」

 覆い被さってやると、絶望的な顔つきに変わるのが実に愉快だった。
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