寝取られ神子はそれでも愛した男に愛されたい

彩月野生

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腹に溜まる白濁に悶ながら

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 夜になり、ようやくウィリエルは解放された。
 祈りの時間に来なかった事を大神官にこっぴどくしかられて落胆していると、部屋の戸を叩く音に振り向く。

 そっと開くと、小さな光の玉が回廊の外を示す。
 木の下にランデリックがいた。
 ウィリエルは、腕を広げるランデリックに向かって飛びついた。
 見事に受け止めてくれたランデリックに、ウィリエルは胸をときめかせながら礼を伝える。

「ありがとうございます、ランデリック様」
「礼には及ばない。今日は済まなかった。夕刻まで陛下の剣術の相手を頼まれてな、ずっと待っていてくれたのだろう?」
「……あ、はい」
「誰かに見られなかったか?」
「大丈夫です」

 やはり、あの男は嘘をついていた。
 ランデリックは、あの男に言伝など頼んでいない。

 ウィリエルは俯いて口ごもる。

 ――絶対に言えない。

「どうした?」
「い、いえ何でも」
「明日は久しぶりに休みをもらったんだ。例の湖で落ち合わないか?」 
「あ……」 
「時間がないか?」 
「いえ! 明日は大丈夫です!」
「なら良かった」  

 あの湖なら、限られた者しか入れない。
 あの男は来れないから、心配しなくてもいい。
 ウィリエルは、明日のランデリックとの逢瀬に胸を弾ませた。

 翌日、早朝から人目を盗み、湖へと向かう。その途中でどうしても城下町を通るのだが、市場を避けて裏町を歩いて行けば、誰かに合う可能性は低い。  
 だが、それが仇となり、何者かに路地裏に引きずり込まれた。 

 声を上げる間もなく、拘束されてしまい、壁に顔を押し付けられて、あろう事が下半身を丸出しにされて弄られる。

「や、やめて!」
「おっと、大きな声を上げると誰かに聞かれるぞ」

 この声はオドリューだ。
 指が腰から臀部に這わせられ、尻穴に指を突っ込まれて乱暴になぶらてしまう。
 ウィリエルは肉壁をふしくれだつ男の指で、ぐぢゅぐぢゅにいじくりまわされる感触に、つま先立ちでビクンビクンッと跳ねて、たまらず舌を突き出して喘ぐ。

「りゃめりゃめえりゃめえっ♡ らめれしゅうううっ♡」
「お次はコイツを喰らえ!!」
 
 ジュボッ!! ズズンッ!!
 
「あぎぃいいんっ♡」

 指を引っこ抜かれたと同時に、硬くてぶっとい男根を一気に腹奥までつっこまれ、激しくどづかれまくる。

 どづっ!! どづっ!! どづっ!! ごっ!! ごっ!! ごっ!!

「おほんっ♡ んほおおっ♡」
「たっぷりだしてやるからなあ!!」  


 ウィリエルの腹は、オドリューのイチモツの形にぼごぼごと膨れあがり、勢いがありすぎて、ウィリエルの身体はがくがく♡と揺さぶられてしまう。
 あまりの快感に理性が飛び、あられもない甲高い声で絶叫した。

「しゅごいっ♡ しゅごいいいっ♡ いぐいぐいぐううううっ♡」
「だすぜえっ!!」
「むごおおおっ♡」

 ドブンッ!! ぶじゅっ!! どぼぼぼぼぼっ!!

 ――あちゅいのおっ♡ たくしゃん♡ おにゃかにいいいっ♡

「あひゃああ~~っ♡ ひひゃああああっ♡」

 オドリューのザー汁をたっぷりと腹に注がれ、触手で尻穴に栓をされた状態で、
 ウィリエルは愛するランデリックの元へと向かう。

 オドリューは面白がって嗤いながら、バラされたくなければ、バレないように、ザーメンをどこかで吐き出して、ランデリックとヤるんだなと言っていた。

「お、おまたせしました」
「ウィリエル! 具合悪いのか? 大丈夫か?」
「だ、大丈夫です!」

 ザーメンで膨らんだ腹に気づかれたくなくて、どうにか服でおおって笑みを浮かべてやり過ごす。
 湖でゆっくり過ごすだけだが、いつどんな時に甘い雰囲気になるかわからないから油断できない。

 ――どこでだせばいいんだろう。
 
 頭は、どうやって腹に溜め込んだザーメンを吐きだせばよいのかという悩みで、いっぱいだった。
 夜になり、借り切りの小屋の風呂にようやく駆け込み、尻穴を塞ぐ触手を引っ張り出す。

「そっと、そっと……」

 ぢゅぽんっ♡ どぼぼぼっ!!

「んきゅううう~~っ♡」

 敏感な部分をこすりあげて、勢い良く噴出するザーメンの感触に、たまらず喘ぎ叫んだウィリエルは、仰向けに倒れて荒い呼吸を繰り返した。

「大丈夫か!!」 
「あ……! ラ、ランデリック様!」  

 見られてしまった。
 ウィリエルは絶望的な気持ちで硬直した。
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