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16ダークエルフの王に遊ばれてる?1※
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ぴゅるぴゅると精液を吹き出すシンヤに、ブライアンとユリアムは、興奮気味に叫ぶ。
「まさか、あの粒で感じたのか?」
「シンヤ、お前本当に感じやすいな!」
「……ひうう、みるなよお」
――あんな、玩具みたいなので、イク
なんて!!
しばらく快感がとまらず、ブライアンとユリアムに、交互にペニスを手指で愛撫されて慰められた。
「ひあっああ……っああんっ」
「かわいいよ、シンヤ」
「ほら! またイけ!」
グチュグチュ……っぢゅぶぶっ!!
「あはっんうっやあんっ」
――またあっイクイク!!
結局、何度もイかされて、ようやく火照りがおさまった頃には、体力が尽きて二人の間に挟まって眠っていた。
起床したら、シンヤだけが寝かされていて、二人の姿はなかった。
二人を探す為に部屋を出ると、セレンが後に続いてくる。
二人はリードルフと話あっているらしい。
王の間の扉の向こうから、言い争う声がして焦るが、セレンは心配しなくていいと、微笑みかけてくる。
――大丈夫かなあ。
やがて二人がでてくると、意外な言葉をかけられた。
「シンヤ、一月、ダークエルフ国に留まってもらう事になったんだ」
「え?」
「ダークエルフの王は、花だけじゃ礼が足りないと……お前を一月預かりたいと……」
ブライアンは悲しそうに、ユリアムは悔しそうに唇を噛み締めた。
今のシンヤは、早く二人と国へ帰りたい気持ちが強いだけに、納得できそうもない。
「抗議する!」
「シンヤ様……申し訳ありません、もう少しだけ、我が王の気まぐれにお付き合い下さい」
「セレン」
「シンヤ様を好いておられるのです」
「だから危険なんだ!」
ユリアムがシンヤとセレンの間に割って入り、声を上げる。
拳を震わせながら言い捨てた。
「每日鏡で話せるようにするのを要望した!」
「シンヤ、君の様子は每日確認するから、心配しなくていい」
「ユリアム様、ブライアン様」
――仕方ないよな。男なのに子供を作れる体にしてもらったんだし。
シンヤはゆっくりと頷いた。
二人が帰った後、リードルフの元へと赴いたシンヤは、頭をくしゃくしゃに撫でくり回されて恥ずかしくなる。
「や、やめろよ!」
「いやいや、奴らの行動にはまいったぞ!!」
「……だ、ダークエルフなら、気にしないんじゃないか」
「勝手な思い込みだな! まあ、とりあえず奴らの頭を冷やしてやろう」
「え、まさかそれが目的?」
「細かい事は気にするな! お前は、羽根を伸ばしてりゃいい」
「……っ」
どうも腑に落ちない。
本当に他に目的はないのだろうか。
シンヤの心配は気鬱だったようだ。
相変わらず、穏やかにダークエルフ国で過ごせている。
夜には、与えられた部屋の大きな鏡で、二人と話せた。
二人は何かされてないかとか、お腹壊してないかとか、やたら心配するので吹き出してしまう。
――と、いうより、ブライアン様の目つきがこわかったなあ。
明らかに嫉妬していたのを思い出して、苦笑した。
翌朝、リードルフが部屋にやってきて、おかしな事を言い始めた。
「今日は、お前の胎の具合をみる、あいつらの前で、足を開いてもらうぞ」
「な、なんだって?」
シンヤは壁際まで後ずさり、身構えた。
「まさか、あの粒で感じたのか?」
「シンヤ、お前本当に感じやすいな!」
「……ひうう、みるなよお」
――あんな、玩具みたいなので、イク
なんて!!
しばらく快感がとまらず、ブライアンとユリアムに、交互にペニスを手指で愛撫されて慰められた。
「ひあっああ……っああんっ」
「かわいいよ、シンヤ」
「ほら! またイけ!」
グチュグチュ……っぢゅぶぶっ!!
「あはっんうっやあんっ」
――またあっイクイク!!
結局、何度もイかされて、ようやく火照りがおさまった頃には、体力が尽きて二人の間に挟まって眠っていた。
起床したら、シンヤだけが寝かされていて、二人の姿はなかった。
二人を探す為に部屋を出ると、セレンが後に続いてくる。
二人はリードルフと話あっているらしい。
王の間の扉の向こうから、言い争う声がして焦るが、セレンは心配しなくていいと、微笑みかけてくる。
――大丈夫かなあ。
やがて二人がでてくると、意外な言葉をかけられた。
「シンヤ、一月、ダークエルフ国に留まってもらう事になったんだ」
「え?」
「ダークエルフの王は、花だけじゃ礼が足りないと……お前を一月預かりたいと……」
ブライアンは悲しそうに、ユリアムは悔しそうに唇を噛み締めた。
今のシンヤは、早く二人と国へ帰りたい気持ちが強いだけに、納得できそうもない。
「抗議する!」
「シンヤ様……申し訳ありません、もう少しだけ、我が王の気まぐれにお付き合い下さい」
「セレン」
「シンヤ様を好いておられるのです」
「だから危険なんだ!」
ユリアムがシンヤとセレンの間に割って入り、声を上げる。
拳を震わせながら言い捨てた。
「每日鏡で話せるようにするのを要望した!」
「シンヤ、君の様子は每日確認するから、心配しなくていい」
「ユリアム様、ブライアン様」
――仕方ないよな。男なのに子供を作れる体にしてもらったんだし。
シンヤはゆっくりと頷いた。
二人が帰った後、リードルフの元へと赴いたシンヤは、頭をくしゃくしゃに撫でくり回されて恥ずかしくなる。
「や、やめろよ!」
「いやいや、奴らの行動にはまいったぞ!!」
「……だ、ダークエルフなら、気にしないんじゃないか」
「勝手な思い込みだな! まあ、とりあえず奴らの頭を冷やしてやろう」
「え、まさかそれが目的?」
「細かい事は気にするな! お前は、羽根を伸ばしてりゃいい」
「……っ」
どうも腑に落ちない。
本当に他に目的はないのだろうか。
シンヤの心配は気鬱だったようだ。
相変わらず、穏やかにダークエルフ国で過ごせている。
夜には、与えられた部屋の大きな鏡で、二人と話せた。
二人は何かされてないかとか、お腹壊してないかとか、やたら心配するので吹き出してしまう。
――と、いうより、ブライアン様の目つきがこわかったなあ。
明らかに嫉妬していたのを思い出して、苦笑した。
翌朝、リードルフが部屋にやってきて、おかしな事を言い始めた。
「今日は、お前の胎の具合をみる、あいつらの前で、足を開いてもらうぞ」
「な、なんだって?」
シンヤは壁際まで後ずさり、身構えた。
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