神父は傭兵に弄ばれる

彩月野生

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神父は傭兵に弄ばれる

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蝋燭の照らし出す教会、十字架の前で若い神父は数十人の体格のいい男に囲まれていた。

ボスらしい男に詰め寄られ、困り果てている。

「だから、この教会に泊まらせろって言ってるんだ」

「貴方たちは困窮しているわけではないですよね、きちんと宿をおとり下さい。もしくはすぐに出立されて下さい」

「あ? オレたちが傭兵だからさっさと出ていけってか?」

神父は男の威圧感に気圧されそうになるも瞳に強い意思を込めて拒絶する。

この教会を境にして神父の故郷でもある村があるのだ。

この柄の悪い輩に荒らされでもしたら、どんなおぞましき事が起きるか……想像したくもない。

傭兵たちの目は、そんな神父の苦悩を見透かしているような目付きだった。

「なあ神父さん、俺たちが何者かはわかるよな?」

「え、ええ。傭兵でしょう」

「そうだ。明日には戦に加わるためにまた長い旅になる」

男は回りに視線を巡らせる。

仲間たちはほくそ笑み、下品に笑い声をあげた。

男は両手を掲げて声を張り上げる。

「もしかしたら死ぬかもしれん。その前に生きている喜びを味わいたいって思うんだよ」

芝居をしているような仕草に神父は悪寒をかんじた。

一歩、傭兵軍団は踏み出して神父ににじり寄る。

「どういう意味ですか」

「この先の村で若い綺麗な女はいるか?」

「!」

意図はすぐにわかった。彼らは初めから村の女性を襲うつもりだったのだ。

「女を差し出せば出ていってやるよ」

「そんなことをするわけが!」

「分かってねえなあ、あんたが強情だから、ただ羽休めに来たのに、目的を改めざるおえなくなったんだぜ?」

「場合によっては、神父様も村人も殺してやってもいいんだぞ」

低い声で囁いたのは、男の背後に立つ一際長身の男だ。

よくみると仮面の下の膚が緑色だ。オークの血が入っているのか。

神父は身震いする。こんな男に村の人々が襲われたら。

神父は唇を噛みしめ、無意味と悟りながらもあえて言葉にした。

「わかりました。教会に一晩泊まってください」

「はっ、今さらそんなんで納得できるか!」

「こっちは性欲持てあましてんだよ!」

「女出せ」

口々に吠える傭兵たち。

つまりは、彼等は性欲処理をしたいのだ。

――村の人達に危害を加えさせるわけにはいかない。

神父は背後の十字架をみやる。

自分が相手をする事を思いついたが、男の自分で満足するだろうか。

性行為に及ぶという事は、神父の資格を失うことになる。

だが、こうするしかないのだ。

「私が相手になります」

「ほう」

ボスの男がまゆねをぴくりとさせると神父の値踏みするような目を向ける。

顎に手を当ててうなずく。

「いいだろう。だが、経験がないな?」

「は、はい」

まさか受け入れられるなんて。

神父は呆気に取られながらも男の言葉に従う。

差し出されたのは何やら液体でできた球。

「それは?」

「お前の尻の穴に入れるんだよ」

「!?」

神父は口をぱくぱくするが、いきなり両腕を傭兵たちに捕まれ、履き物をずりおろされてしまった。

「な、なにを」

「ちょうど性奴隷が欲しかったんだよ」

「快楽地獄に落としてやろう」

下卑た笑い声が教会に響いた。







「おっ♡ おっほおう♡」

下半身を晒され、神父は雄叫びをあげながら腰を揺らすのを我慢できなかった。

尻の穴には不浄の場所を綺麗にする能力を持つスライムがうごめきせっせと神父の中を綺麗にしていく。

前立腺を刺激される快楽を初めて受けるのに、スライムの感触は強すぎた。

――な、なんだ、これえ?

体の奥から甘い痺れが走り、とめどなく全身に広がり続けて声が溢れてしまう。

「しゅ、しゅご、いいンっ♡」

――こ、こえがっ、いや、なのにぃぃ。



男たちは神父の体に手を伸ばして来る。好きなようにまさぐりはじめた。

四方八方からぶこつな男の手のひらによって身体中を弄られて身悶えてしまう。

「おっ、おっおおんっ♡」

「そろそろいいか」

「ひひっ」

ずるり、とスライムが神父の尻穴から引き出され、その刺激だけでくずおれる。

がっと頭を床にこすりつけられて尻を高く上げさせられた。

すっかり緩くなった孔に石のように硬い巨根が突き入れられる。

神父はのけぞって強すぎる快楽の刺激に喜悦の声を上げた。

「んおおっ♡」

「俺ら十人全員相手にするんだ、死ぬんじゃねえぞ」

遠くなりかけた意識が強烈な快楽により引きずり戻された。

激しく抜き差しを繰り返されながら、体中にそれぞれの男達の巨根をこすりつけられる。

神父は筋肉隆々の男の上にまたがり二人目を受け入れていた。

「あへっ♡ へっ♡ へっ♡」

舌を突き出しただ喘ぐ事しかできない。

それもそうだ。いま突き上げてくるのは、オークとのハーフの男だ。

顔色一つ変えずに神父を犯している。

「一発中出ししたらあっという間に墜ちたなあ」

「ああ。つまらん」

「おい、さっさとしろ」

そうつつくのはボスの男だ。神父は快楽漬けにされなかがらも男の態度が気になっていた。

「わかった」

「おらっお前らさっさと出すもん出せ!」

誰かの言葉と同時に傭兵達が一斉に射精する。濃厚な白濁が神父の白い肌にたっぷりと注がれる。

同時に尻穴の奥にも熱い精液が注がれた。

「っっんほおっ♡  おうおおおおっ」

絶頂を迎えた神父も己のそそり立つ一物から白濁をまき散らす。

白濁まみれにされても尚、神に仕える者は解放されず、明け方まで卑猥な饗宴は続いた。

快楽の虜にになり、腰をくねらせて性欲の強い傭兵たちを喜ばせている。

「ああぅ、しゅよ、おゆるしをっ」

「まあだ、正気が残ってるか?なかにぶちまけてやる!! そら!」

「ぉおおう♡」

ぶじゅるっと音がするほど激しく奥に精液を放たれて神父は虚ろな目で虚空を見つめ、身体から力が抜けてしまった。

倒れそうになるのを太い腕に抱えられてそのままどこかへ運ばれていく。

ーーどこに。

もう声も出せない。疲労感に襲われ、意識を手放しそうになった時、背中に柔らかい感触があって見開く。

ここは、神父の部屋の寝台の上だ。

どうして知っているのだろう。

「あと一発やらせてもらおうか」

「ああっやああっ」

熱くて太いモノが挿入される。

初めて知る快楽に翻弄されるまま、神父は鉄のようにかたい肉体を持つ傭兵に犯される。

寝台の軋む音と体液が混ざり合う卑猥な音が小さな部屋に響く。

「実のところ、お前を手にれる為に、この教会に来たんだ」

「ふへ?」

「半年前に立ち寄ったときにお前を見てな」

その先に続く言葉は口づけをされて聞けなかった。
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