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トプカプ宮殿 甘いくちずけ
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それは禁忌かもしれない 甘いくちずけだった
触れ合うかどうか寸前の唇
「セレム皇子さま」エーメは小声で呟く。
少し前の・・
あの時の事を思い出して、頬は赤くなり軽い痺れのようなものを感じている。
海賊に攫われて、献上された奴隷 ハーレムの中での暮らし
言葉も宗教も慣習も違うオスマン帝国
遠い異国の暮らしには慣れてはきたものの
時に もう戻れないはずの懐かしい故郷や近親者たちへの思慕の想いが募る。
しかも、エーメは現皇帝との一夜を迎えなくてはいけない身
宮殿の庭園で そっとため息をつき、微かに流れる涙をふくエーメ
「・・君が好きだ」セレム皇子の言葉 あの時の言葉
宮廷という権力闘争の中で
彼の為にも
自分だけでなく、皇帝に一夜を捧げ、愛されなくてはいけないのに・・
触れ合うかどうか寸前の唇
「セレム皇子さま」エーメは小声で呟く。
少し前の・・
あの時の事を思い出して、頬は赤くなり軽い痺れのようなものを感じている。
海賊に攫われて、献上された奴隷 ハーレムの中での暮らし
言葉も宗教も慣習も違うオスマン帝国
遠い異国の暮らしには慣れてはきたものの
時に もう戻れないはずの懐かしい故郷や近親者たちへの思慕の想いが募る。
しかも、エーメは現皇帝との一夜を迎えなくてはいけない身
宮殿の庭園で そっとため息をつき、微かに流れる涙をふくエーメ
「・・君が好きだ」セレム皇子の言葉 あの時の言葉
宮廷という権力闘争の中で
彼の為にも
自分だけでなく、皇帝に一夜を捧げ、愛されなくてはいけないのに・・
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