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エーメと浚った海賊の頭
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海賊船 海賊達に浚われた哀れな者達
「では身代金に 奴隷として販売用か・・くくっ」「ちょっと味見・・おや?」
海賊の頭《かしら》が一人の震える少女を見つめる
ぐいと手首を引っ張られて悲鳴を上げる金髪の少女
「い、いや‥」泣きそうな震える声で小さく呟く
じっとその美しい美貌に目が離せない 波打つ金の髪
白磁の艶めいた美しい肌に青の瞳 蕾の薄紅色か白の薔薇のような少女
精巧な芸術品 声も出ずに息を飲む
整った何処か儚げな印象を持つ天使 そんな表現が良く似合う
「これは美しい‥スルタン様に献上‥いや、待てそうだな」
「大変、高貴な宝物だ」感動したような ほれぼれとして見つめて大笑いをする。
「では身代金に 奴隷として販売用か・・くくっ」「ちょっと味見・・おや?」
海賊の頭《かしら》が一人の震える少女を見つめる
ぐいと手首を引っ張られて悲鳴を上げる金髪の少女
「い、いや‥」泣きそうな震える声で小さく呟く
じっとその美しい美貌に目が離せない 波打つ金の髪
白磁の艶めいた美しい肌に青の瞳 蕾の薄紅色か白の薔薇のような少女
精巧な芸術品 声も出ずに息を飲む
整った何処か儚げな印象を持つ天使 そんな表現が良く似合う
「これは美しい‥スルタン様に献上‥いや、待てそうだな」
「大変、高貴な宝物だ」感動したような ほれぼれとして見つめて大笑いをする。
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