運命の麗しき皇妃たち・皇帝に愛された妃~薔薇のような美貌の皇妃 エーメとジョゼフーヌ~~【フランス皇帝ナポレオンとオスマン帝国の帝の妻】

のの(まゆたん)

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エーメと浚った海賊の頭

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海賊船 海賊達に浚われた哀れな者達 
「では身代金に 奴隷として販売用か・・くくっ」「ちょっと味見・・おや?」
海賊の頭《かしら》が一人の震える少女を見つめる

ぐいと手首を引っ張られて悲鳴を上げる金髪の少女
「い、いや‥」泣きそうな震える声で小さく呟く

じっとその美しい美貌に目が離せない 波打つ金の髪
白磁の艶めいた美しい肌に青の瞳 蕾の薄紅色か白の薔薇のような少女
精巧な芸術品 声も出ずに息を飲む

整った何処か儚げな印象を持つ天使 そんな表現が良く似合う
「これは美しい‥スルタン様に献上‥いや、待てそうだな」
「大変、高貴な宝物だ」感動したような ほれぼれとして見つめて大笑いをする。

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