柚葉の初恋

のの(まゆたん)

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乗馬 二人の会話

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「夜になる前に宿に帰らないと」青年の声
「そうですねジェローム様」少し甲高い少年の声
馬の上で二人はのんびりと会話をしている。

「シスター・マリアンヌは元気そうでしたねジェローム様」
「ああ、安心した 亡くなった戦友の妹だ 彼女は知らないが‥」

「マリアンヌは笑う表情は兄に面差しがそっくりだ」
異国の青年‥赤みかかった髪のくせ毛のジェローム

緑溢れる風景の中で
木々が葉擦れの音をさやさやと奏でていた。

その中、田舎道をそれぞれ馬に乗り会話する二人
「マリアンヌが修道女の仕事として赴任した仕事先、辺境地の孤児院が
人買いの盗賊たちに襲われて‥」
「偶然ですけど助けられて良かったですねジェローム様」

「また、再会できるとは思わなかったな」軽くため息が一つジェローム

「今回は寄付も奮発出来ましたからジェローム様」長い黒髪の少年
今は丸眼鏡をかけてている。
「ナジム」ジェロームは少年に話しかけた。
「はい、ジェローム様」少年、ナジム

「亡くなった彼のおかげで俺は命拾いした 
もっと奮発出来るように頑張らないと‥ナジム」


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