月夜の華

のの(まゆたん)

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公子 龍鳳公子の部屋の会話

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玉環の琴の音が公子 王子の部屋にまで響いている

覗き見ると 侍妾の月花の姿が見える
庭先で 玉環の為に花を摘んでいる 部屋に飾る為のもの


「玉環王女 公君さまのご機嫌は良さそうだな
もうすぐ 私の義理の母君さまか」

10代後半の少年が笑う

「王子 龍鳳公子さま」同じくらいの少年 彼の御付きの者

「・・侍妾のあの少女も やがては父王の御手付きになるのか」

「とても気に入っておられるようですね」

「ふ・・さてね」


「そんなに気に入っておられるなら
王様に譲って頂けるように お願いしてみては?

王様も嫌とは言われないと思います」


「・・・・・・」


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