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邂逅 吟遊詩人とヴァレッタ騎士

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「運命が廻り始める」
「ロドス島でもリラダン団長は元からあった城塞を強固なものに」

「騎士団がロドス島を追われ、今度は このマルタ島に城塞と 島での生活基盤
マルタ(モルタ)すべての生きる場を作り上げるリラダン団長 土台を造り それから・・」

「戦うのは・・リラダン団長でなく 
リラダン団長と同じフランス、南欧から来た騎士さま」

「ヴァレッタ騎士さま・・」独り言のように呟く

シオンが立ち去ろうとした時だった

「お前、あの時の・・魔物」ヴァレッタ騎士が現れた

「はい、ヴァレッタ騎士さま 覚えておいででしたか?」
「・・魔物というより怪物だったか」

くすくすっと笑うシオン
「やだな ちょっと酷いですよ ふふっ」
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