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リラダンの呟き

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「では、また」にこやかに果実やパンに金貨をもらって
姿を消す魔物 あるいは吟遊詩人のシオン

「本当に嬉しそうな笑みだったな やれやれ」リラダンは呟く

苦笑した後 あの吟遊詩人の少年との出会いを思い出す
激戦となったロドス島の攻防戦、ほんの少し あの魔物は騎士団の味方をした

何故だと 一度、問うと・・
昔 騎士団に救われて・・とだけ彼は言った
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