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吟遊詩人との会話

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「・・間もなく 知らせが来るでしょうね」
吟遊詩人の少年はリダラン総長に告げた

「それは そなたの未来視か? シオン」問い返す

「そう・・ですよ ふふ」微笑する吟遊詩人

「ただ・・」「ただ?」

「以前の本拠地の島
豊穣と薔薇が薫るエーゲ海の島 薔薇のロドス島よりは
気候は過酷かも知れないですが・・」

「・・・・・・」

「ロドス島は 七不思議の一つ 巨大な彫像が炎を掲げ
灯台のように輝き 夜の中で船は 炎の輝きを頼りに航海を続けていた」
吟遊詩人の少年シオンが謡うように話した

「今も古代の時代 遺物の美しい彫像も時折 発見されている」

「沢山の産物にも恵まれ 美しい場所でしたね」「ああ、そうだ」

「場所は?」リダランが尋ねる

「北アフリカとイタリアの間にある島・・
古代フェニキア人の足跡もありますよ・・・ふふ」

「受けるかどうかは 貴方達次第ですけどね」

「エルサレム(シオンの地)を去った騎士団には・・あ」

「どうした?」
「どなたか 来られるようです では僕はこれで また」

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