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北から来た商人
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積もった雪をみながら 香辛料入りのホットワインを片手に
アジェンダは笑う
「もうすぐ雪の季節も終わりだな」
「春には黒の王宮に戻れる」アジェンダ
「そうですね」ヴエントレ
「白の軍団の来襲も多かった 災害も・・」
「白の王都の治安がまとまったのはヴエントレの手柄でもある」
「アジェ様 リュース公としての役割を果たしただけです
それに私は 元は白の王族ですから」
「・・感謝している」「はい」
「災害の件は アリシア姫とサリューンの予知通りだったな」
「御蔭で対応は出来たが
それでも全てはカバー出来なかったが仕方あるまい」
「有難う」
「いえ、そんな」赤くなるアリシア「お褒めの言葉恐縮です」サリューン
「白の軍勢は 前回は千人程 大穴に落して
焼き殺したから また恨みを買っただろうな」
「その前は 数百人を追い詰めて谷から突き落として
魔法で切り刻んだ 残りは焼き殺した」
「・・・投降すれば 指揮官以外は命を助けたのに」
「・・戦乱の時代ですから アジェンダ様」
「見慣れない赤い髪の者達も多かったのが気になる」
「そうですね」
「・・・凍死しそうな者達を神殿に避難させ
助けて回ったが それでも手が足りなかった
山崩れの被害もどちらの国でも 多かった」
「山崩れの救助や物資の運び込みは アシャ達や皆の御蔭だな」
「思った以上に大変でしたね」
「お食事の支度が出来ました」サラこと髪の短いアーシュ
「おお、そうか」
「北から来た商人が面会を求めてます
金などの鉱石を多数持参して おります」
「ふむ 通せ」
あさ黒い肌の青年 それに金の髪の少し尖った耳の青年の二人組
ゆっくりと入って来る
「・・・アジェンダ様の治世?アーシュ様の時代より
3百年前のはずだよね かなり時代を遡ってる」
「そうだな」「青年の姿のアジェンダ様に奥方か・・」
「会えるのが楽しみかも」
「!!!」「え?」「あああ!!!」
「何でえええ??」
「あ・・ファリにレーヴ」サリューン
「あ・・ファリ・・レーヴ」サラ
物陰から見てたアラシャ達 黒猫二人組
「なるほど・・巨人族の進化の原医ね」アラシャ
「・・ファリ達に事情を話して
余計な事を言わないようにしないとね・・」アシャ
アジェンダは笑う
「もうすぐ雪の季節も終わりだな」
「春には黒の王宮に戻れる」アジェンダ
「そうですね」ヴエントレ
「白の軍団の来襲も多かった 災害も・・」
「白の王都の治安がまとまったのはヴエントレの手柄でもある」
「アジェ様 リュース公としての役割を果たしただけです
それに私は 元は白の王族ですから」
「・・感謝している」「はい」
「災害の件は アリシア姫とサリューンの予知通りだったな」
「御蔭で対応は出来たが
それでも全てはカバー出来なかったが仕方あるまい」
「有難う」
「いえ、そんな」赤くなるアリシア「お褒めの言葉恐縮です」サリューン
「白の軍勢は 前回は千人程 大穴に落して
焼き殺したから また恨みを買っただろうな」
「その前は 数百人を追い詰めて谷から突き落として
魔法で切り刻んだ 残りは焼き殺した」
「・・・投降すれば 指揮官以外は命を助けたのに」
「・・戦乱の時代ですから アジェンダ様」
「見慣れない赤い髪の者達も多かったのが気になる」
「そうですね」
「・・・凍死しそうな者達を神殿に避難させ
助けて回ったが それでも手が足りなかった
山崩れの被害もどちらの国でも 多かった」
「山崩れの救助や物資の運び込みは アシャ達や皆の御蔭だな」
「思った以上に大変でしたね」
「お食事の支度が出来ました」サラこと髪の短いアーシュ
「おお、そうか」
「北から来た商人が面会を求めてます
金などの鉱石を多数持参して おります」
「ふむ 通せ」
あさ黒い肌の青年 それに金の髪の少し尖った耳の青年の二人組
ゆっくりと入って来る
「・・・アジェンダ様の治世?アーシュ様の時代より
3百年前のはずだよね かなり時代を遡ってる」
「そうだな」「青年の姿のアジェンダ様に奥方か・・」
「会えるのが楽しみかも」
「!!!」「え?」「あああ!!!」
「何でえええ??」
「あ・・ファリにレーヴ」サリューン
「あ・・ファリ・・レーヴ」サラ
物陰から見てたアラシャ達 黒猫二人組
「なるほど・・巨人族の進化の原医ね」アラシャ
「・・ファリ達に事情を話して
余計な事を言わないようにしないとね・・」アシャ
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