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ほくそ笑むアラシャ
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「いいから 離せアラシャ」
サリューンことアーシュはアラシャの腕の中で
暴れようとする
「だめですうう 怪我してるでしょ!全く うふふ」
「あの・・どなたですか?」怖る怖る竜人の子供 小さな守護者が問いかける
黒き魔力 アシャと同じ力を感じ取る
「うふふ サラ様・・」笑いながら問いかけるアラシャ
「ああ 話せる事は大体話した・・禁止事項は分かってるだろう
アラシャ・・」
「ん~了解です 僕はアラシャ ちょっと違うけど
アシャ叔母様の姉の子だよ もう一人の暗黒の力の持ち主
正確には アシャ様はサラ様に属しているけど
僕はサリューン様の側に属してるよ・・そしてアジェンダ様より先に
サリューン様とね・・うふふ」
「え・・?」竜人の子供はきょとんとしてる 二人の竜人は察して固い表情である
「まあ そういう事 じゃあサラ様 僕はサリューン様を
お部屋に運んで治癒しますから 後はよろしくです くすっ」
「・・・おろしてくれアラシャ」サリューン
「だめですうう」アラシャ 二人が立ち去る
「やれやれ・・・後のフオローもだな・・全く」サラこと髪の短いアーシュ
「もう少し詳しくご説明をお願い出来ますか サラ様」
怖い顔で もう一人のサラ達の大人の竜人が問いかける
「・・・サーリュン様はアジェンダ様の大事な方なのですが・・・」
アジェンダの守護者アギトも同じである
口元を歪めつつ そっと言う
「想像の通りだ・・二人の付き合いはアジェンダ王様より長いし
アラシャは何度もサリューンを助けてる
ずっとアラシャが‥というのもあるが
それにアラシャはサリューンに反応してるのもある
まあ・・猫だから・・・これ以上は また改めて別の処で頼む・・
・・・転生した 病持ちのアーシュの面倒を見てるのもアラシャだ
彼なしでは 出来ない事だ
・・・それに すでにアジェンダ王様はアラシャとの事は知ってる」
ため息交じりにサラことアーシュ
視線をそっと竜人の子供に向けてから
二人の竜人を見る
納得して頷く竜人達
そして・・・
サリューンの部屋の中で くすくすと笑いながらアラシャが言う
「・・アーシュ様 愛されて とても綺麗になってますよ うふふ
それに 本当の発情期 すごく良い匂いがします とろけそう・・」
「夢中になる良い香りは いつもしてたけど・・凄くいい うふふ」
アラシャは自分の尻尾をパタパタさせてから 耳元をくすぐる
「こ・・こら!」慌てて赤くなる
「・・・今晩はアジェンダ様もアリシア姫様もみんな ぐっすりお休み
魔法と薬ですか?}
プイと横を向くサリューン
「竜人達と話し合いが長くなりそうだったから 仕方ないだろう?」
「・・・頂いていいですか?うふふ」
「・・・起きたら どうする気だ?アラシャ」
「長い間 ご無沙汰で こんな美味しそうな いい香りまでさせて
ちょっとあんまりですよ」
「・・・せめて 別の場所にしてくれ それから跡をつけないでくれるか?」
ため息をつきながら言う
「はいはい・・おや 震えてますね 怖いですか?」
「・・・また お前は俺をわざと乱暴に好きに扱うから」
「発情期のアジェンダ様だって同じでしょう?」
「・・・僕のアーシュ様をアジェンダ様は愛してるみたいだけど
それはアリシア姫の次・・
元は身代わりだった わかってるでしょう?アーシュ様」
「・・・・アジェンダ様は天界で 僕のアーシュ様との事を
全て 忘れてしまいますよ
僕はアーシュ様を離さないから・・くすくすっ」
「・・・幾らでも 虐めてあげますよ・・
震えて泣いてる僕のアーシュ様の姿は とても綺麗だから 大好き・・」
笑いながら キスをするアラシャ
「・・・・・」
「・・・・赤ん坊の頃のアラシャを覚えてる 幼い頃も・・・
残酷で冷酷な王であった父親の血だな
優しい母親のナジュは天使のような人だった」
「・・少しは優しくしてあげますって
シューツオンから助けた時とか 心底 僕を見てホッとしてたでしょう」
「それに もし アジェンダ様が僕のアーシュ様の事を思い出しても
正気を失った状態のアーシュ様の面倒をみれるのは
天界では リアン様達か 現世では 僕くらいですけど
アジェンダ様に 壊れたアーシュ様のお世話はちょっと無理ですよ」
「・・・・・」
「・・・してもらいたい? 慣れた人じゃなきゃ 無理ですからね
アジェンダ様と深い関係になって
アーシュ様としては
あの状態を見せて 平気?
案外 見栄っ張りで、プライドの高い僕のアーシュ様 うふふ」
「・・・・呪いの入れ墨は消えない だからテイ様同様 病は癒せない」
「・・・・・・」
「まあいいか じゃあ 隠れ家の時空の隙間に行きましょうね」
「・・うふ 楽しませてください」
深いため息と浮かんだ涙を気づかれぬように
そっとサリューンことアーシュは拭う
二人の姿が 跡形もなく消え去る
「もうアラシャたら 悪い子よね・・
まあ いいか ご褒美がないと爆発されても困るし
とは言うものの もう一人のアーシュ様も心配だわ ふう」
アシャは物陰から見ていて 呟いた
「・・・あいつは~~~~」サラことアーシュも来て
ふるふると怒ってるようだった
「・・・・ええっと」アシャがアーシュの傍に来て何か言いたげ
「・・・・・」思わず沈黙する二人
髪の短いアーシュことサラの方はジト目になってる
サリューンことアーシュはアラシャの腕の中で
暴れようとする
「だめですうう 怪我してるでしょ!全く うふふ」
「あの・・どなたですか?」怖る怖る竜人の子供 小さな守護者が問いかける
黒き魔力 アシャと同じ力を感じ取る
「うふふ サラ様・・」笑いながら問いかけるアラシャ
「ああ 話せる事は大体話した・・禁止事項は分かってるだろう
アラシャ・・」
「ん~了解です 僕はアラシャ ちょっと違うけど
アシャ叔母様の姉の子だよ もう一人の暗黒の力の持ち主
正確には アシャ様はサラ様に属しているけど
僕はサリューン様の側に属してるよ・・そしてアジェンダ様より先に
サリューン様とね・・うふふ」
「え・・?」竜人の子供はきょとんとしてる 二人の竜人は察して固い表情である
「まあ そういう事 じゃあサラ様 僕はサリューン様を
お部屋に運んで治癒しますから 後はよろしくです くすっ」
「・・・おろしてくれアラシャ」サリューン
「だめですうう」アラシャ 二人が立ち去る
「やれやれ・・・後のフオローもだな・・全く」サラこと髪の短いアーシュ
「もう少し詳しくご説明をお願い出来ますか サラ様」
怖い顔で もう一人のサラ達の大人の竜人が問いかける
「・・・サーリュン様はアジェンダ様の大事な方なのですが・・・」
アジェンダの守護者アギトも同じである
口元を歪めつつ そっと言う
「想像の通りだ・・二人の付き合いはアジェンダ王様より長いし
アラシャは何度もサリューンを助けてる
ずっとアラシャが‥というのもあるが
それにアラシャはサリューンに反応してるのもある
まあ・・猫だから・・・これ以上は また改めて別の処で頼む・・
・・・転生した 病持ちのアーシュの面倒を見てるのもアラシャだ
彼なしでは 出来ない事だ
・・・それに すでにアジェンダ王様はアラシャとの事は知ってる」
ため息交じりにサラことアーシュ
視線をそっと竜人の子供に向けてから
二人の竜人を見る
納得して頷く竜人達
そして・・・
サリューンの部屋の中で くすくすと笑いながらアラシャが言う
「・・アーシュ様 愛されて とても綺麗になってますよ うふふ
それに 本当の発情期 すごく良い匂いがします とろけそう・・」
「夢中になる良い香りは いつもしてたけど・・凄くいい うふふ」
アラシャは自分の尻尾をパタパタさせてから 耳元をくすぐる
「こ・・こら!」慌てて赤くなる
「・・・今晩はアジェンダ様もアリシア姫様もみんな ぐっすりお休み
魔法と薬ですか?}
プイと横を向くサリューン
「竜人達と話し合いが長くなりそうだったから 仕方ないだろう?」
「・・・頂いていいですか?うふふ」
「・・・起きたら どうする気だ?アラシャ」
「長い間 ご無沙汰で こんな美味しそうな いい香りまでさせて
ちょっとあんまりですよ」
「・・・せめて 別の場所にしてくれ それから跡をつけないでくれるか?」
ため息をつきながら言う
「はいはい・・おや 震えてますね 怖いですか?」
「・・・また お前は俺をわざと乱暴に好きに扱うから」
「発情期のアジェンダ様だって同じでしょう?」
「・・・僕のアーシュ様をアジェンダ様は愛してるみたいだけど
それはアリシア姫の次・・
元は身代わりだった わかってるでしょう?アーシュ様」
「・・・・アジェンダ様は天界で 僕のアーシュ様との事を
全て 忘れてしまいますよ
僕はアーシュ様を離さないから・・くすくすっ」
「・・・幾らでも 虐めてあげますよ・・
震えて泣いてる僕のアーシュ様の姿は とても綺麗だから 大好き・・」
笑いながら キスをするアラシャ
「・・・・・」
「・・・・赤ん坊の頃のアラシャを覚えてる 幼い頃も・・・
残酷で冷酷な王であった父親の血だな
優しい母親のナジュは天使のような人だった」
「・・少しは優しくしてあげますって
シューツオンから助けた時とか 心底 僕を見てホッとしてたでしょう」
「それに もし アジェンダ様が僕のアーシュ様の事を思い出しても
正気を失った状態のアーシュ様の面倒をみれるのは
天界では リアン様達か 現世では 僕くらいですけど
アジェンダ様に 壊れたアーシュ様のお世話はちょっと無理ですよ」
「・・・・・」
「・・・してもらいたい? 慣れた人じゃなきゃ 無理ですからね
アジェンダ様と深い関係になって
アーシュ様としては
あの状態を見せて 平気?
案外 見栄っ張りで、プライドの高い僕のアーシュ様 うふふ」
「・・・・呪いの入れ墨は消えない だからテイ様同様 病は癒せない」
「・・・・・・」
「まあいいか じゃあ 隠れ家の時空の隙間に行きましょうね」
「・・うふ 楽しませてください」
深いため息と浮かんだ涙を気づかれぬように
そっとサリューンことアーシュは拭う
二人の姿が 跡形もなく消え去る
「もうアラシャたら 悪い子よね・・
まあ いいか ご褒美がないと爆発されても困るし
とは言うものの もう一人のアーシュ様も心配だわ ふう」
アシャは物陰から見ていて 呟いた
「・・・あいつは~~~~」サラことアーシュも来て
ふるふると怒ってるようだった
「・・・・ええっと」アシャがアーシュの傍に来て何か言いたげ
「・・・・・」思わず沈黙する二人
髪の短いアーシュことサラの方はジト目になってる
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