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飛び交うケーキに呪われた?

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街の一角で大騒ぎになっていると聞きつけて、他のにやんこな人達(猫な亜人)が
沢山、集まって来たりする
「きゃああんんニャン」「美味しいい」嬉しそうな悲鳴 
しかし、顔面にはチョコパイやら白いクリームケーキやら
桃のタルトやらが命中したりしているのですが‥

ドギューンン!バシッ!
顔にぶっかりクリームまみれの顔を自分の舌で舐めつつ
白地に茶色と黒のブチ猫耳と尻尾の男の子と女の子はそれは幸せそう 

猫耳と尻尾が気持ちを現わしてそれはパタパタしていたのだった。
本当に良いのだろうか?

ああ、空中で飛び去って行くもの、あれは林檎のタルトタタン、なんて美味しそう

ああ、あれは苺がのったチョコケーキに
ミルクで出来た果実のババロアケーキが飛んでゆく

街での騒動、騒ぎを聞きつけて集まる猫たちの中に二人の子供の猫がいたのだった。

二人は街、淡いレンガや可愛い家並みなどが並んでいる街の中を走っていた
「またアシャかも また僕の妹アシャアシャが騒動を・・ああ、どうしよう」
ちょっと黒猫耳が垂れて、不安な気持ち、様子を現わしている
黒猫美人な子供の猫‥いや、猫な人 アシャの兄、姉かも?
年齢は13歳前後か

「確かにアシャかも 元気出してナジュナジュ」リア
魔法使いの弟子でナジュナジュ達の幼馴染でもあるリア 
リアの淡い薄茶、金に近い髪に 彼の薄茶のキジトラ猫耳に尻尾が揺れる
なお、魔法使いの先生はアリステアという

「リア、今日は大事なものをアリステア先生に頼まれて 神殿に納めに
行くでしょう?いいの?」黒猫美人なナジュナジュがリアに問いかけた。

「ん、本当は神殿に納めにいかなきゃいけないけど、アリステア師匠には
アシャアシャの世話を頼まれているから‥僕にとって妹弟子でもあるので」リア

だが、先に神殿に納めに行くか何処かに保管しておくべきだったのだったのだ
預かったものは・・古代の時代から伝わる呪われた品物‥。

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