64 / 80
5/A Word to You.
5-8
しおりを挟む
◇
「今日は部活、行けない」
屋上から立ち去るとき、俺は伊万里にそう言った。
チャイムは既に鳴っている。ひたすら馬鹿みたいに笑いあった後、適当なことを話していた。
天体観測に向けて俺たちがやるべきことだったり、昨日の休みの間の話だったり、俺が愛莉と復縁したことだったり、他愛のないことを話してみた。
久々の居心地のいい空気を伊万里との間に感じた。だからこそ、チャイムが鳴るまで彼女の時間を奪っていることに気づかなかった。
「何か予定でもあるんです……、あるの?」
「まあ、そんなところだな」
ほぇー、と彼女は適当な返事をした。そこまで興味のない話題だったのだろう。別に触れられたいわけではないから、それでいいと思う。
「すまないな、食べる時間だったのに」
「別に、大丈夫ですよ。そんなにお腹もすいていませんし」
「……」
一昨日の食事の量を作るやつが、本当に腹を空かせていないのか疑問だったけれど、女子にそれを聞くのは憚った。深く突っ込むことでもない。
屋上から抜け出して、そうして特別教室棟と普通教室棟の分かれ目。
「それじゃあ、俺は教室に帰るわ」
「私は花ちゃんを物理室に残してるので、いったん戻りますね」
それじゃ、と互いに交し合って、そうして反対方向を見定める。どこかで見たことのあるような絵面であった。
さよならしか言えない俺たちは、きっとそれ以上の言葉を必要とはしなかった。
◆
思索、思索、思索。時間の限りがある限り思索を繰り返し続ける。授業の内容は頭の中には入ってこない。放課後にやるべきことが頭の中に過って仕方がない。
やるべきこと、したいこと。
一つは解決した。伊万里のことは、何とかなったはずだ。
彼女との間に、今はぎこちない空気は流れていない……、と思う。先ほどはただ確かに楽しい空気だけが蟠っていたけれど、それが錯覚でないことを今は祈るだけ。
彼女との間には、今は酸素が残っている。心地のいい空気が残っている。だから、今はそれでいい。それが俺の望んだ関係だ。
あとは皐のことだけ。皐のことだけだ。
彼女に対して、どんな言葉を吐けばいいのか、今のうちに考えておかなければならない。
言葉を用意しなければ、どれだけ今の俺の状態が良くても、彼女に向き合える顔がないような気がする。
罪の清算とは、その場しのぎで行われるものではないはずだ。過去から、その罪を犯したその時から考えなければいけない。自罰感情を思っていなければいけない。そうすることでしか、真の償いとはできないはずだ。
俺はずっと考えていた。皐に対して、彼女に対して、どんな言葉を、顔を向ければいいのかを。でも、未だにその答えについては見つかることはなくて、今日に至るまで彼女に明示できるすべてを持ち合わせていない。
でも、今日じゃなければいけない。今日じゃなければ、俺は彼女と言葉を交わすことはできないはずだ。
俺は愛莉に背中を押されている。背中を押されている。愛莉がいなければ、俺はここに来ることさえできなかったはずだ。体調不良を言い訳に、適当にサボっていた日々が続いていたかもしれない。
俺は、愛莉に報いなければいけない。報いなければ、そうして俺は前に進むことはできなかったのだから、そうするしかないのだ。
考えろ、考えろ、考えろ。
愛莉に報いるために、皐に対して吐く言葉を自分の中で用意しろ。
そのために、今は時間を思索に費やす。
思索にだけ、俺は時間を尽くす。
◇
放課後を知らせるチャイムが鳴る前に、帰りのホームルームは終わりを告げた。
教室内の全員が夏の季節に茹だりながら、煙たい顔や涼しい顔やら浮かべている間、俺の中の思考は皐だけに染まっている。
皐だけではない、愛莉のことも。
伊万里には、今日は参加しないことをきちんと伝えた。これ以上に学校に残る理由はもう存在しない。
それでも、俺は足を屋上に向ける。
なにか、けじめをつけなければいけないような気がしたから。
◇
「久しぶりじゃないか」
ルトは屋上で俺を待っていたように、煙草を吸っている。それ以外には誰もいない。夕焼けの時間が近いはずなのに、そこにはオレンジ色は存在しない。ただ高いだけの日差しが俺たちを射している。
「久しぶりです、ルト先輩」
俺がそう言うと、それを合図にしたかのように、ルトは煙草を消した。手元から落とした吸い尽くされた煙草は、煙を上げながら、屋上の床に落ちていく。それを慣れたように上靴で踏みつぶしながら、足を俺に向ける。顔が俺と対面した。
「なんか、覚悟が決まっているような表情だな」
ルトは俺の顔を見て、はは、と嘲るように笑った。俺の顔は彼にはそう見えているらしい。
確かに、そうかもしれない。俺はけじめをつけるために屋上に昇った。
何に対してのけじめなのかは、俺自身で把握していない。でも、屋上に昇れば、それが分かるような気がしたから、俺は今、ここにいる。
そうして対面するルトの顔。
偉ぶったような表情、生徒会長の尊厳を思い出させるような重い雰囲気、それでいて秩序を乱すような煙の臭い。存在全てが矛盾しているように思えて、それでいて正しいようにも思える。
ルトという存在は、人間性そのものだ。
正しくあり、正しくない。
重苦しさがあり、軽薄さがある。
そのどれもが、裏も表もないような人間性を飾っている。飾っているような気がする。
俺は、彼にならなければいけない。
一側面だけを担ぐのではなく、そのすべてで振舞えるような人間に。
正しさだけを背負うのではなく、正しくないことも背負えるような人間に。
「それで? なんの用だよ」
ルトは飄々とした態度を崩さないままに俺の方を見つめる。
その目はじっと俺の目を見据えている。風が吹いていても、彼の爽やかな声音は俺の耳に届いて仕方がない。かき消されることはない。
すう、と息を吐く。
こんなことで、彼になれるわけではないけれど。でも、ここから始めるのが、俺にはちょうどいい。
「──煙草、分けてください」
「今日は部活、行けない」
屋上から立ち去るとき、俺は伊万里にそう言った。
チャイムは既に鳴っている。ひたすら馬鹿みたいに笑いあった後、適当なことを話していた。
天体観測に向けて俺たちがやるべきことだったり、昨日の休みの間の話だったり、俺が愛莉と復縁したことだったり、他愛のないことを話してみた。
久々の居心地のいい空気を伊万里との間に感じた。だからこそ、チャイムが鳴るまで彼女の時間を奪っていることに気づかなかった。
「何か予定でもあるんです……、あるの?」
「まあ、そんなところだな」
ほぇー、と彼女は適当な返事をした。そこまで興味のない話題だったのだろう。別に触れられたいわけではないから、それでいいと思う。
「すまないな、食べる時間だったのに」
「別に、大丈夫ですよ。そんなにお腹もすいていませんし」
「……」
一昨日の食事の量を作るやつが、本当に腹を空かせていないのか疑問だったけれど、女子にそれを聞くのは憚った。深く突っ込むことでもない。
屋上から抜け出して、そうして特別教室棟と普通教室棟の分かれ目。
「それじゃあ、俺は教室に帰るわ」
「私は花ちゃんを物理室に残してるので、いったん戻りますね」
それじゃ、と互いに交し合って、そうして反対方向を見定める。どこかで見たことのあるような絵面であった。
さよならしか言えない俺たちは、きっとそれ以上の言葉を必要とはしなかった。
◆
思索、思索、思索。時間の限りがある限り思索を繰り返し続ける。授業の内容は頭の中には入ってこない。放課後にやるべきことが頭の中に過って仕方がない。
やるべきこと、したいこと。
一つは解決した。伊万里のことは、何とかなったはずだ。
彼女との間に、今はぎこちない空気は流れていない……、と思う。先ほどはただ確かに楽しい空気だけが蟠っていたけれど、それが錯覚でないことを今は祈るだけ。
彼女との間には、今は酸素が残っている。心地のいい空気が残っている。だから、今はそれでいい。それが俺の望んだ関係だ。
あとは皐のことだけ。皐のことだけだ。
彼女に対して、どんな言葉を吐けばいいのか、今のうちに考えておかなければならない。
言葉を用意しなければ、どれだけ今の俺の状態が良くても、彼女に向き合える顔がないような気がする。
罪の清算とは、その場しのぎで行われるものではないはずだ。過去から、その罪を犯したその時から考えなければいけない。自罰感情を思っていなければいけない。そうすることでしか、真の償いとはできないはずだ。
俺はずっと考えていた。皐に対して、彼女に対して、どんな言葉を、顔を向ければいいのかを。でも、未だにその答えについては見つかることはなくて、今日に至るまで彼女に明示できるすべてを持ち合わせていない。
でも、今日じゃなければいけない。今日じゃなければ、俺は彼女と言葉を交わすことはできないはずだ。
俺は愛莉に背中を押されている。背中を押されている。愛莉がいなければ、俺はここに来ることさえできなかったはずだ。体調不良を言い訳に、適当にサボっていた日々が続いていたかもしれない。
俺は、愛莉に報いなければいけない。報いなければ、そうして俺は前に進むことはできなかったのだから、そうするしかないのだ。
考えろ、考えろ、考えろ。
愛莉に報いるために、皐に対して吐く言葉を自分の中で用意しろ。
そのために、今は時間を思索に費やす。
思索にだけ、俺は時間を尽くす。
◇
放課後を知らせるチャイムが鳴る前に、帰りのホームルームは終わりを告げた。
教室内の全員が夏の季節に茹だりながら、煙たい顔や涼しい顔やら浮かべている間、俺の中の思考は皐だけに染まっている。
皐だけではない、愛莉のことも。
伊万里には、今日は参加しないことをきちんと伝えた。これ以上に学校に残る理由はもう存在しない。
それでも、俺は足を屋上に向ける。
なにか、けじめをつけなければいけないような気がしたから。
◇
「久しぶりじゃないか」
ルトは屋上で俺を待っていたように、煙草を吸っている。それ以外には誰もいない。夕焼けの時間が近いはずなのに、そこにはオレンジ色は存在しない。ただ高いだけの日差しが俺たちを射している。
「久しぶりです、ルト先輩」
俺がそう言うと、それを合図にしたかのように、ルトは煙草を消した。手元から落とした吸い尽くされた煙草は、煙を上げながら、屋上の床に落ちていく。それを慣れたように上靴で踏みつぶしながら、足を俺に向ける。顔が俺と対面した。
「なんか、覚悟が決まっているような表情だな」
ルトは俺の顔を見て、はは、と嘲るように笑った。俺の顔は彼にはそう見えているらしい。
確かに、そうかもしれない。俺はけじめをつけるために屋上に昇った。
何に対してのけじめなのかは、俺自身で把握していない。でも、屋上に昇れば、それが分かるような気がしたから、俺は今、ここにいる。
そうして対面するルトの顔。
偉ぶったような表情、生徒会長の尊厳を思い出させるような重い雰囲気、それでいて秩序を乱すような煙の臭い。存在全てが矛盾しているように思えて、それでいて正しいようにも思える。
ルトという存在は、人間性そのものだ。
正しくあり、正しくない。
重苦しさがあり、軽薄さがある。
そのどれもが、裏も表もないような人間性を飾っている。飾っているような気がする。
俺は、彼にならなければいけない。
一側面だけを担ぐのではなく、そのすべてで振舞えるような人間に。
正しさだけを背負うのではなく、正しくないことも背負えるような人間に。
「それで? なんの用だよ」
ルトは飄々とした態度を崩さないままに俺の方を見つめる。
その目はじっと俺の目を見据えている。風が吹いていても、彼の爽やかな声音は俺の耳に届いて仕方がない。かき消されることはない。
すう、と息を吐く。
こんなことで、彼になれるわけではないけれど。でも、ここから始めるのが、俺にはちょうどいい。
「──煙草、分けてください」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる