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3. 繋がりたい
2.
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ジョンストン夫妻に続いて、兄であるアイザックのエスコートで国王一家への拝謁を行なったミレイユは、いつもの様子とは打って変わって淑女そのものだった。拝謁を終えて下がる寸前、アメリアの背後に控えていたシエナ達に目配せをした時にはいつもの調子だったが。
舞踏会ではまず最初に、その場に居る最も高位の人間──王宮主催であるなら国王夫妻だ──が踊りを披露し、その後は各自がめいめいに踊るという流れになっている。だがその年にデビューする令嬢、デビュタントの御披露目を兼ねる今夜だけは、国王夫妻の踊りに続いてデビュタント達だけの曲が流れる。
シエナはセシリアと顔を見合わせてこっそりと微笑み合った。
アイザックと踊るミレイユは可憐だった。女性をリードするのに慣れたアイザックはその容姿のお陰で青年達の中では際立っていたし、ミレイユ自身も伯爵令嬢として充分に教養を身に付けている。ダンスをこなす姿は身贔屓を抜きにしても洗練されていたし、何より純白のサテン地のドレスを胸元から裾まで覆うように二重に重ねられているレースの、見事としか言い様のない蔓薔薇模様が彼女の可憐な雰囲気を引き立てて息を呑むほどだった。
デビュタントの踊りが終わって、広間がさざめきを取り戻す。
「ねぇ、2人とも、どうだった?ちゃんと出来てたでしょ?」
軽やかなワルツが流れ、人々が広間の中ほどに出ていく。それをかいくぐってミレイユとアイザックがシエナ達のいる壁際へとやって来た。ミレイユの声は弾んでいる。きっと彼女なりに緊張していたのだろう。その顔には、漸く大仕事を終えたとでも言うような安堵が宿っていた。
アイザックがセシリアの手を取って唇を寄せる。シエナにも同様の挨拶をすると、砕けた口調で妹を窘めた。
「どこがちゃんと出来てた、だ?俺の足を踏んづけそうになってなかったか?」
「あれは兄様が悪いのよ!私は背が低いんだからちゃんと考えてくれないと!」
「拝謁はきちんと出来ていたわよ。アメリア様も誇らしげに見ておられたわ」
ともすれば軽く言い合いになりそうな兄妹にセシリアが割って入り、ミレイユを援護した。今日ばかりはセシリアもミレイユに苦言を呈する気はないらしい。途端にミレイユがぱっと顔を輝かせた。
「セシリアさんにそう言って貰えるなんて良かったー!ほんっと心臓がばくばくしてたんだもの」
「ミレイユ可愛い。それにドレスもとっても素敵だわ。きっと此処に居る人が全員、貴女に釘付けだったと思うわよ」
シエナが心からそう思って言うと、アイザックがシエナをほんの軽く睨んで言った。
「シエナもこの子を甘やかしちゃ駄目だよ。夜はまだ長い、これからどんな失敗を犯すかと思うと頭が痛くなる」
「あら兄様。一番の大舞台を乗り切ったんだからもう大丈夫よ!私はこれから殿方と踊るんだからあっちへ行ってて」
「お前が恥を搔かないように気を付けてやった兄に労いの言葉もないのか。他の男と踊るときはもっと足捌きに注意しろよ」
はぁーい、と間延びした返事を返すミレイユを呆れた顔で見遣ってから、アイザックが一転シエナ達2人に甘い表情を向けた。
「宜しければどちらか、私めと踊って頂けないでしょうか?」
戯けたような口調で、眦を下げて言われれば、困惑のあまり思わずセシリアと2人顔を見合わせた。セシリアがふっと笑ってから先に口を開いた。
「シエナ、貴女行ってらっしゃい。彼に栄誉を授けてあげて」
その言い方に同意するようにアイザックが大げさに頷く。その様子はいつかのような真剣さを帯びたものではなく、この場での礼儀の1つだろう。それがわかって少し肩の強張りが抜ける。シエナは微笑みながら差し出された手を取った。
*
「ウォーレンから連絡は来た?」
「いいえ……お姉様には今日までには戻るだろうって聞いてたんですけど」
「そうだったんだ」
ワルツのリズムに合わせてステップを踏みながら、この前のことがあるだけに半ばぎこちない動きになっていたシエナの警戒心を解くように、アイザックが話題にしたのはウォーレンのことだった。
「あいつとは話したんだろう?」
ええ、と頷くと、ならどうして浮かない顔をしているの、と気遣わしげに続けられて、思わずまじまじとアイザックの顔を見返した。
「……わかります?」
「うん、貴女は感情が表に出やすいから」
柔らかく微笑まれれば、シエナも苦笑が漏れた。流石にもう幾人にも同じことを言われれば、もはや自分に呆れるしかなかった。
「てっきり、貴女はもっと喜んでいると思ってた」
「え?」
「それともあいつが帰って来ないから心配で堪らないってところかな?」
「……」
シエナとしては曖昧に微笑むしかなかった。どう返事をして良いかわからずに視線が彷徨う。アイザックが怪訝そうにシエナの反応を見ていたが、幸いにもそれ以上追求されることはなかった。と、不意にしまった、と何かに気付いた風にアイザックが顔を顰めた。何事かとシエナは彼を見上げたが、アイザックが顔を顰めたのは一瞬だけで、すぐに開き直ったような表情になった。
「あいつ、俺に『シエナに話し掛けるな』って言ったんだよ」
「えっ」
「そんなの無理だよね?あいつ横暴だよなあ……」
シエナはアイザックの言葉に青褪めた。胸がずきりと痛む。自分を友人に近付けたくないということだろうか。其処まで嫌われていたとは。やっぱり違った、と思えば一瞬でも勘違いしそうになった自分の愚かさに嫌気が差した。表情を翳らせて目を伏せたシエナの頭上から、狼狽えて上擦った声がした。
「違う違う、何か思い違いしてない?シエナが嫌いなんじゃなくて、むしろその逆だって」
「はい?」
「あいつ、貴女に他の男を近付けたくないんだ。独占欲も行き過ぎるとコワいよね」
「えっと……?」
何のことかわからなくてぽかんと思考が止まってしまったシエナに、アイザックがふっと口の端を上げた。
「まあ、あいつが貴女に執着するの、わかるけどね。なんだか貴女は放って置くと何処かに行ってしまいそうな気がするから」
「?執着なんてされてないですよ」
シエナは笑顔でアイザックの言葉を否定した。いつだって執着していたのは自分の方だと思う。執着というものは、相手を好きだという気持ちが前に立って初めて成り立つものじゃないだろうか。好きだと言われてもいないのにその先など、畏れ多くて想像すら出来ない。
アイザックが何故か嘆かわしいとでも言うようにシエナを見下ろした。やんわりと自分を見詰める瞳が優しかった。
「あー、俺、今からもう一度シエナにアプローチしたいな、駄目?」
「ダメです」
シエナは今度こそくすくすと笑いながら返した。アイザックが情けない顔したが、それが演技だということは察せられた。もしかするとそこにはほんの僅かに本心が含まれていたかもしれない。でもシエナは素知らぬ振りをするだけだった。
*
招待客が帰って行った王宮は静かだ。シエナはすっかり陽の暮れた空を見上げてそっと息を吐いた。使用人用の通用口の扉をそっと閉じると、離宮に向かって帰路を辿る。
セシリアは既にアメリアと共に離宮に下がっていた。静養中なのを押して出席したアメリアは、途中で疲れが滲み始めたため早々に退出したのだった。シエナも共に下がろうとしたのだが、間の悪いことに王妃であるレイラから用事を言付かったため最後まで残ることになったのだった。直接の主人ではなくても、王族からの命令であればシエナに否の言葉など出せるはずもなかった。
煌びやかだったな、と先程までの様子を思い返す。
遠くから見ている分には、華やかで心の浮き立つ場だった。ミレイユは最後まで瞳をうっとりと潤ませてくるくると踊り続けていたし、アイザックもそつのない立ち回りであの甘い笑顔を振り撒いていた。綺麗に着飾った貴婦人達と、スマートな振る舞いで彼女達を楽しませる殿方と。
だけど、それは表面的なものだということも知っている。
あの中にはかつてウォーレンに求婚し、自分に笑顔を見せながらも扇の裏で嘲笑と侮蔑の視線を向けてきた令嬢達の姿もあった。
ぽとり、ぽとり、と足取りが心なしか遅くなる。
何だか疲れたな、と思った。久々の華やかな場所は、何だか色んなことを思い出してしまって、疲れた。
王宮の裏にある庭園の小径へと足を踏み入れる。庭園を突っ切った方が近道なのだ。足元を仄かに照らす洋燈は頼りない。何処からか、ほんの僅かに花の甘やかな香りが漂って来ていた。
少しだけ立ち止まってその香りを胸に吸い込む。明日はお休みを貰おうか──、そんなことを思った時だった。
「シエナ」
低く抑えた声に、辺りの空気が震えた。
舞踏会ではまず最初に、その場に居る最も高位の人間──王宮主催であるなら国王夫妻だ──が踊りを披露し、その後は各自がめいめいに踊るという流れになっている。だがその年にデビューする令嬢、デビュタントの御披露目を兼ねる今夜だけは、国王夫妻の踊りに続いてデビュタント達だけの曲が流れる。
シエナはセシリアと顔を見合わせてこっそりと微笑み合った。
アイザックと踊るミレイユは可憐だった。女性をリードするのに慣れたアイザックはその容姿のお陰で青年達の中では際立っていたし、ミレイユ自身も伯爵令嬢として充分に教養を身に付けている。ダンスをこなす姿は身贔屓を抜きにしても洗練されていたし、何より純白のサテン地のドレスを胸元から裾まで覆うように二重に重ねられているレースの、見事としか言い様のない蔓薔薇模様が彼女の可憐な雰囲気を引き立てて息を呑むほどだった。
デビュタントの踊りが終わって、広間がさざめきを取り戻す。
「ねぇ、2人とも、どうだった?ちゃんと出来てたでしょ?」
軽やかなワルツが流れ、人々が広間の中ほどに出ていく。それをかいくぐってミレイユとアイザックがシエナ達のいる壁際へとやって来た。ミレイユの声は弾んでいる。きっと彼女なりに緊張していたのだろう。その顔には、漸く大仕事を終えたとでも言うような安堵が宿っていた。
アイザックがセシリアの手を取って唇を寄せる。シエナにも同様の挨拶をすると、砕けた口調で妹を窘めた。
「どこがちゃんと出来てた、だ?俺の足を踏んづけそうになってなかったか?」
「あれは兄様が悪いのよ!私は背が低いんだからちゃんと考えてくれないと!」
「拝謁はきちんと出来ていたわよ。アメリア様も誇らしげに見ておられたわ」
ともすれば軽く言い合いになりそうな兄妹にセシリアが割って入り、ミレイユを援護した。今日ばかりはセシリアもミレイユに苦言を呈する気はないらしい。途端にミレイユがぱっと顔を輝かせた。
「セシリアさんにそう言って貰えるなんて良かったー!ほんっと心臓がばくばくしてたんだもの」
「ミレイユ可愛い。それにドレスもとっても素敵だわ。きっと此処に居る人が全員、貴女に釘付けだったと思うわよ」
シエナが心からそう思って言うと、アイザックがシエナをほんの軽く睨んで言った。
「シエナもこの子を甘やかしちゃ駄目だよ。夜はまだ長い、これからどんな失敗を犯すかと思うと頭が痛くなる」
「あら兄様。一番の大舞台を乗り切ったんだからもう大丈夫よ!私はこれから殿方と踊るんだからあっちへ行ってて」
「お前が恥を搔かないように気を付けてやった兄に労いの言葉もないのか。他の男と踊るときはもっと足捌きに注意しろよ」
はぁーい、と間延びした返事を返すミレイユを呆れた顔で見遣ってから、アイザックが一転シエナ達2人に甘い表情を向けた。
「宜しければどちらか、私めと踊って頂けないでしょうか?」
戯けたような口調で、眦を下げて言われれば、困惑のあまり思わずセシリアと2人顔を見合わせた。セシリアがふっと笑ってから先に口を開いた。
「シエナ、貴女行ってらっしゃい。彼に栄誉を授けてあげて」
その言い方に同意するようにアイザックが大げさに頷く。その様子はいつかのような真剣さを帯びたものではなく、この場での礼儀の1つだろう。それがわかって少し肩の強張りが抜ける。シエナは微笑みながら差し出された手を取った。
*
「ウォーレンから連絡は来た?」
「いいえ……お姉様には今日までには戻るだろうって聞いてたんですけど」
「そうだったんだ」
ワルツのリズムに合わせてステップを踏みながら、この前のことがあるだけに半ばぎこちない動きになっていたシエナの警戒心を解くように、アイザックが話題にしたのはウォーレンのことだった。
「あいつとは話したんだろう?」
ええ、と頷くと、ならどうして浮かない顔をしているの、と気遣わしげに続けられて、思わずまじまじとアイザックの顔を見返した。
「……わかります?」
「うん、貴女は感情が表に出やすいから」
柔らかく微笑まれれば、シエナも苦笑が漏れた。流石にもう幾人にも同じことを言われれば、もはや自分に呆れるしかなかった。
「てっきり、貴女はもっと喜んでいると思ってた」
「え?」
「それともあいつが帰って来ないから心配で堪らないってところかな?」
「……」
シエナとしては曖昧に微笑むしかなかった。どう返事をして良いかわからずに視線が彷徨う。アイザックが怪訝そうにシエナの反応を見ていたが、幸いにもそれ以上追求されることはなかった。と、不意にしまった、と何かに気付いた風にアイザックが顔を顰めた。何事かとシエナは彼を見上げたが、アイザックが顔を顰めたのは一瞬だけで、すぐに開き直ったような表情になった。
「あいつ、俺に『シエナに話し掛けるな』って言ったんだよ」
「えっ」
「そんなの無理だよね?あいつ横暴だよなあ……」
シエナはアイザックの言葉に青褪めた。胸がずきりと痛む。自分を友人に近付けたくないということだろうか。其処まで嫌われていたとは。やっぱり違った、と思えば一瞬でも勘違いしそうになった自分の愚かさに嫌気が差した。表情を翳らせて目を伏せたシエナの頭上から、狼狽えて上擦った声がした。
「違う違う、何か思い違いしてない?シエナが嫌いなんじゃなくて、むしろその逆だって」
「はい?」
「あいつ、貴女に他の男を近付けたくないんだ。独占欲も行き過ぎるとコワいよね」
「えっと……?」
何のことかわからなくてぽかんと思考が止まってしまったシエナに、アイザックがふっと口の端を上げた。
「まあ、あいつが貴女に執着するの、わかるけどね。なんだか貴女は放って置くと何処かに行ってしまいそうな気がするから」
「?執着なんてされてないですよ」
シエナは笑顔でアイザックの言葉を否定した。いつだって執着していたのは自分の方だと思う。執着というものは、相手を好きだという気持ちが前に立って初めて成り立つものじゃないだろうか。好きだと言われてもいないのにその先など、畏れ多くて想像すら出来ない。
アイザックが何故か嘆かわしいとでも言うようにシエナを見下ろした。やんわりと自分を見詰める瞳が優しかった。
「あー、俺、今からもう一度シエナにアプローチしたいな、駄目?」
「ダメです」
シエナは今度こそくすくすと笑いながら返した。アイザックが情けない顔したが、それが演技だということは察せられた。もしかするとそこにはほんの僅かに本心が含まれていたかもしれない。でもシエナは素知らぬ振りをするだけだった。
*
招待客が帰って行った王宮は静かだ。シエナはすっかり陽の暮れた空を見上げてそっと息を吐いた。使用人用の通用口の扉をそっと閉じると、離宮に向かって帰路を辿る。
セシリアは既にアメリアと共に離宮に下がっていた。静養中なのを押して出席したアメリアは、途中で疲れが滲み始めたため早々に退出したのだった。シエナも共に下がろうとしたのだが、間の悪いことに王妃であるレイラから用事を言付かったため最後まで残ることになったのだった。直接の主人ではなくても、王族からの命令であればシエナに否の言葉など出せるはずもなかった。
煌びやかだったな、と先程までの様子を思い返す。
遠くから見ている分には、華やかで心の浮き立つ場だった。ミレイユは最後まで瞳をうっとりと潤ませてくるくると踊り続けていたし、アイザックもそつのない立ち回りであの甘い笑顔を振り撒いていた。綺麗に着飾った貴婦人達と、スマートな振る舞いで彼女達を楽しませる殿方と。
だけど、それは表面的なものだということも知っている。
あの中にはかつてウォーレンに求婚し、自分に笑顔を見せながらも扇の裏で嘲笑と侮蔑の視線を向けてきた令嬢達の姿もあった。
ぽとり、ぽとり、と足取りが心なしか遅くなる。
何だか疲れたな、と思った。久々の華やかな場所は、何だか色んなことを思い出してしまって、疲れた。
王宮の裏にある庭園の小径へと足を踏み入れる。庭園を突っ切った方が近道なのだ。足元を仄かに照らす洋燈は頼りない。何処からか、ほんの僅かに花の甘やかな香りが漂って来ていた。
少しだけ立ち止まってその香りを胸に吸い込む。明日はお休みを貰おうか──、そんなことを思った時だった。
「シエナ」
低く抑えた声に、辺りの空気が震えた。
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