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愛しの姫
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どーも雅樹です☆
3日前からライが部屋に篭って出てこない
俺すんごい寂しいんですけど?
まぁライが隣の部屋に居るだけでもまだいいか…
この街にはA(エース)そう呼ばれる情報屋が居た
本名は望鵺 衛(モチヤ エイ)
ライに負けて悔しそうにライの補佐を始めたが
俺はこの店(Bar)を現役引退と同時にやり始めた
名前は「darkofdead」死は黒 の意味から
通称シグロと呼ばれる
ライは裏方の情報屋をしてくれて
おかげで有名になるのはそう遠く無かった
世界一の情報屋が居るBarとして…だが
ライは人が嫌い
それでも俺達の仲が良いのは
俺が何かと話し掛け続けた結果だ
ライと知り合ったその当時…
俺は有名な暴走族「龍神」の副総長だった
総長も幹部のみんなも
ライの力を知っても受け入れてくれて
何かとライを構ってくれた
それからライは俺達には心を開いてくれてる
衛もそんな幹部の1人だ
ライが人嫌いな理由…絶対に消えない傷
ライは生まれたときから千里眼を持っていた
まだ幼く自分すらわからない子供
思った事見た事そのまま口にするのは当たり前
その度にライは虐めや石や刃物を投げられたり
親には食事もろくに与えられず散々だった
挙句ライがそこそこの力をつけたのをいい事に
金儲けに走りライの体には焼印を押された
奴隷の証としてカーネーションの絵面の焼印…
カーネーションの花言葉は軽蔑
それ後からなのか少しづつライは壊れて行った…
これはライから聞いた話だが
ライは元々持つ千里眼ともう一つ
人を操る力を手にしたと言っていた
それらの力を使うと普段七色の目は冷たく変わり
千里眼を使うと蒼白に変わって
人を操った場合…
人が持つ生命力…血液であったり内蔵…
それらを破裂させたり手足や関節を曲げる事が出来る
その目は真紅に変わった
千里眼は意識的に起こるが
人に対しては感情のままに無意識で起こってしまう…
そう…ライは身内を無意識に殺してしまったんだ…
ライは昔何かあれば近くの公園に逃げていた
その公園は俺の学校からの通り道
たまたま通った公園に目を向けると
腰まである金髪に七色の目…
感情や角度によって変わって
白い肌に赤い唇を持った凄い綺麗な女の子が居た
すぐに駆けつけて話し掛けたそれがライだ
気味悪がらない俺が珍しかったと言っていた
そういやあの時ライは漆黒の目の色だったな…
何かと連れ回したり倉庫で話したり
しばらくはそんな日常が続いてた
倉庫に来ると目は橙色だった
そんなある日ライが公園に来なかった
俺はライを探した、そしたら見てしまったんだ
ライの家に着くとうめき声がした
家に押し入りライを探すと年配の女と男
目や鼻の穴という穴から血が出ていて、手足は反対に…
一瞬何があったか理解でき無かったが
2階に上がってくと途中でライが倒れていた
ーーー
「ライ!!ライ!!起きろ!!」
「…ん"…?…雅?」
「あぁ…俺だライ!!何があった?…!!」
この瞬間を俺は忘れもしない
いつもの綺麗な七色の目が深紅の赤色だったのだ
「…覚えてない…お母さんが刃物もって…」
「ライもういい…ありがとな」
「そう…ん?雅、会議は?」
「今はどうでもいいよ…ライ…ありがとな?
そうだ…これから俺と来るか?」
「雅と?お母さんお父さん何も言わない?」
「あぁ大丈夫だ…俺は少し準備してくる
ライはこのまま寝とけ?起こすから」
「ん、わかった…雅…ありがと」
そう言ったとたん眠りに着いた
抱き起こしその足で倉庫に向かう
幹部に事情を説明し部下にライの家の掃除を頼んだ
幸いにもライの親族に話すとすぐ引き受けてくれた
俺の両親は説明を聞いて納得してくれた
もちろんライの力の話はせず不良の事故だと
ライの力は俺たち幹部しか知らねぇ
それからライは俺と一緒に住み
仕事をする様になった
たまに切れるが暴走しても殺しはしなくなった
その都度何とか俺達は止める事が出来る様に…
(手足を少しヤられるけど…頻度は低い)
穏やかだった日常…なのに最近胸騒ぎがする
ライには言えない…俺の…俺達の大事なライ…
また傷つくライを見たくないと俺は心で呟く
3日前からライが部屋に篭って出てこない
俺すんごい寂しいんですけど?
まぁライが隣の部屋に居るだけでもまだいいか…
この街にはA(エース)そう呼ばれる情報屋が居た
本名は望鵺 衛(モチヤ エイ)
ライに負けて悔しそうにライの補佐を始めたが
俺はこの店(Bar)を現役引退と同時にやり始めた
名前は「darkofdead」死は黒 の意味から
通称シグロと呼ばれる
ライは裏方の情報屋をしてくれて
おかげで有名になるのはそう遠く無かった
世界一の情報屋が居るBarとして…だが
ライは人が嫌い
それでも俺達の仲が良いのは
俺が何かと話し掛け続けた結果だ
ライと知り合ったその当時…
俺は有名な暴走族「龍神」の副総長だった
総長も幹部のみんなも
ライの力を知っても受け入れてくれて
何かとライを構ってくれた
それからライは俺達には心を開いてくれてる
衛もそんな幹部の1人だ
ライが人嫌いな理由…絶対に消えない傷
ライは生まれたときから千里眼を持っていた
まだ幼く自分すらわからない子供
思った事見た事そのまま口にするのは当たり前
その度にライは虐めや石や刃物を投げられたり
親には食事もろくに与えられず散々だった
挙句ライがそこそこの力をつけたのをいい事に
金儲けに走りライの体には焼印を押された
奴隷の証としてカーネーションの絵面の焼印…
カーネーションの花言葉は軽蔑
それ後からなのか少しづつライは壊れて行った…
これはライから聞いた話だが
ライは元々持つ千里眼ともう一つ
人を操る力を手にしたと言っていた
それらの力を使うと普段七色の目は冷たく変わり
千里眼を使うと蒼白に変わって
人を操った場合…
人が持つ生命力…血液であったり内蔵…
それらを破裂させたり手足や関節を曲げる事が出来る
その目は真紅に変わった
千里眼は意識的に起こるが
人に対しては感情のままに無意識で起こってしまう…
そう…ライは身内を無意識に殺してしまったんだ…
ライは昔何かあれば近くの公園に逃げていた
その公園は俺の学校からの通り道
たまたま通った公園に目を向けると
腰まである金髪に七色の目…
感情や角度によって変わって
白い肌に赤い唇を持った凄い綺麗な女の子が居た
すぐに駆けつけて話し掛けたそれがライだ
気味悪がらない俺が珍しかったと言っていた
そういやあの時ライは漆黒の目の色だったな…
何かと連れ回したり倉庫で話したり
しばらくはそんな日常が続いてた
倉庫に来ると目は橙色だった
そんなある日ライが公園に来なかった
俺はライを探した、そしたら見てしまったんだ
ライの家に着くとうめき声がした
家に押し入りライを探すと年配の女と男
目や鼻の穴という穴から血が出ていて、手足は反対に…
一瞬何があったか理解でき無かったが
2階に上がってくと途中でライが倒れていた
ーーー
「ライ!!ライ!!起きろ!!」
「…ん"…?…雅?」
「あぁ…俺だライ!!何があった?…!!」
この瞬間を俺は忘れもしない
いつもの綺麗な七色の目が深紅の赤色だったのだ
「…覚えてない…お母さんが刃物もって…」
「ライもういい…ありがとな」
「そう…ん?雅、会議は?」
「今はどうでもいいよ…ライ…ありがとな?
そうだ…これから俺と来るか?」
「雅と?お母さんお父さん何も言わない?」
「あぁ大丈夫だ…俺は少し準備してくる
ライはこのまま寝とけ?起こすから」
「ん、わかった…雅…ありがと」
そう言ったとたん眠りに着いた
抱き起こしその足で倉庫に向かう
幹部に事情を説明し部下にライの家の掃除を頼んだ
幸いにもライの親族に話すとすぐ引き受けてくれた
俺の両親は説明を聞いて納得してくれた
もちろんライの力の話はせず不良の事故だと
ライの力は俺たち幹部しか知らねぇ
それからライは俺と一緒に住み
仕事をする様になった
たまに切れるが暴走しても殺しはしなくなった
その都度何とか俺達は止める事が出来る様に…
(手足を少しヤられるけど…頻度は低い)
穏やかだった日常…なのに最近胸騒ぎがする
ライには言えない…俺の…俺達の大事なライ…
また傷つくライを見たくないと俺は心で呟く
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