【完結】【R18】この国で一番美しい母が、地味で平凡な私の処女をこの国で最も美しい男に奪わせようとしているらしい

魯恒凛

文字の大きさ
上 下
30 / 50

30.

しおりを挟む
「はぁ、ふっ、……んっ……あふっ、ふっ、……あっ、テオ、……んっ、あぅっ」

 テオンはクロエの脇に手を差し込み、体を持ち上げるとキッチンの作業スペースへ座らせた。二十㎝以上身長差のある二人の目線が同じ高さになる。

 クロエの口内を隈なく舐め上げたテオンの舌がちゅっと離れ、首筋から徐々に下へと下がっていく。ヌメリとした感触に肌を撫でられるとたまらず甘い吐息が漏れ、唾液で濡れた肌がテラテラと光る。

 テオンはクロエの肌に舌を這わせながら、ワンピースのボタンを器用に外していく。上半分をブラウスのように剥くと、シュミーズも一気に剥ぎ取り、上半身を丸裸にした。

「テ、テオン様、恥ずかしい……です」
「綺麗だよ、クロエ。肌が白くて柔らかそう。今日は花をたくさん咲かせるからね」
「花、ですか? ……ひんっ!」

 白いふたつの膨らみを手のひらに納め、テオンはその柔らかさを確かめるようにもみもみと弄ぶ。

「スフレケーキみたいに柔らかい。おいしそうだ」
「え? あっ! んッ」

 じゅぅっときつく吸い上げられた肌に赤い鬱血痕が散らされる。ちゅぱっと口を離したテオンは満足そうにできたばかりの花を撫でた。

 胸に、お腹に、二の腕に、ねっとり舌を這わせ、時々思い出したかのようにじゅぅっと鬱血痕を残していく。舌の感触とピリッとする鬱血痕にくらくらしていたクロエに、ひときわ強い快感がもたらされる。

「あんっ!」

 ちゅうと吸われた胸の先端は温かなテオンの口の中で主張を強くし、舌で小刻みに捏ねられる。反対の先端もテオンの指によってコリコリとしごかれ、クロエは甘い鼻声が止まらない。

 二つの乳房をやわやわと揉み、中央に寄せると、テオンはちゅぱちゅぱと交互に先端を吸い出した。ピンと蕾が勃ち、舌で指で舐られたことにより薄ピンク色から真っ赤な果実へと様変わりする。

 レロレロと突起部を舐めながら、ロングスカートを捲りあげた。真っ白なショーツが露わになり、ガーターベルトとタイツに覆われたむっちりとした太ももが姿を現す。

「あ、テオン様っ」
「嫌? 嫌ならやめるよ?」

 そう言いながらもテオンはちゅっちゅっとタイツ越しに太ももへキスを落としていく。
 クロエがさっと脚を閉じ、さりげなく股をすり寄せる様子を見逃さず、テオンは両脚をぐいっと押し広げた。

「膝、立てて。……ほら、早く。そう、ここを自分で持ってて。脚、閉じたらダメだよ? ……ああ、クロエ。下のお口から随分涎が出たみたいだよ?」
「や、言わないでっ、は、恥ずかしいです」
「もっと恥ずかしいことするから大丈夫だよ。冷たいでしょう。脱がしてあげるよ。」

 愛液で透けた白いショーツの腰ひもを解き、するっと抜き取る。
 慌てて膝を閉じようとしたクロエを許さず、テオンはじっくり視姦した。

「クロエのここは胸の尖りと同じ薄いピンク色をしているね。下生えは髪と同じブラウンだけど、柔らかくて少ないね。……ここも虐めると胸の蕾みたいに赤い珊瑚色に染まるのかな?」

 指で秘所の入り口をぬちゃぬちゃとかき混ぜ、人差し指をずぷっと沈める。

「ひゃんっ!」
「痛かったら言ってね? でもこれだけ濡れてれば一本は平気かな?」

 テオンの人差し指がちゅくちゅくと音を鳴らしながら、粘膜を調べるように蜜壺の中を擦る。コリッとした場所を探り当てると指先でこすり始めた。

「あぁ、そこダメです、なんか、変な……ふぅ、はぅんっ……んあっ……」
「こっちもかわいがってあげないとね。ほら、三角の屋根からかわいらしいおまめがのぞているよ」

 テオンはクロエの股に顔を近づけじっくり観察する。
 鞘を親指で持ち上げると薄紅色の女芽をペロッと舐め上げた。

「きゃあっ! や、そこダメっ! そんなとこ舐めちゃダメッ!」
「気持ち良くないんだったらショックなんだけどな……」
「き、気持ち良すぎてダメなんですっ……!」

 じゃあ構わないね、と言うと、テオンは指を差し込んだまま紅い豆粒を熱心に舐め始めた。レロレロと緩急をつけながら花芽を舐め、指を二本へと増やしていく。

 ちゅぱちゅぱと舐め上げる音と蜜壺をかき混ぜるぴちゃぴちゃという水音がこだまし、クロエの足の先がキュッと丸まる。そのうち、広げた脚がガクガクと震え出した。

「……あああっ……いやっ……ああっ……だ、だめっ……あうっ……」

 水音が一層激しくなり、テオンは指を三本に増やす。ギチギチの隘路がテオンの指を締め付けるが、関節を曲げて指先だけを動かし、秘粒の裏を擦り上げる。たっぷりと唾液を塗して肉芽を優しく転がし、反対の手で胸の尖りをクニクニと押しつぶすと、切羽詰まったクロエが矯声を上げた。

「やっ……テオ、テオン様っ、ダメっ、ああ、もう私……ああっ、い、イキます! ああああああああ!」
「! おっと」

 ぷしゃっと透明な液体が噴出したかと思うと、クロエが後ろへ倒れそうになり、テオンは慌てて体を支えた。

「しっかりほぐそうと思ったんだが……やり過ぎたか……」

 クロエはあまりの快感に、気を失ってしまった。


(約束の日まで残り四十四日)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

【完結】嫌われ令嬢、部屋着姿を見せてから、王子に溺愛されてます。

airria
恋愛
グロース王国王太子妃、リリアナ。勝ち気そうなライラックの瞳、濡羽色の豪奢な巻き髪、スレンダーな姿形、知性溢れる社交術。見た目も中身も次期王妃として完璧な令嬢であるが、夫である王太子のセイラムからは忌み嫌われていた。 どうやら、セイラムの美しい乳兄妹、フリージアへのリリアナの態度が気に食わないらしい。 2ヶ月前に婚姻を結びはしたが、初夜もなく冷え切った夫婦関係。結婚も仕事の一環としか思えないリリアナは、セイラムと心が通じ合わなくても仕方ないし、必要ないと思い、王妃の仕事に邁進していた。 ある日、リリアナからのいじめを訴えるフリージアに泣きつかれたセイラムは、リリアナの自室を電撃訪問。 あまりの剣幕に仕方なく、部屋着のままで対応すると、なんだかセイラムの様子がおかしくて… あの、私、自分の時間は大好きな部屋着姿でだらけて過ごしたいのですが、なぜそんな時に限って頻繁に私の部屋にいらっしゃるの?

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

処理中です...