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一章
10【ノアside】
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【ノアside】
──誰もが目を背ける中で、貴方だけが僕に手を伸ばしてくれました。
虫も寝静まった深夜。とある宿屋近くの空き地に、白と青が混じる清廉な衣服を纏った3人の神官達が佇んでいた。その中には、ノアの拒絶に逆上してユーリへと魔法攻撃を仕掛けた男や、町中で人目も憚らずノアに求婚を繰り返していた男も居る。彼らはやや緊張感のある空気の中、互いに一言も会話を交わす事なくただある御方を待っていた。
暫くして、ザッ、と聞こえた地を踏みしめる音に3人共が弾かれるように反応する。
そして、
「──お前ら演技下手かっ!」
「「「わあぁーー!!」」」
待ち人から繰り出される飛び蹴りを食らった。
*
いてて…、と蹴られた腰を摩りながら、一際背の高い──半日程前に丘で攻撃魔法を放っていた神官が口を開く。
「神子様、我々は役者などではなくあくまで神官ですので、皆精一杯やった方かと」
「どこが精一杯?お前あの時隠れて笑ってたよな。真面目にやれ!」
「だって神子様いきなりキャラ変わるから、面白可笑しくて…」
「馬鹿にしてんだろ」
「あっちょ、暴力反対!」
「……そんで、どっかのアホが『神子』って言いかけて初手で詰みかけるし……、テメェの事だよ理解してんのか駄椅子!」
「もッ、申し訳ありませぇん神子様ッ…♡」
『神子様』と呼ばれる話の中心人物は、地面に這いつくばった一人の筋肉質な神官を椅子代わりにし、その上にどっかりと脚を広げて座っていた。月光に照らされる長い銀髪を鬱陶しそうにかき上げて、「おい興奮して揺れんな。座り心地悪い」と肉の椅子を踵でゲシッと蹴る。椅子はそれで更に興奮したようにビクついていた。
神子──ノアは、昼間の聖人然とした姿とはまるで別人のような態度でそこに在った。
不快に揺れる椅子に指摘するのも疲れて、はあ、と諦めが混じった溜息を吐く。
「……まあいいや、概ね上手くいったし。ギルドのパーティー募集は取り消してくれたよな?」
「はい。滞りなく」
「よしよし。勇者さんとの二人旅邪魔されたら生き地獄だからな」
「……あのっ!」
その時、先程のやり取りを静かに見守っていた3人目の神官が、堪らずと言った風に口を挟んだ。ノアの続きを促すような視線を受けて、まだ少年とも呼べるような年頃の彼は、緊張に背筋を伸ばしたまま告げる。
「ゆっ、『勇者』は、例の教会史に残る第一級犯罪者の代名詞ですよね…!?」
シン…、と一瞬場に走った沈黙をものともせず、少年は続ける。
「当時、異世界から召喚された『聖女』も居たというあの神聖な東の大聖堂で、……あ、あろうことか神官の大量虐殺と施設の破壊を行った悪逆非道な一味のトップ……!国王から魔王を倒せば無罪にするという実質的な死刑を言い渡された際にも、ショックを受けるどころか不気味な笑みを浮かべたという……っ、人の心を介さぬ恐ろしい化け物です!」
「………」
「神子様にどのような神託が下ったのか私如きには想像も出来ませんが……っ、直接勇者と接触する必要はあったのでしょうか!?それも、あっ、あのように神子様が微笑みかけたり、腕を組んだり、膝枕も…っ!はっ、はっっ、果ては身体を繋げるなど……羨ましっ…じゃなくて大変危険でっ、」
「おい」
「ハイッ!」
発言を遮ったノアは、少し頬を赤らめているその少年神官へと自身の人差し指を突き付けて、
「勇者さんは俺だけの勇者さんだからお前が勇者さんって呼ぶな」
「……エッ??……あっ、はい。……では何と呼べば、奴の名は…?」
「俺より先に勇者さんの御本名呼んだら殺す」
予想外の返答に狼狽える少年神官の前で、ノアは「ンン゛ッ!」と何度か喉の調子を確認してから、心を落ち着けるようにして深く息を吸った。血色のいい艶やかな唇が、はく、はくっ、と躊躇うように震える。
「ユ、……っ、ユーリ、さん…っ♡……あ、あぁあ~~!言っちゃった!呼んじゃった!!おっ、お名前も天才……っ!!♡」
「ユーリですね」
「呼び捨てにすんなッッ!!つか呼ぶな!!勇者さんが減る!!」
「エエッ!?」
「では『旦那様』で統一しましょうか」
「ちょ、は……っ!?だ…っ旦那様とか、そんな、え、だってまだ……は、早いし~~!!♡」
背の高い神官が提案すると、両頬を押さえて身を捩っていたノアが更に頬を紅潮させて悶絶する。何を想像しているのやら、そのピンク色の目はハートを迸らせながらうっとりと遠くにやられていた。
唯一神を信仰する教会組織で、トップの教皇と並ぶ程の権力を持つ神子。そんなノアの付き人として数多存在する神官の中からたった3人だけ選ばれた彼らは、それぞれ異なる感情の下、神子の興奮が落ち着くのを待った。
*
漸く冷静さを取り戻したノアが、真剣な表情で告げる。
「今回『神託』を理由に色々と動いてもらっていましたが、全部俺の私情です。ゴリッゴリの私情です。神官全員、『ドキッ!勇者さんを恋に落とせ!メロメロお付き合い大作戦』のエキストラです。……厳密に言うとまだ正当なお付き合いには至っていませんが、もう時間の問題なので作戦成功とします。御苦労」
「エーーッッ!?」
「いや明らかだったでしょ、あの神子様の気持ち悪いくらいのメロメロ具合。神子様のお付きしといて何で気付かねーかな……」
「おれは神子様が幸せならそれで……♡」
「喋んな椅子」
「~~♡♡」
「そ、そんな……何故…??『勇者』なのに…っ」
ふふふ……と溢れる笑みを抑えきれずに漏らすノアを前に、少年神官は混乱した様子でふらつく。
元々用事を済ませたら即勇者が休む宿に戻ろうと思っていたノアだが、血の気が引いた彼の顔を少しだけ憐れに思い、用事が終わるまで昔話に興じてやるか…、と肉の椅子に深く座り直した。相変わらず座り心地は悪い。
「俺が淫魔と聖女のハーフだって事は知ってるよな」
「ハイッ!神子様付きになる際、口にすれば即極刑の機密情報として教皇様からお教えいただきました。憎き魔族の穢れが聖女の血で浄化され、神聖な異能と高度な治癒魔法の才能を受け継いだという神子様は、私の憧れと尊敬の対象であります…!!……そして、あの『勇者』によって蹂躙された東の大聖堂唯一の生き残り…!勇者め……本当に度し難い事を……っ!でも、だからこそ分かりません!神子様は何故勇者を、」
「旦那様って呼べよ」
「……んぐ、……だッんな、様をぉっ!すっ……ぐっ、好いてらっしゃるのか…!!がはあっ!!」
少年神官は勇者を旦那様と呼ぶ事に酷い抵抗感があるのか、言いながらセルフでスリップダメージを受けている。
「今から俺が話すのは、教会の正史とは異なるから信じてくれなくてもいいんだけど……、」
ノアがそう前置いて話し始めたのは、彼が実際に経験した過去の一端である──。
──誰もが目を背ける中で、貴方だけが僕に手を伸ばしてくれました。
虫も寝静まった深夜。とある宿屋近くの空き地に、白と青が混じる清廉な衣服を纏った3人の神官達が佇んでいた。その中には、ノアの拒絶に逆上してユーリへと魔法攻撃を仕掛けた男や、町中で人目も憚らずノアに求婚を繰り返していた男も居る。彼らはやや緊張感のある空気の中、互いに一言も会話を交わす事なくただある御方を待っていた。
暫くして、ザッ、と聞こえた地を踏みしめる音に3人共が弾かれるように反応する。
そして、
「──お前ら演技下手かっ!」
「「「わあぁーー!!」」」
待ち人から繰り出される飛び蹴りを食らった。
*
いてて…、と蹴られた腰を摩りながら、一際背の高い──半日程前に丘で攻撃魔法を放っていた神官が口を開く。
「神子様、我々は役者などではなくあくまで神官ですので、皆精一杯やった方かと」
「どこが精一杯?お前あの時隠れて笑ってたよな。真面目にやれ!」
「だって神子様いきなりキャラ変わるから、面白可笑しくて…」
「馬鹿にしてんだろ」
「あっちょ、暴力反対!」
「……そんで、どっかのアホが『神子』って言いかけて初手で詰みかけるし……、テメェの事だよ理解してんのか駄椅子!」
「もッ、申し訳ありませぇん神子様ッ…♡」
『神子様』と呼ばれる話の中心人物は、地面に這いつくばった一人の筋肉質な神官を椅子代わりにし、その上にどっかりと脚を広げて座っていた。月光に照らされる長い銀髪を鬱陶しそうにかき上げて、「おい興奮して揺れんな。座り心地悪い」と肉の椅子を踵でゲシッと蹴る。椅子はそれで更に興奮したようにビクついていた。
神子──ノアは、昼間の聖人然とした姿とはまるで別人のような態度でそこに在った。
不快に揺れる椅子に指摘するのも疲れて、はあ、と諦めが混じった溜息を吐く。
「……まあいいや、概ね上手くいったし。ギルドのパーティー募集は取り消してくれたよな?」
「はい。滞りなく」
「よしよし。勇者さんとの二人旅邪魔されたら生き地獄だからな」
「……あのっ!」
その時、先程のやり取りを静かに見守っていた3人目の神官が、堪らずと言った風に口を挟んだ。ノアの続きを促すような視線を受けて、まだ少年とも呼べるような年頃の彼は、緊張に背筋を伸ばしたまま告げる。
「ゆっ、『勇者』は、例の教会史に残る第一級犯罪者の代名詞ですよね…!?」
シン…、と一瞬場に走った沈黙をものともせず、少年は続ける。
「当時、異世界から召喚された『聖女』も居たというあの神聖な東の大聖堂で、……あ、あろうことか神官の大量虐殺と施設の破壊を行った悪逆非道な一味のトップ……!国王から魔王を倒せば無罪にするという実質的な死刑を言い渡された際にも、ショックを受けるどころか不気味な笑みを浮かべたという……っ、人の心を介さぬ恐ろしい化け物です!」
「………」
「神子様にどのような神託が下ったのか私如きには想像も出来ませんが……っ、直接勇者と接触する必要はあったのでしょうか!?それも、あっ、あのように神子様が微笑みかけたり、腕を組んだり、膝枕も…っ!はっ、はっっ、果ては身体を繋げるなど……羨ましっ…じゃなくて大変危険でっ、」
「おい」
「ハイッ!」
発言を遮ったノアは、少し頬を赤らめているその少年神官へと自身の人差し指を突き付けて、
「勇者さんは俺だけの勇者さんだからお前が勇者さんって呼ぶな」
「……エッ??……あっ、はい。……では何と呼べば、奴の名は…?」
「俺より先に勇者さんの御本名呼んだら殺す」
予想外の返答に狼狽える少年神官の前で、ノアは「ンン゛ッ!」と何度か喉の調子を確認してから、心を落ち着けるようにして深く息を吸った。血色のいい艶やかな唇が、はく、はくっ、と躊躇うように震える。
「ユ、……っ、ユーリ、さん…っ♡……あ、あぁあ~~!言っちゃった!呼んじゃった!!おっ、お名前も天才……っ!!♡」
「ユーリですね」
「呼び捨てにすんなッッ!!つか呼ぶな!!勇者さんが減る!!」
「エエッ!?」
「では『旦那様』で統一しましょうか」
「ちょ、は……っ!?だ…っ旦那様とか、そんな、え、だってまだ……は、早いし~~!!♡」
背の高い神官が提案すると、両頬を押さえて身を捩っていたノアが更に頬を紅潮させて悶絶する。何を想像しているのやら、そのピンク色の目はハートを迸らせながらうっとりと遠くにやられていた。
唯一神を信仰する教会組織で、トップの教皇と並ぶ程の権力を持つ神子。そんなノアの付き人として数多存在する神官の中からたった3人だけ選ばれた彼らは、それぞれ異なる感情の下、神子の興奮が落ち着くのを待った。
*
漸く冷静さを取り戻したノアが、真剣な表情で告げる。
「今回『神託』を理由に色々と動いてもらっていましたが、全部俺の私情です。ゴリッゴリの私情です。神官全員、『ドキッ!勇者さんを恋に落とせ!メロメロお付き合い大作戦』のエキストラです。……厳密に言うとまだ正当なお付き合いには至っていませんが、もう時間の問題なので作戦成功とします。御苦労」
「エーーッッ!?」
「いや明らかだったでしょ、あの神子様の気持ち悪いくらいのメロメロ具合。神子様のお付きしといて何で気付かねーかな……」
「おれは神子様が幸せならそれで……♡」
「喋んな椅子」
「~~♡♡」
「そ、そんな……何故…??『勇者』なのに…っ」
ふふふ……と溢れる笑みを抑えきれずに漏らすノアを前に、少年神官は混乱した様子でふらつく。
元々用事を済ませたら即勇者が休む宿に戻ろうと思っていたノアだが、血の気が引いた彼の顔を少しだけ憐れに思い、用事が終わるまで昔話に興じてやるか…、と肉の椅子に深く座り直した。相変わらず座り心地は悪い。
「俺が淫魔と聖女のハーフだって事は知ってるよな」
「ハイッ!神子様付きになる際、口にすれば即極刑の機密情報として教皇様からお教えいただきました。憎き魔族の穢れが聖女の血で浄化され、神聖な異能と高度な治癒魔法の才能を受け継いだという神子様は、私の憧れと尊敬の対象であります…!!……そして、あの『勇者』によって蹂躙された東の大聖堂唯一の生き残り…!勇者め……本当に度し難い事を……っ!でも、だからこそ分かりません!神子様は何故勇者を、」
「旦那様って呼べよ」
「……んぐ、……だッんな、様をぉっ!すっ……ぐっ、好いてらっしゃるのか…!!がはあっ!!」
少年神官は勇者を旦那様と呼ぶ事に酷い抵抗感があるのか、言いながらセルフでスリップダメージを受けている。
「今から俺が話すのは、教会の正史とは異なるから信じてくれなくてもいいんだけど……、」
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