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優しい快楽2
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「ここはすっかり俺に屈服しているのにお前は俺の何が気に入らない? 無駄な意地は張らずに俺に落ちろ」
「あっ、あ……い、やだっ……」
快楽に呑まれそうになりながら、それでも叶真はキョウスケを受け入れることを否定した。
強い意志を持って自分を拒否する叶真にキョウスケは苛立ちを覚える。
キョウスケは体内から指を抜くと劣情を秘所へとあてがい、中へ潜り込ませていく。
「いっ……は、ぁ……」
指とは比べ物にならない重圧感は、赤く腫れた秘所に容赦のない痛みをもたらせる。それでも叶真はキョウスケの進入を拒むことはしなかった。叶真の身体は、痛みは一時のもので、その向こうに底知れぬ快楽と悦楽があるのをすでに知っている。
じりじりと時間をかけて最奥に辿りついたキョウスケはすぐに動くことはせず、叶真の秘所が劣情に馴染むのを待った。
叶真の上に被さったキョウスケは、叶真の明るく染めた髪を優しく撫でる。その手つきは髪を掴み、乱暴した男と同じだとは思えなかった。
「んっ……」
キョウスケから口付けを施される。今日だけで三度目だった。だがその三度のキスだけで叶真はキョウスケに染められていくような感覚を味わっていた。
ほんのりと煙草の香りが漂うキスは頭の芯をとろけさせ、セックスを感じさせる。この扇情的なキスを叶真は嫌いになれなかった。
口付けを交わしながらキョウスケはゆっくりと抽送を開始する。ジクジクとした熱い痛みに叶真は顔を歪めるが、それもほんの少しの間だけだった。キョウスケの優しい動きに痛みは薄れ、身体に残るのは甘く痺れるような快感だけだ。
「ん、ぁ……ん」
今までの貪るようなセックスとはまるで違う。快楽を追い求めるだけのセックスではなく、これは相手を慈しむためのセックスだ。
「あっ、あ……はぁ……」
じわじわと身体に走る快感に、叶真の口から甘さの含んだ嬌声がこぼれる。
気持ちが良い。今までに経験したどのセックスよりも気持ちが良かった。
叶真は今まで一度だってこんな相手を慈しむようなセックスをしたことがあっただろうか。好きな人は優しく抱いたつもりであったが、きっとキョウスケほどではない。そう思うとこの快楽は気持ちが良いが、どこか辛いものだった。
「んっ……んっ」
「おい、唇を噛むな。イイなら声を出せばいいだろう」
「い、や……だっ」
甘えたような嬌声を聞くのが耐えられない。どんなに否定しようとも、これではキョウスケを受け入れているようではないかと思った。
今にも血の滲みそうな叶真の唇を、そっと指でなぞったキョウスケは耳元で優しく囁きかける。
「声を出したくないのなら俺にしがみついていろ。そう……腕を回せ。噛んでも構わないから」
「あっ、あ……い、やだっ……」
快楽に呑まれそうになりながら、それでも叶真はキョウスケを受け入れることを否定した。
強い意志を持って自分を拒否する叶真にキョウスケは苛立ちを覚える。
キョウスケは体内から指を抜くと劣情を秘所へとあてがい、中へ潜り込ませていく。
「いっ……は、ぁ……」
指とは比べ物にならない重圧感は、赤く腫れた秘所に容赦のない痛みをもたらせる。それでも叶真はキョウスケの進入を拒むことはしなかった。叶真の身体は、痛みは一時のもので、その向こうに底知れぬ快楽と悦楽があるのをすでに知っている。
じりじりと時間をかけて最奥に辿りついたキョウスケはすぐに動くことはせず、叶真の秘所が劣情に馴染むのを待った。
叶真の上に被さったキョウスケは、叶真の明るく染めた髪を優しく撫でる。その手つきは髪を掴み、乱暴した男と同じだとは思えなかった。
「んっ……」
キョウスケから口付けを施される。今日だけで三度目だった。だがその三度のキスだけで叶真はキョウスケに染められていくような感覚を味わっていた。
ほんのりと煙草の香りが漂うキスは頭の芯をとろけさせ、セックスを感じさせる。この扇情的なキスを叶真は嫌いになれなかった。
口付けを交わしながらキョウスケはゆっくりと抽送を開始する。ジクジクとした熱い痛みに叶真は顔を歪めるが、それもほんの少しの間だけだった。キョウスケの優しい動きに痛みは薄れ、身体に残るのは甘く痺れるような快感だけだ。
「ん、ぁ……ん」
今までの貪るようなセックスとはまるで違う。快楽を追い求めるだけのセックスではなく、これは相手を慈しむためのセックスだ。
「あっ、あ……はぁ……」
じわじわと身体に走る快感に、叶真の口から甘さの含んだ嬌声がこぼれる。
気持ちが良い。今までに経験したどのセックスよりも気持ちが良かった。
叶真は今まで一度だってこんな相手を慈しむようなセックスをしたことがあっただろうか。好きな人は優しく抱いたつもりであったが、きっとキョウスケほどではない。そう思うとこの快楽は気持ちが良いが、どこか辛いものだった。
「んっ……んっ」
「おい、唇を噛むな。イイなら声を出せばいいだろう」
「い、や……だっ」
甘えたような嬌声を聞くのが耐えられない。どんなに否定しようとも、これではキョウスケを受け入れているようではないかと思った。
今にも血の滲みそうな叶真の唇を、そっと指でなぞったキョウスケは耳元で優しく囁きかける。
「声を出したくないのなら俺にしがみついていろ。そう……腕を回せ。噛んでも構わないから」
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