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快楽地獄1
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「止めろ、動かすなっ……!」
「お前は奥のほうで感じていたみたいだが、男が一番感じるのは奥じゃない。もっと手前だ」
キョウスケはローションを足しながら叶真の浅い部分を探るように指を動かす。ぐちょぐちょと秘所が鳴いているような音に、叶真は涙を滲ませながら顔を赤くした。
「うあっ……!」
キョウスケの指が体内のある部分をこりこりと刺激した。そこから痺れるような快感が走り、叶真は身体を跳ねさせる。
「ここが前立腺だな。お前もタチだったなら触ったことはあるか。ここを刺激してやるとたまらなくなる」
キョウスケは指の腹でそこを優しく撫で、ときにマッサージでもするように軽く押した。
「はっ、あ……やめっ……」
奥で感じるのとは違う快感に、叶真の性器は熱を持ち、硬く勃ち上がっていく。だが聞いていたほど強い快感ではなかった。前立腺を刺激されれば立っていられないほどの快感があると言われていたが、この程度ならば耐えることが出来る。後ろだけでイってしまうこともないだろう。
前立腺からもたらされる快感に身を強張らせて耐えていると、キョウスケはそろそろだな、と呟いた。一体なにがそろそろなのかと叶真が尋ねようとしたとき、信じられないほどの快楽が押し寄せてくる。
「あ、あああっ……」
「波が来たか? 気持ちいいだろう」
キョウスケが何か言ったような気がしたが、叶真の耳にそれは入らなかった。
指の動きは先程までと何も変わらないというのにそこからもたらされる快感は比ではない。快感に身体は跳ね、身体を支えている膝が震えた。
快感に抗えず、耐えることも到底出来ない。叶真は与えられる快楽をただ受け入れるしかなかった。
「ひっ……ああっ、う……」
目隠しをされているはずなのに徐々に目の前が明るく、白くなっていく。叶真は嫌だと駄々っ子のように首を何度も横に振るが、吐精とは違う絶頂が迫っているのが分かった。
「うあ……あああっ」
叶真は身体を痙攣させながら初めて後ろだけの絶頂を迎えた。何度も身体をびくびくと痙攣させるが、溜まった熱が外に出て行くことがなく、またキョウスケも前立腺を刺激することを止めない。
「も、やめ……。イった、イったからっ!」
「あ? イったってお前、射精してないぞ? ああ、もしかしてメスイキしたのか」
言いながらキョウスケはぐりぐりと中を刺激する。無限に湧き出る快感に叶真は額をシーツに擦りつけながら必死で耐えた。
キョウスケに言われて叶真はようやく自分の中にくすぶるドロドロとした熱の正体に気が付く。精を放てていないのがその原因だった。
「お前は奥のほうで感じていたみたいだが、男が一番感じるのは奥じゃない。もっと手前だ」
キョウスケはローションを足しながら叶真の浅い部分を探るように指を動かす。ぐちょぐちょと秘所が鳴いているような音に、叶真は涙を滲ませながら顔を赤くした。
「うあっ……!」
キョウスケの指が体内のある部分をこりこりと刺激した。そこから痺れるような快感が走り、叶真は身体を跳ねさせる。
「ここが前立腺だな。お前もタチだったなら触ったことはあるか。ここを刺激してやるとたまらなくなる」
キョウスケは指の腹でそこを優しく撫で、ときにマッサージでもするように軽く押した。
「はっ、あ……やめっ……」
奥で感じるのとは違う快感に、叶真の性器は熱を持ち、硬く勃ち上がっていく。だが聞いていたほど強い快感ではなかった。前立腺を刺激されれば立っていられないほどの快感があると言われていたが、この程度ならば耐えることが出来る。後ろだけでイってしまうこともないだろう。
前立腺からもたらされる快感に身を強張らせて耐えていると、キョウスケはそろそろだな、と呟いた。一体なにがそろそろなのかと叶真が尋ねようとしたとき、信じられないほどの快楽が押し寄せてくる。
「あ、あああっ……」
「波が来たか? 気持ちいいだろう」
キョウスケが何か言ったような気がしたが、叶真の耳にそれは入らなかった。
指の動きは先程までと何も変わらないというのにそこからもたらされる快感は比ではない。快感に身体は跳ね、身体を支えている膝が震えた。
快感に抗えず、耐えることも到底出来ない。叶真は与えられる快楽をただ受け入れるしかなかった。
「ひっ……ああっ、う……」
目隠しをされているはずなのに徐々に目の前が明るく、白くなっていく。叶真は嫌だと駄々っ子のように首を何度も横に振るが、吐精とは違う絶頂が迫っているのが分かった。
「うあ……あああっ」
叶真は身体を痙攣させながら初めて後ろだけの絶頂を迎えた。何度も身体をびくびくと痙攣させるが、溜まった熱が外に出て行くことがなく、またキョウスケも前立腺を刺激することを止めない。
「も、やめ……。イった、イったからっ!」
「あ? イったってお前、射精してないぞ? ああ、もしかしてメスイキしたのか」
言いながらキョウスケはぐりぐりと中を刺激する。無限に湧き出る快感に叶真は額をシーツに擦りつけながら必死で耐えた。
キョウスケに言われて叶真はようやく自分の中にくすぶるドロドロとした熱の正体に気が付く。精を放てていないのがその原因だった。
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