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田中ライコフ

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襲撃3

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 そう言うと男は叶真の肉壁に軽く爪をたてた。男からすれば軽い冗談のような脅しだったが叶真は顔を青くさせる。無理やりレイプされ、病院送りになった男を叶真は知っていた。
 男が叶真の腕を解放するが、叶真に抗う力はもう残っていない。何をしても男に敵わないと気付いてしまった。このまま犯されるのは間違いないだろう。叶真が出来る唯一の抵抗は、なにがあってもこの男を許さない……心までは屈しないということだけだ。
 ずるりと音をたてながら男は指を引き抜く。男が叶真の尻の近くでズボンの前をくつろげているのを感じ、いよいよその時が来たのかと覚悟を決める。
 叶真の秘所にあてがわれた男の劣情は、目に見えていなくとも大きいのが分かった。
「初心者に俺のサイズは苦しいだろうがそれも最初だけだ。一度覚えたら病みつきになる」
 男は劣情で叶真の秘所の淵を撫でる。このまま男が腰を進めればそれは凶器となって叶真の中へと入ってくるだろう。今にも中へと入ってきそうな男に叶真はせめてもの意地でこう叫んだ。
「覚えてろよ……てめぇ、絶対許さねぇからなっ!」
 男は叶真の言葉を嘲るようにグッと腰を進めた。男の巨大な亀頭が狭い秘所を割ろうとする痛みに叶真の腰が引ける。だが男はそんな叶真の腰を両手で掴むと、拒むことは許さないとでも言うように、一気に劣情を突き刺した。
「あああ……あっ」
 今まで感じたことのない痛みが叶真を襲う。引き裂かれるような痛みと、焼けるような痛み。それが同時に脳天へと突き抜け、叶真の視界が赤黒く染まった。あまりの痛みに息をすることすらままならない。叶真は金魚のように口をパクパクさせながら必死で痛みに耐える。
 痛みに喘ぐ叶真の耳に、男の苦しそうな声が耳に入った。狭い叶真の秘所は男をきつく締め付け、男にも痛みが走っているらしい。
「おい、力を抜け。息を止めるな。今まで散々男を抱いてきたんだろ。そいつらに言ってきたことを実行しろ」
 男はそう言ったものの叶真の身体から力が抜けることはなかった。痛みでがちがちに強張る身体には玉のような汗が浮かんでいる。息すらまともに出来ていない叶真の耳に、男の言葉など入っていなかった。
 腰を進ませることも引くこともできない男は小さく溜め息をつくと、すっかり萎えてしまった叶真の性器を優しく扱き始める。 
「ふっ……んっ……」
 痛みの中に僅かな快感が生まれ、強張った身体にほんの少し隙が出来た。男はその隙に乗じて叶真の奥へじりじりと進行する。長さのある熱い杭が奥へ入ってくるたびに、叶真の膝はガクガクと震えた。
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