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第22話 天然巨乳おっぱいちゃん!
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最近はほんと疲れることばかりだ。
いきなり心の声が聞こえるようになったり、変なデートだったり、ギャルゲーだったり……いや、ギャルゲーはいつものことと言えばいいいつものことだな。
まぁ、変なことだらけには違いないな。
そんなことを考えながら、俺は廊下を歩いていた──。
今は昼休み。
本来なら、拓哉とご飯を食べている時間だ。
しかし、今日はお弁当を忘れてしまった……そのため、今は売店で菓子パンでも買いに向かっている。
この高校には学食は二年生以上、または一年生のカースト上位のみという変な文化が存在している。
ほんとは、学食がいいのだが、そのせいで来年まではお預けだ。
誰だよ、そんな変な文化を作ったやつはよ──ッ!!
と、その時だった──。
『準備完了!! ターゲット確認!!』
そんな女子の心の声とともに……。
前から一人の……巨乳が──ッ!!
「あぶない!!」と上靴が脱げ、横転──。
そのまま、彼女は胸を強調させるかのように俺に倒れてきた。
「ちょっ──ばかやろ!!」
「ごめんなさ~い!!」
あ~、神様!!
こういうのを『ラッキースケベ』というんですね!!
そのまま、彼女とおでことおでこをごっつんこ。
俺が下という形で、廊下に倒れた──。
「いっててて………」
「いたいです~ぅ」
『作戦成功!!』
おい、聞こえたくない声が聞こえたのだが……なんだ?
今の声はよ!!
そして、何より、右手からぷにっとした……いいや、俺は鈍感主人公なんかじゃないんだ。
わかってる……わかってるから──ッ!!
とりあえず……。
ぷにっ。
それとともに、彼女は「はぁん///」といやらしく喘ぐ。
や、やめろ……その声だけはしちゃいけねぇ!!
『はははは、この天然巨乳の桃愛様の虜になるがいい──っ!!』
その声も聞こえちゃいけねぇ!!
俺はつぶっていたまぶたを恐る恐る、開く──。
いや、わかってるよ?
これはあれだろ?
おっぱい揉んでるあのイベントだろ?
いやいや、わかってるから。
わかってるから──ッ!!
俺が目を開けるとそこには……ざっと石川さんより少し大きめのたわわな胸の持ち主が、俺の上に座っていた……それも、足を開き俺の股間の上に跨いで……。
その光景を見た瞬間、俺は顔を真っ赤に染め、彼女を押し倒して「うわわ──ッ!!」と立ち上がる。
そして、俺は周りをキョロキョロと見る。
幸いにもお昼時、みんなご飯を食べているため廊下に人なんていない。
ふぅ~と一安心したところで……。
「その……パンツ見えてますよ……」
俺がそう一声かけると、「いけね!!」と手でスカートを抑えた。
ひ、紐パン……だった。
『ち、童貞かよ。でも、今のパンツ攻撃は童貞ならイチコロだ!!』
こいつ、とんでもねーこと言ってやがる……いや、たしかにこの心の声が聞こえなかったらイチコロかもしんないけどよ!!
めちゃくちゃめんどくさそうな奴に絡まれたんだけど。
ただ、昼ごはんを買いに来ただけなのに!!
というか、まだ、目的地まですら着いてねーよ!!
『一度狙ったら逃がさない!! この天然巨乳の桃愛様の虜になるがいい──っ!!』
桃愛っつーのか……。
赤色の上靴から同級生だろう。
顔はなんというか……今までの心の声が聞こえる中だとバリだけど、それでも美少女だ。
他がレベルが高すぎる。
でも、胸は一位!!
っつーか、品定めしてる俺って……。
そんなことよりだ。
なんで、俺はこいつの心の声が聞こえるのだろうか……。
「ごめん、ごめん……」とスカートを払いながら、立ち上がる桃愛さん。
しかし、次の瞬間──。
『チャンス!!』
もう一度、上靴が脱げ、横転……。
「危ないですぅ~」
さっきと……いいや、今回はけつから……それも、スカートではなく紐パン直で俺の顔面に横転してきた。
『天然巨乳桃愛の必殺技、【桃けつ】よ~』
何その、嬉しい技!!
あ、あざす!!
そのまま、俺は【桃けつ】を食らった……。
○
「いっててて……それで、君は?」
ご褒美だと思い、堂々と顔を上げていた……しかし……。
痛い、めちゃくちゃ痛い!!
当たった時に体制を崩し、受け身を取れずにそのまま俺は頭を廊下に強打したのだ。
こぶできてるよこれ……。
『ち、今ので桃愛に落ちないなんて──っ!!』
落ちれねーよ。
あんな攻撃食らってよ!!
「ゴホン、私の名前は甘井桃愛!! 桃愛でいいよ❤️」と決めポーズを決める桃愛。
たしかに可愛いいけどよ……。
『き、決まったぁああ!! どうよ、このポーズ!! 昨日は徹夜で練習したのよ!!』
やめろ……聞きたくない事実だ。
『特にこのあえて少し紐パンツの紐の部分が見えてるところとか、天然ポイントたかい~!! 今晩のオ・カ・ズにどうぞ!!』
あ、ほんとだ……。
いや、たしかにポイント高ーよ。
ドキドキしちゃうよ?
しかし……ごめんよ。
お前の心の声が聞こえるせいでなんもドキドキもムラムラもしねーや。
「俺は小倉雄也だ……」
『チョロそうね。落としてあげるわ!! この、天然巨乳の力で──っ!!』
うわ~、めんどくさそ~。
俺のこれまでの体験上、身体が『関わるな!!』と悲鳴をあげている。
そ、そうだよな!!
だから……俺は。
「じゃぁ……」と走り出した。
『廊下を走るな!!』それは中学までは廊下に貼ってあった。
しかし、高校になって貼っていない。
それは何を意図するかわかるか……?
そう、それは、『走ってもいい!!』ということを意図するのだ。
なんて、自分に言い聞かせて廊下を走った──。
「ま、待ってくださーい!!」
いいや、待つものか……絶対に!!
『あの男……落としてやるぅううう!!』
はぁ……天然って怖い──ッ!!
───────────────────
ご覧いただきありがとうございます!!
大体の天然キャラは意図してやってますから!!(笑)
いきなり心の声が聞こえるようになったり、変なデートだったり、ギャルゲーだったり……いや、ギャルゲーはいつものことと言えばいいいつものことだな。
まぁ、変なことだらけには違いないな。
そんなことを考えながら、俺は廊下を歩いていた──。
今は昼休み。
本来なら、拓哉とご飯を食べている時間だ。
しかし、今日はお弁当を忘れてしまった……そのため、今は売店で菓子パンでも買いに向かっている。
この高校には学食は二年生以上、または一年生のカースト上位のみという変な文化が存在している。
ほんとは、学食がいいのだが、そのせいで来年まではお預けだ。
誰だよ、そんな変な文化を作ったやつはよ──ッ!!
と、その時だった──。
『準備完了!! ターゲット確認!!』
そんな女子の心の声とともに……。
前から一人の……巨乳が──ッ!!
「あぶない!!」と上靴が脱げ、横転──。
そのまま、彼女は胸を強調させるかのように俺に倒れてきた。
「ちょっ──ばかやろ!!」
「ごめんなさ~い!!」
あ~、神様!!
こういうのを『ラッキースケベ』というんですね!!
そのまま、彼女とおでことおでこをごっつんこ。
俺が下という形で、廊下に倒れた──。
「いっててて………」
「いたいです~ぅ」
『作戦成功!!』
おい、聞こえたくない声が聞こえたのだが……なんだ?
今の声はよ!!
そして、何より、右手からぷにっとした……いいや、俺は鈍感主人公なんかじゃないんだ。
わかってる……わかってるから──ッ!!
とりあえず……。
ぷにっ。
それとともに、彼女は「はぁん///」といやらしく喘ぐ。
や、やめろ……その声だけはしちゃいけねぇ!!
『はははは、この天然巨乳の桃愛様の虜になるがいい──っ!!』
その声も聞こえちゃいけねぇ!!
俺はつぶっていたまぶたを恐る恐る、開く──。
いや、わかってるよ?
これはあれだろ?
おっぱい揉んでるあのイベントだろ?
いやいや、わかってるから。
わかってるから──ッ!!
俺が目を開けるとそこには……ざっと石川さんより少し大きめのたわわな胸の持ち主が、俺の上に座っていた……それも、足を開き俺の股間の上に跨いで……。
その光景を見た瞬間、俺は顔を真っ赤に染め、彼女を押し倒して「うわわ──ッ!!」と立ち上がる。
そして、俺は周りをキョロキョロと見る。
幸いにもお昼時、みんなご飯を食べているため廊下に人なんていない。
ふぅ~と一安心したところで……。
「その……パンツ見えてますよ……」
俺がそう一声かけると、「いけね!!」と手でスカートを抑えた。
ひ、紐パン……だった。
『ち、童貞かよ。でも、今のパンツ攻撃は童貞ならイチコロだ!!』
こいつ、とんでもねーこと言ってやがる……いや、たしかにこの心の声が聞こえなかったらイチコロかもしんないけどよ!!
めちゃくちゃめんどくさそうな奴に絡まれたんだけど。
ただ、昼ごはんを買いに来ただけなのに!!
というか、まだ、目的地まですら着いてねーよ!!
『一度狙ったら逃がさない!! この天然巨乳の桃愛様の虜になるがいい──っ!!』
桃愛っつーのか……。
赤色の上靴から同級生だろう。
顔はなんというか……今までの心の声が聞こえる中だとバリだけど、それでも美少女だ。
他がレベルが高すぎる。
でも、胸は一位!!
っつーか、品定めしてる俺って……。
そんなことよりだ。
なんで、俺はこいつの心の声が聞こえるのだろうか……。
「ごめん、ごめん……」とスカートを払いながら、立ち上がる桃愛さん。
しかし、次の瞬間──。
『チャンス!!』
もう一度、上靴が脱げ、横転……。
「危ないですぅ~」
さっきと……いいや、今回はけつから……それも、スカートではなく紐パン直で俺の顔面に横転してきた。
『天然巨乳桃愛の必殺技、【桃けつ】よ~』
何その、嬉しい技!!
あ、あざす!!
そのまま、俺は【桃けつ】を食らった……。
○
「いっててて……それで、君は?」
ご褒美だと思い、堂々と顔を上げていた……しかし……。
痛い、めちゃくちゃ痛い!!
当たった時に体制を崩し、受け身を取れずにそのまま俺は頭を廊下に強打したのだ。
こぶできてるよこれ……。
『ち、今ので桃愛に落ちないなんて──っ!!』
落ちれねーよ。
あんな攻撃食らってよ!!
「ゴホン、私の名前は甘井桃愛!! 桃愛でいいよ❤️」と決めポーズを決める桃愛。
たしかに可愛いいけどよ……。
『き、決まったぁああ!! どうよ、このポーズ!! 昨日は徹夜で練習したのよ!!』
やめろ……聞きたくない事実だ。
『特にこのあえて少し紐パンツの紐の部分が見えてるところとか、天然ポイントたかい~!! 今晩のオ・カ・ズにどうぞ!!』
あ、ほんとだ……。
いや、たしかにポイント高ーよ。
ドキドキしちゃうよ?
しかし……ごめんよ。
お前の心の声が聞こえるせいでなんもドキドキもムラムラもしねーや。
「俺は小倉雄也だ……」
『チョロそうね。落としてあげるわ!! この、天然巨乳の力で──っ!!』
うわ~、めんどくさそ~。
俺のこれまでの体験上、身体が『関わるな!!』と悲鳴をあげている。
そ、そうだよな!!
だから……俺は。
「じゃぁ……」と走り出した。
『廊下を走るな!!』それは中学までは廊下に貼ってあった。
しかし、高校になって貼っていない。
それは何を意図するかわかるか……?
そう、それは、『走ってもいい!!』ということを意図するのだ。
なんて、自分に言い聞かせて廊下を走った──。
「ま、待ってくださーい!!」
いいや、待つものか……絶対に!!
『あの男……落としてやるぅううう!!』
はぁ……天然って怖い──ッ!!
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ご覧いただきありがとうございます!!
大体の天然キャラは意図してやってますから!!(笑)
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