【モテたい、好感度鑑定の覚醒者】あれ?「ネタ魔法」ってバカにしてたよね??最強と気付いたところでもう遅い。

山形 さい

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第一章

誤解です!

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「ねぇ、シロちゃん! ギルと仲直りしましょ!!」

「やだ! もう、ギルなんて知らない!」と、シロは首をそっぽ向ける。

(私は、気づいてしまったーーあれ? ギル悪くないじゃないですか? と。あの場面から考えると、明らかに先生が襲っていたような……。あ、やばい、シロちゃんとギルを仲直りさせなければ!)

「でも、ギルにそのような事をする度胸がない気がします……」

「何よぉ、ギルとまだそんなに一緒にいないくせに、知ってるような口してぇ……」

「わ、わかります。シロちゃんなどではないですが……」

「ふーんだ!」

(そして、最近気づいた事がある……あれ? シロちゃんってギルに対してツンデレじゃないですか? と)

(ああ! ギルに、なんで謝れば良いんだろぉ~。私ってほんとバカ! あほ! 間抜けぇ~!)

 2人は、大きくため息をつく。

「「はぁ~~」」


■■■

 
 今は、アウラとシロの家に向かっている途中なのだがーー。

「って、おい! アウラ! お前、何してんだよ?」

 アウラの周りには、女子たちが集っている。

「それが、ギルさん。なんか、一緒にお話ししようって女どもがうるさいんだ」

「きゃ~! イケメンよ!」「かっこいい!」

 俺は、ちっ! と大きく舌打ちをする。

『何々? ヤキモチ~? プークスクス』

(………)

『?』

(笑えよ……)

『?』

(笑えよぉおおお!)

『く、悔しがってる!? (って! 目から涙すご!)どんだけ悔しいのよ!?』

 俺は、目から垂れた涙を拭きアウラを置いて歩いて行く。

「ま、待ってくださーい!」

「もう、お前なんか知るかよ!」
 
 くそぉ! なんで、あんなに元からのステータスが高いんだよ! 
 俺も、早くモテたーい!

 俺は、近くにあった石をイライラのあまり蹴ろうとするが、力みすぎたか転倒する。

 しかし、俺が転倒するのに気づいたかのように次の瞬間、アウラは俺をお姫様抱っこして転倒するのを防ぐ。

 ドキっ! 

「あ、ありがとよ」

 ドキドキ!

「危なかったな」

 なんでだ!? アウラの顔がとてもかっこいい!
 急いで走ったからか、アウラからは汗が垂れている。
 それがまた、かっこいい!!

「ごめんよ……」

「………?」

「さっきは、あんなこと言ってよ」

 新しいことに目覚めかけた俺でした。


■■■


 少し歩いたところに、シロとモモはベンチに座り何か喋っているようだった。

 俺たちは急いで、物陰に隠れる。

「なぁ、アウラ。あの、ピンクの髪の子だけワープしてこっちに連れてくる魔法とか持ってるか?」

 ガッテン! とアウラは右手を上げる。

 どうやら、覚えているようだ。
 まじで、恋しそうだ。

「おお、頼む」

 アウラは、詠唱を唱え終わると指をパチンと鳴らす。

 すると、先ほどまでベンチにいたモモが消えていた。
 シロは、消えたモモを探している。

「え? 私、さっきまで、ベンチに……って! ギル!? とイケメンですか!?」

 おお、すげぇ、確かにワープしてきた。

「なぁ、モモ。あれは、誤解……」

「ごめんなさい」と、モモは頭を下げる。

「いいから、頭上げろ」

 どうやら、誤解について把握しているようだ。

「私、あの時にあんなひどい事を言ってしまってすみません。確かに、あの場面からしてギルが襲っているようには見えませんでした」

「別に良いって、誤解も解けたことだし。シロの誤解も……」

「それは、厳しいです。なんどか、説得させましたが。信じてもらえず……それどころか、シロちゃんってギルに対してツンデレってことがわかりました……」

「え? ツンデレってあの、ツンツンデレデレの?」

「はいそうです」

「なるほど……って!? ええええええー!」

『気づかなかったのぉ~?』

(全くな。だから、好感度おかしかったのか!?)

 あの、シロがツンデレだと!?

「それでですけど、このイケメンは……?」

「俺か? ギルさんの彼氏の……」

 俺は、すぐにアウラの頭を殴った。

「余計なこと言うな! こいつは、アウラ。俺の友達」

「ほんとですか!?」

「ほんとだよ。なんだ? 俺に友達なんてできないと思ってたか?」

「いいえ。そんなこと……」

「いや! ほんとに、できないと思ってましたか!?」

「ごほんッ! それでは、シロちゃんの誤解を解こう大作戦の結構です!」

「話を変えるな!」
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