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色々こんにちはでしてよ
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「皆様そろそろ別室に移動していただいてよろしいですか」
「貴様…!」
「きゃ、なんなんですか!?」
わーきーと喚き続けている王太子達は問答無用で連れ去られた様だが、ペルピナル公爵親娘は「いくら王族とはいえ公爵家の人間にこの様な…!」やら「私は被害者です!不当に貶められたのです!」など大騒ぎで動こうとはしない。
にっこりとまだあどけなさを残した笑顔を見せ、第二王子殿下が笑顔のまま言葉を続ける。
「よろしいのですか?今まで噂でしかなかった事に証拠が出てまいりまして…。それともこの場で確認を取る事を希望なさいますか?」
決して大きな声で話してはいないのに良く通る声ね。
ペルピナル公爵親娘は激昂していた為ドス黒い顔色が、徐々に血の気が引けて青白くなって大人しくなった。
そのまま騎士に引きづられる様に会場から消えてしまった。
「皆様卒業おめでとうございます。お騒がせしてしまいましたが、どうぞ引き続き卒業パーティーを楽しんで下さい」
くるりと振り返り、輝かんばかりのあどけない王子スマイルをかまし、ちょっと無理のある挨拶をして去って行った。
「…しばらく落ち着くのを待ってから帰宅しようかしら」
「そうねぇ。王妃派、ペルピナル公爵家と懇意にしていた方達で出入口はごった返しているものね」
第二王子殿下が立ち去った後の一瞬の静寂。そして出入口に殺到する人達で大騒ぎだ。
黒い噂が事実だった証拠が出たって、大臣という立場を利用して横領しているとか、寄付をしている孤児院の子供達を売買しているとか、違法薬物の取り引きに、メイドや下働きの者達を虐待死しているとか、爵位の低い方達に袖の下を要求しているとか一体どれの事かしら。
ご令嬢の方も気に入らない、あるいは脅威に感じる令嬢を裏で後ろ暗い者に襲わせたり、傷物にしたりしてるとかもあったわね。気に入った男性の実家を脅迫、困窮させて無理矢理侍従にしているとかも。
他にもまだ噂はあったけれど覚えてないわね。
あれ?あの裏社会もバッチリお任せ★ペルピナル元公爵令嬢に目を付けられて今日まで五体満足で卒業パーティーに出席して「怖かったですぅ」で済ませたアメリ嬢ってもしかして凄すぎじゃないの。
…考えても分からないから忘れましょう。
それにしても、第二王子殿下が兵を引き連れてあの方々を捕縛だなんて…。
王妃を抑え込めたからなのよね?
もしかして明るい未来が望めてしまうのかしら。
うふふふと少し乾燥してしまった取り分けた料理を口に運ぶ。
何故かぱさついた料理が今までで1番のご馳走に感じるわ。
「貴様…!」
「きゃ、なんなんですか!?」
わーきーと喚き続けている王太子達は問答無用で連れ去られた様だが、ペルピナル公爵親娘は「いくら王族とはいえ公爵家の人間にこの様な…!」やら「私は被害者です!不当に貶められたのです!」など大騒ぎで動こうとはしない。
にっこりとまだあどけなさを残した笑顔を見せ、第二王子殿下が笑顔のまま言葉を続ける。
「よろしいのですか?今まで噂でしかなかった事に証拠が出てまいりまして…。それともこの場で確認を取る事を希望なさいますか?」
決して大きな声で話してはいないのに良く通る声ね。
ペルピナル公爵親娘は激昂していた為ドス黒い顔色が、徐々に血の気が引けて青白くなって大人しくなった。
そのまま騎士に引きづられる様に会場から消えてしまった。
「皆様卒業おめでとうございます。お騒がせしてしまいましたが、どうぞ引き続き卒業パーティーを楽しんで下さい」
くるりと振り返り、輝かんばかりのあどけない王子スマイルをかまし、ちょっと無理のある挨拶をして去って行った。
「…しばらく落ち着くのを待ってから帰宅しようかしら」
「そうねぇ。王妃派、ペルピナル公爵家と懇意にしていた方達で出入口はごった返しているものね」
第二王子殿下が立ち去った後の一瞬の静寂。そして出入口に殺到する人達で大騒ぎだ。
黒い噂が事実だった証拠が出たって、大臣という立場を利用して横領しているとか、寄付をしている孤児院の子供達を売買しているとか、違法薬物の取り引きに、メイドや下働きの者達を虐待死しているとか、爵位の低い方達に袖の下を要求しているとか一体どれの事かしら。
ご令嬢の方も気に入らない、あるいは脅威に感じる令嬢を裏で後ろ暗い者に襲わせたり、傷物にしたりしてるとかもあったわね。気に入った男性の実家を脅迫、困窮させて無理矢理侍従にしているとかも。
他にもまだ噂はあったけれど覚えてないわね。
あれ?あの裏社会もバッチリお任せ★ペルピナル元公爵令嬢に目を付けられて今日まで五体満足で卒業パーティーに出席して「怖かったですぅ」で済ませたアメリ嬢ってもしかして凄すぎじゃないの。
…考えても分からないから忘れましょう。
それにしても、第二王子殿下が兵を引き連れてあの方々を捕縛だなんて…。
王妃を抑え込めたからなのよね?
もしかして明るい未来が望めてしまうのかしら。
うふふふと少し乾燥してしまった取り分けた料理を口に運ぶ。
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