笑顔を届けるパティシエになりたい! ――おとぎの国からの脱出大作戦――

「おもちゃが……動いてる!?」

小学校からの帰り道、お菓子作りが好きな少女・咲良はおとぎの国に迷い込んでしまう。
そこはおもちゃが動く不思議な世界。
たくさんのおもちゃたちがしゃべり、踊り、人間と同じように暮らしている場所。

そんな不思議な世界を初めは楽しんでいた咲良だったが、次第にお母さんや学校の友達が恋しくなり、現実世界に帰りたいと願うようになる。
だが、現実世界に帰るためには『夢』を見つけないといけないらしい。

「夢なんて……わからないよ」
「それじゃあ今から一緒に探しに行こう!」

途方に暮れる彼女に、おとぎの国で初めて友達になった犬のぬいぐるみ・ツムが提案し、二人は咲良の夢を探す旅に出ることになる。
そしてその最中、咲良は沢山のお菓子を振る舞うことに。

あるところでは甘いものを食べたことがない子どもたちに――。
また違う場所では無理な要求をしてくる王様をなだめるために――。

様々な出来事を通して、咲良はやがて答えを見つけ出す。

「私は――パティシエになりたい!」


異世界に迷い込んだ少女が犬のぬいぐるみと共に夢を探す物語が今、始まる――!
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,156 位 / 192,156件 児童書・童話 3,612 位 / 3,612件

あなたにおすすめの小説

前世の君にさようなら

児童書・童話
ある日突然、前世の記憶がよみがえった平々凡々に生きる青年の話。 その前世の自分はとても切なく悲しい人生をおくった少年。 そんな前世の記憶を抱えたまま毎日を過ごしていたときに出会った人物とは…。

おばあちゃんのおかず。

kitahara
児童書・童話
懐かしい… 懐かしいけれど、作れない…。 懐かしいから食べたい…。 おばあちゃんの思い出は…どこか懐かしくあたたかいな…。 家族のひとくくり。 想いを。

君と見る楽園の夕暮れ

春川日向子
児童書・童話
妖精と仲良しなせいで人間の友達がいないるりちゃん。 周りからはひとりぼっちに見えるるりちゃんですが、たくさんの妖精たちと共に楽しい日々を過ごしています。 ところがある日、るりちゃんは忽然と姿を消してしまうのでした。 中学生になった古賀彰人は、幼き日に、初恋の相手・篠谷瑠璃を突き飛ばして消滅させてしまったことを悔いていた。 入学後まもなく、不思議な魔女のうわさを聞いた彰人は、再び瑠璃と会うため、手がかりを求めて魔女の家を訪ねる。そうして彼は、未知の世界に旅立つこととなるのだった。

星食いリアロー

柚緒駆
児童書・童話
僕には秘密がある。 それはいつも、お風呂の中で、 あの歌を聞いていること。

小さな王子さまのお話

佐宗
児童書・童話
『これだけは覚えていて。あなたの命にはわたしたちの祈りがこめられているの』…… **あらすじ** 昔むかし、あるところに小さな王子さまがいました。 珠のようにかわいらしい黒髪の王子さまです。 王子さまの住む国は、生きた人間には決してたどりつけません。 なぜなら、その国は……、人間たちが恐れている、三途の河の向こう側にあるからです。 「あの世の国」の小さな王子さまにはお母さまはいませんが、お父さまや家臣たちとたのしく暮らしていました。 ある日、狩りの最中に、一行からはぐれてやんちゃな友達と冒険することに…? 『そなたはこの世で唯一の、何物にも代えがたい宝』―― 亡き母の想い、父神の愛。くらがりの世界に生きる小さな王子さまの家族愛と成長。 全年齢の童話風ファンタジーになります。

おまけのオバケ オバケのおまけ

来栖颯真
児童書・童話
 主人公・小林マサキが買ったお菓子のおまけが、小さなオバケだった。  友人のナオキを巻きこみ、オバケとの生活が始まります。  オバケの正体は?  なぜ、今、オバケが現れたのか?  ビクビクドキドキの小学生ライフ、開幕です。  福永令三児童文学賞に二回応募し、最終選考まで残った作品か優秀賞のどちらかを頂いた作品です。  頂いた評価を元に、書き直しました。  ハラハラドキドキできる小説です。

そのままで、いいの!?

hanahui2021.6.1
児童書・童話
いちど、もってしまった【れっとう かん】はおもいのほか てごわくて …。

うさぎのぬいぐるみのロン

みなみ美咲
児童書・童話
あなたは小さい頃にぬいぐるみで遊んだ思い出はありますか?ぬいぐるみと遊んでいると楽しい気持ちや幸せな気持ちになります。 でも何かあった時に、そのぬいぐるみはあなたの力になりましたか? このお話はぬいぐるみのロンと持ち主の毎日の日々を描いた物語です。毎日の出来事をロンの目線になってお話は進んでいきます。 ぬいぐるみにしかできないことをロンの気持ちになって読んでみてください。

処理中です...