笑顔を届けるパティシエになりたい! ――おとぎの国からの脱出大作戦――

「おもちゃが……動いてる!?」

小学校からの帰り道、お菓子作りが好きな少女・咲良はおとぎの国に迷い込んでしまう。
そこはおもちゃが動く不思議な世界。
たくさんのおもちゃたちがしゃべり、踊り、人間と同じように暮らしている場所。

そんな不思議な世界を初めは楽しんでいた咲良だったが、次第にお母さんや学校の友達が恋しくなり、現実世界に帰りたいと願うようになる。
だが、現実世界に帰るためには『夢』を見つけないといけないらしい。

「夢なんて……わからないよ」
「それじゃあ今から一緒に探しに行こう!」

途方に暮れる彼女に、おとぎの国で初めて友達になった犬のぬいぐるみ・ツムが提案し、二人は咲良の夢を探す旅に出ることになる。
そしてその最中、咲良は沢山のお菓子を振る舞うことに。

あるところでは甘いものを食べたことがない子どもたちに――。
また違う場所では無理な要求をしてくる王様をなだめるために――。

様々な出来事を通して、咲良はやがて答えを見つけ出す。

「私は――パティシエになりたい!」


異世界に迷い込んだ少女が犬のぬいぐるみと共に夢を探す物語が今、始まる――!
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,868 位 / 193,868件 児童書・童話 3,642 位 / 3,642件

あなたにおすすめの小説

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

灯りの点る小さな家

サクラ
児童書・童話
「私」はいじめられっ子。 だから、いつも嘘を家族に吐いていた。 「楽しい1日だったよ」 正直に相談出来ないまま、両親は他界。そんな一人の「私」が取った行動は……。 いじめられたことのある人、してしまったことのある人に読んでほしい短編小説。

屋根裏のコロンコ ~小さな居候の物語~

文月みつか
児童書・童話
 二足歩行、長いしっぽ、ビロードの毛。手先は器用、好奇心旺盛で、きれい好き。あなたの家にもいるかもしれない奇妙な生き物、ヤカクレ(家隠れ)。  ヤカクレとは、古くから民家などに住み着いて暮らしている人ならぬものである。小人か妖精か、ネズミなのかモグラなのかは判然としない。彼らは人間を模倣し、依存し、慎ましくのびやかに生きる。  新しい住み家を探していたヤカクレのコロンコは、理想的な家を見つけて大いに喜んだ。しかし、油断したために部屋の主の女の子に見つかってしまい…… 見た目はもふもふ、中身はカタブツのちいさな冒険!

番を辞めますさようなら

京佳
恋愛
番である婚約者に冷遇され続けた私は彼の裏切りを目撃した。心が壊れた私は彼の番で居続ける事を放棄した。私ではなく別の人と幸せになって下さい。さようなら… 愛されなかった番 すれ違いエンド ざまぁ ゆるゆる設定

極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

猫菜こん
児童書・童話
 私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。  だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。 「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」  優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。  ……これは一体どういう状況なんですか!?  静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん  できるだけ目立たないように過ごしたい  湖宮結衣(こみやゆい)  ×  文武両道な学園の王子様  実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?  氷堂秦斗(ひょうどうかなと)  最初は【仮】のはずだった。 「結衣さん……って呼んでもいい?  だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」 「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」 「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、  今もどうしようもないくらい好きなんだ。」  ……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。

トゥオンと竜の結び手【休載中】

神原オホカミ【書籍発売中】
児童書・童話
大陸の北側にある山岳地帯のラナカイ村に住む少女、トゥオン。 彼女の相棒は、伝説の生き物と言われている『竜』のヴァンだった。 家族同様に一緒に過ごし、平和な日々を過ごしていたトゥオンとヴァンだったのだが 西の平地を統治するウルン大帝国が、食糧飢饉に陥ったことで、その平和は脆く崩れ去ってしまう。 竜を悪者とする西の民は、竜の住まう東の聖域の豊かな資源を求めて その場所を侵略する動きが見えてきた。 竜の住む東の聖域、ローチャオに到達するまでには、 トゥオンたちの住む山岳地帯を抜けるしか方法は無い。 次々に近隣の村がウルン大帝国に支配されていく中で、 ラナカイ村も平和的に属国となり、争いを避ける事となった。 しかし、ヴァンが見つかってしまえば、捕まって殺されてしまう。 トゥオンの両親は、ヴァンを助けるために、竜の住む聖域にヴァンを戻すことに決める。 トゥオンは大事な家族を守るため、別れを告げるために ヴァンとともに、彼を安全な聖域の奥地へと逃がす旅に出る。 大人たちの思惑、少年と少女たちの複雑な思い、そして種族を越えた絆と家族。 少年少女たちが、竜とともに戦い、立ち向かって行く物語です。 2021年7月書き始め 2023年改稿中 申し訳ないですが、不定期更新となりますm(__)m ◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。 ◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。 ◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。

【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~

山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」 母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。 愛人宅に住み屋敷に帰らない父。 生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。 私には母の言葉が理解出来なかった。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。