ひどい境遇にあっている私を助ける為に未来から娘と息子がやってきたようです

透けてるブランディシュカ

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06 親切な人

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 しばらくすると、家の住人が様子を見にきた。

 やはり、私を助けた人は男の人だった。

 子供達は、私達の邪魔にならないように家の外でなりゆきを見守っている。

 私を助けてくれたその人は、当分私をこの家に置いてくれるようだった。

 そして、兵士達からも私の存在を隠してくれるという。

 とてもありがたかった。

 けれど、彼がどうしてそんな事をしてくれるのか分からない。

 だから、私は理由を聞いた。

 彼は言いたくなかったのか、赤くなって黙り込むだけだった。

 それはどういう意味なのだろう。

 窓の外を見ると、子供達がくすくす笑っているのが見えた。

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