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〇25 事故愛と時の魔女
しおりを挟む僕という魔女は、生まれてからずっと一人でいきてきたよ。
なぜって?
だって、一人で生きてこられたからさ。
僕は最初から一人で、何でもできたもの。
でも、後悔している。
なんでもっと他の者と関わらなかったんだろうって。
二人で生きている者や、三人で生きている者達は色々な事ができるんだ。
僕は一人でも生きられるけれど、できるのは生きる事だけ。
それ以外の事は、からっきしだよ。
時を戻せるなら、やりなおしたい。
それともまだ間に合うのかい?
今からでも遅くないかな。
なら。
誰の何を愛せばいいのだろう。
愛を知っている君達が、僕に教えてほしい。
言われないと、分からないんだよ。
愛ってどんなにすごいんだろうね。
僕はその愛がほしいのに。
愛のすごい力が欲しいのに。
手に入れ方が分からないんだよ。
愛があれば。
愛さえあれば。
乗り越えられない過去だって、きっと乗り越えられるかもしれない。
まだ見ぬ未来へだって、手さぐりでも踏み出せるかもしれない。
だから、誰の何を愛せばいいのか教えてほしい。
愛の力を手に入れるためには、一体僕はどこの、どんな、どういった人を愛せばいいんだろう。
教えてくれさえすれば、きっとそれを愛してみせるからさ。
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