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14.素直な心《3》

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「ミリーちゃん!!!倒れたと聞いたわ!大丈夫なの?!?!










まぁぁ!!!!!!そのおでこの傷は何?!?!」















「…マイリ、そんな大声出すとミリーがビックリするだろう。」





















母が大声で騒ぎ立てるのをお義父様が諭す。

(紹介が遅れたが、母の名前はマイリ・ルビリアである)














「ですが、あなた。ミリーは先程まで目を覚ましていなかったのですよ?!心配なのには変わりないですわ!」


















こんな時でも一緒に噴水に落ちたメイは無視である。



















恐らくそんな感情、義父にはお見通しだ。














「…まぁ、だが病み上がりではあるが、ミリーと有意義な話が出来たよ。ほら、そろそろ商会が来る時間じゃないのかい?」







玄関先から何やら声が聞こえる…
















「あら!もうこんな時間!ミリー。あなたが会話ができるほどに回復しててよかったわ。
傷は後でお薬塗りましょうね…!


あなたの分のドレスも新調するから気にせずゆっくり休みない!










あなた…では、また後ほど…」














「ああ、またあとで。」




































「「ふぅ」」











あっ、










お互いに顔を見合わせる







お互いに思うことがあったのだろう。













ひとまず嵐が過ぎ去り私は義父にもう一度話をしようと恐る恐る話し始める














「…あの、お義父様…





先程申し上げた通り、メイは何も悪くありませんわ。







今までも…私が悪いことをしてメイのせいにしていたのです…」














「まるで人が変わったようだね…何か心境の変化があったのかな?」










ギクッ、






「ふ、噴水に落ちて、考えが変わったの…新しく出来た家族を大事にしようって…」















すごく見られている気がするが、ギュッと目をつぶり下を向く












ポンポン











「…ありがとう。あの子は私にとって、…もちろんミリーも含めて大事な家族だから仲良くしてくれると嬉しいな。」









声を出さず頷く







小さく笑った声がした



「さぁ、まだ病み上がりだろう…ゆっくり休むんだよ」










そう言い残し義父は部屋から出ていった







(前の時よりは義父とはいい関係になれ、、てる?かな?)




義父を救うまで残りあと数ヶ月。
ミリーはまだまだやることがたくさんだ。




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