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もふって新人生!
◆もふって最弱!
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「ようこそ。ギルドIrisへ。本日はどのようなご用件でしょうか」
舞たちが、ギルドにつき、受付窓口へ行く。そこで、今日来た用事をギルド員に伝える。
「ギルドカードの発行をしたいのですが…」
「畏まりました。ギルドカードの発行履歴はお有りですか?」
「いえ、初めてです」
「では、初回と言う事でギルドカードの説明を、私、エリナ・セフェリアが努めさせて頂きます」
「はい!お願いします!」
ギルドカードについての説明を頼むとその場ですぐに始まった。
「では、まず基本規則の説明です。まずはこちらの冊子をご覧下さい」
そう言って三人に配られたのはどデカく[ギルド及びギルドカード諸説明]と書かれた小さな本だった。
「一ページ目をご覧下さい。こちらが基本規則となりますので、目を通して置いてください。また、不明瞭な点が有りましたらどうぞ質問なさってください」
ギルド内規約が書かれたページを見る。
【第一条:ギルドカードの偽装及び破壊、並びに強奪を禁ずる規則。
第一項:ギルドカードの偽装を禁ずる。
第二項:有事以外の他者のギルドカードの破壊を禁ずる。
第三項:有事以外の自身のギルドカードの破壊を禁ずる。
第四項:有事以外の他者のギルドカードの強奪及び使用を禁ずる。
《以上の四項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第二条:他者との戦闘、喧嘩、決闘についての規則。
第一項:路上での武器を使用した戦闘行為を禁ずる。
第二項:ギルド内での一切の戦闘行為を禁ずる。
第三項:決闘場及び闘技場での決闘行為のみ許可する。
第四項:無害な人物に一方的に戦闘行為をはたらくことを禁ずる。
《以上の四項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第三条:犯罪行為についての規則。
第一項:他者の所有物の窃盗の一切を禁ずる。
第二項:他者の建造物の不法な侵入を禁ずる。
第三項:有事以外の、他者の所有物の破壊を禁ずる。
《以上の三項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第四項:ギルドに関しての規則。
第一項:ギルド関連の施設はギルドカードが無提示の場合使用を禁ずる。
第二項:ギルド管理下の建造物及び所有物の無許可時の侵入、使用を禁ずる。
第三項:ギルド管理下の建造物及び所有物の無許可時の破壊を禁ずる。
第四項:ギルド関係者に暴力行為を禁ずる。
第五項:緊急時のクエストは指定ランクの冒険者のみ出動可、それ以外は出動を禁ずる。
《以上の五項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》】
ずらっと並べられた文字に見入る。
「ん?あの、このランクって、なんですか?」
始めに質問をしたのは涼華だった。
「それは、このギルドでは強さを表すものになります。ランクは最低がFで、ギルドカード初発行の方はこのランクからスタートしてもらいます。また、ランクがAを越えると、S、S+、SS、SSSランクと上がっていきます」
「えっと、その、高ランクの方って何名程いらっしゃるんですか?」
続いて千明も疑問をぶつける。
「はい、SSSランクは現在2名で、SSランクが6名、S+ランクが24名で、Sランクは83名ですね。ちなみに、Aランクの方は580名程いらっしゃいますよ」
「ほぇー……やっぱり一番上のランクの人は少ないんだなー……」
千明が感心したように言う。
三人は、もう一度規則を確認して、何も聞くことが無いと判断すると、舞が口を開いた。
「もう、特筆すべき質問はありません。次へ移って頂けますか?」
「はい、畏まりました。では、続いてクエストについての説明です」
エリナは何処から持ってきたのか大きな板と色々書いてある紙を引っ張りだした。
「それでは、これをご覧下さい。クエストにも種類と危険度が設定されています。例えば、こちらですね、ゴブリンの討伐ですと、危険度はFランクで、討伐クエストとなっております」
「討伐クエストの他にはどんなクエストがあるんですか?」
「はい、討伐の他には、雑用クエスト、採取クエスト、探索クエスト、撃退クエスト等があります。危険度は、冒険者ランクと同じ仕組みですが、SSSランクの仕事は月に一件か二件入ってきますね」
「…ふむ。ありがとうございます。千明、涼華、他に聞きたいことあるか?」
「ううん。特に無いよ」
「私も特に…」
舞の問いかけにもう質問はないと答える二人。舞がエリナに「もう大丈夫です」と告げると、エリナは板と紙を仕舞って、舞たちを地下へと案内する。
石で作られた階段を降っていくと、そこには魔法陣が描かれ、水晶玉が中央の台の上に乗っていた。
「では、続いてステータス鑑定へと移らせて頂きます。皆様一人ずつ、こちらの魔法陣の上に乗っていただいた後にこの水晶の上に手を置いて頂きます」
そう説明されて、まず舞が魔法陣の上に乗り、水晶の上に手を置く。
「では、詠唱を始めさせて頂きます。少々お待ち下さい」
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
詠唱が終わり、ギルドの地下に眩しい光が満ちる。
やがて、その光が収まると舞の目の前にはホログラムの様な画面が表示されていた。
「ふおおおぉぉぉお!!すげー!!!」
「では、ギルドカードをこちらへお願いします」
ホログラムの様な画面に興奮する舞は、ギルド員の指示に従ってギルドカードを提示する。
「…これは……!!」
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:マイ・カミカワ
種族:人族
年齢:17歳
所持金:銅貨12枚
《ステータス》
Lv :4
体力:340 ランクF
魔力:280 ランクF
筋力:250 ランクF
耐久:160 ランクF
敏捷:50 ランクF
運:20 ランクF
《加護》
・神獣の加護
・太陽神の加護
・神鳥の加護
・精霊王の加護
《スキル》 】
舞のステータスの測定が終わると、エリナはその異常さに驚きながらも「ありがとうございました」と一礼し、ギルドカードを舞に返す。
「へぇ、これが僕のステータスかぁ…ん?Fランク?」
「もしかしてこれってすごい弱いの??」とでも言わんばかりに首を傾げてエリナを見つめる。
「…はい、申し上げにくいのですが、はっきり言って最弱です。そのステータスでは、Eランクに上がることすら難しいでしょう…」
「ええー!!そんなぁ…もっと強いと思ってたのに……」
落ち込んでいる舞を後ろに引っ張って次に、千明のステータスを測定し始める。エリナは次に千明のステータスを計測するために魔法陣の上に乗るように指示する。
エリナに呼ばれたので先程の様に、千明も舞に習って魔法陣の上に立ち、水晶に手を当てる。そこまで長くはない詠唱が、また始まる。
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
眩い光が収まると同じようにホログラムの様な画面が千明の手元にあった。
「お願いします」
短く言葉を切ってエリナに渡す。
「!!………これは………!!」
ありえないと言わんばかりの盛大な溜息をついて、ステータス画面を千明に返却する。
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:チアキ・キヅ
種族:人族
年齢:17歳
所持金:無一文
《ステータス》
Lv :89
体力:2800 ランクSS
魔力:2100 ランクS
筋力:2300 ランクSS
耐久:3000 ランクSSS
敏捷:700 ランクA
運:120 ランクSSS
《加護》
・神王の加護
・双子座の加護
・竜王の加護
・精霊王の加護
《スキル》
・鑑定眼
・自動魔法障壁
・自動物理障壁
・状態異常無効化
・魔法強化
・学習 】
「よっし!これは相当強いんじゃない!?」
「…はい。1ヶ月もあればSSSランクまで到達可能かと思われます。しかし、これだけのステータスをお持ちになられながら、何故今までギルドに訪れたことが無いのですか?」
「んー、なんでだろうね?行く気になれなかったから?」
「…そうですか、私的な質問をしてしまい申し訳御座いませんでした……」
エリナに凄いと褒められて少し嬉しそうな顔をしている千明を眺めて微笑みながら、自分のステータスってどんなのだろう?と、考えている涼華の番が来た。
詠唱が始まる。
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
もう見慣れた手順でエリナにステータスを提示する。
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:リョウカ・カミカワ
種族:人族
年齢:14歳
所持金:無一文
《ステータス》
Lv :85
体力:1500 ランクA
魔力:3500 ランクSSS
筋力:800 ランクC
耐久:3000 ランクSSS
敏捷:1200 ランクSS
運:120 ランクSSS
《加護》
・神王妃の加護
・射手座の加護
・冥王の加護
・精霊王の加護
《スキル》
・鑑定眼
・自動魔法障壁
・自動物理障壁
・状態異常無効化
・魔法強化
・学習 】
「…これで鑑定は終了です。ギルドカードは本日から利用可能ですのでどうぞご活用ください。尚、偽装処置等をした場合、ステータス欄に《状態:犯罪者》と表示されますので、ご注意ください。クエストの受け付けをいつでもお待ちしておりますので、いつでもギルドご利用ください」
「え、ちょ、ちょっとすみません。もしかしなくても、私もすっごく強いんですか?」
「はい、もしかしなくてもとても強いです」
もう早くこの場所から居なくなりたそうに早口で説明をしきったエリナは涼華の質問を軽くあしらって地下から三人が出たのを確認してから受付窓口へと戻っていった。
「僕一人だけ弱いのは気に食わないけど、今はどうでもいいさ!よしっ!お布団だっ!」
「「おー!!!」」
受付窓口でぐったりしているエリナに軽くお辞儀をしてギルドを出る。街中を歩く三人の声は心なしか何時もより少し明るい気がした。
舞たちが、ギルドにつき、受付窓口へ行く。そこで、今日来た用事をギルド員に伝える。
「ギルドカードの発行をしたいのですが…」
「畏まりました。ギルドカードの発行履歴はお有りですか?」
「いえ、初めてです」
「では、初回と言う事でギルドカードの説明を、私、エリナ・セフェリアが努めさせて頂きます」
「はい!お願いします!」
ギルドカードについての説明を頼むとその場ですぐに始まった。
「では、まず基本規則の説明です。まずはこちらの冊子をご覧下さい」
そう言って三人に配られたのはどデカく[ギルド及びギルドカード諸説明]と書かれた小さな本だった。
「一ページ目をご覧下さい。こちらが基本規則となりますので、目を通して置いてください。また、不明瞭な点が有りましたらどうぞ質問なさってください」
ギルド内規約が書かれたページを見る。
【第一条:ギルドカードの偽装及び破壊、並びに強奪を禁ずる規則。
第一項:ギルドカードの偽装を禁ずる。
第二項:有事以外の他者のギルドカードの破壊を禁ずる。
第三項:有事以外の自身のギルドカードの破壊を禁ずる。
第四項:有事以外の他者のギルドカードの強奪及び使用を禁ずる。
《以上の四項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第二条:他者との戦闘、喧嘩、決闘についての規則。
第一項:路上での武器を使用した戦闘行為を禁ずる。
第二項:ギルド内での一切の戦闘行為を禁ずる。
第三項:決闘場及び闘技場での決闘行為のみ許可する。
第四項:無害な人物に一方的に戦闘行為をはたらくことを禁ずる。
《以上の四項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第三条:犯罪行為についての規則。
第一項:他者の所有物の窃盗の一切を禁ずる。
第二項:他者の建造物の不法な侵入を禁ずる。
第三項:有事以外の、他者の所有物の破壊を禁ずる。
《以上の三項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》
第四項:ギルドに関しての規則。
第一項:ギルド関連の施設はギルドカードが無提示の場合使用を禁ずる。
第二項:ギルド管理下の建造物及び所有物の無許可時の侵入、使用を禁ずる。
第三項:ギルド管理下の建造物及び所有物の無許可時の破壊を禁ずる。
第四項:ギルド関係者に暴力行為を禁ずる。
第五項:緊急時のクエストは指定ランクの冒険者のみ出動可、それ以外は出動を禁ずる。
《以上の五項を戎する場合、軽罰若しくは、重罰に科される》】
ずらっと並べられた文字に見入る。
「ん?あの、このランクって、なんですか?」
始めに質問をしたのは涼華だった。
「それは、このギルドでは強さを表すものになります。ランクは最低がFで、ギルドカード初発行の方はこのランクからスタートしてもらいます。また、ランクがAを越えると、S、S+、SS、SSSランクと上がっていきます」
「えっと、その、高ランクの方って何名程いらっしゃるんですか?」
続いて千明も疑問をぶつける。
「はい、SSSランクは現在2名で、SSランクが6名、S+ランクが24名で、Sランクは83名ですね。ちなみに、Aランクの方は580名程いらっしゃいますよ」
「ほぇー……やっぱり一番上のランクの人は少ないんだなー……」
千明が感心したように言う。
三人は、もう一度規則を確認して、何も聞くことが無いと判断すると、舞が口を開いた。
「もう、特筆すべき質問はありません。次へ移って頂けますか?」
「はい、畏まりました。では、続いてクエストについての説明です」
エリナは何処から持ってきたのか大きな板と色々書いてある紙を引っ張りだした。
「それでは、これをご覧下さい。クエストにも種類と危険度が設定されています。例えば、こちらですね、ゴブリンの討伐ですと、危険度はFランクで、討伐クエストとなっております」
「討伐クエストの他にはどんなクエストがあるんですか?」
「はい、討伐の他には、雑用クエスト、採取クエスト、探索クエスト、撃退クエスト等があります。危険度は、冒険者ランクと同じ仕組みですが、SSSランクの仕事は月に一件か二件入ってきますね」
「…ふむ。ありがとうございます。千明、涼華、他に聞きたいことあるか?」
「ううん。特に無いよ」
「私も特に…」
舞の問いかけにもう質問はないと答える二人。舞がエリナに「もう大丈夫です」と告げると、エリナは板と紙を仕舞って、舞たちを地下へと案内する。
石で作られた階段を降っていくと、そこには魔法陣が描かれ、水晶玉が中央の台の上に乗っていた。
「では、続いてステータス鑑定へと移らせて頂きます。皆様一人ずつ、こちらの魔法陣の上に乗っていただいた後にこの水晶の上に手を置いて頂きます」
そう説明されて、まず舞が魔法陣の上に乗り、水晶の上に手を置く。
「では、詠唱を始めさせて頂きます。少々お待ち下さい」
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
詠唱が終わり、ギルドの地下に眩しい光が満ちる。
やがて、その光が収まると舞の目の前にはホログラムの様な画面が表示されていた。
「ふおおおぉぉぉお!!すげー!!!」
「では、ギルドカードをこちらへお願いします」
ホログラムの様な画面に興奮する舞は、ギルド員の指示に従ってギルドカードを提示する。
「…これは……!!」
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:マイ・カミカワ
種族:人族
年齢:17歳
所持金:銅貨12枚
《ステータス》
Lv :4
体力:340 ランクF
魔力:280 ランクF
筋力:250 ランクF
耐久:160 ランクF
敏捷:50 ランクF
運:20 ランクF
《加護》
・神獣の加護
・太陽神の加護
・神鳥の加護
・精霊王の加護
《スキル》 】
舞のステータスの測定が終わると、エリナはその異常さに驚きながらも「ありがとうございました」と一礼し、ギルドカードを舞に返す。
「へぇ、これが僕のステータスかぁ…ん?Fランク?」
「もしかしてこれってすごい弱いの??」とでも言わんばかりに首を傾げてエリナを見つめる。
「…はい、申し上げにくいのですが、はっきり言って最弱です。そのステータスでは、Eランクに上がることすら難しいでしょう…」
「ええー!!そんなぁ…もっと強いと思ってたのに……」
落ち込んでいる舞を後ろに引っ張って次に、千明のステータスを測定し始める。エリナは次に千明のステータスを計測するために魔法陣の上に乗るように指示する。
エリナに呼ばれたので先程の様に、千明も舞に習って魔法陣の上に立ち、水晶に手を当てる。そこまで長くはない詠唱が、また始まる。
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
眩い光が収まると同じようにホログラムの様な画面が千明の手元にあった。
「お願いします」
短く言葉を切ってエリナに渡す。
「!!………これは………!!」
ありえないと言わんばかりの盛大な溜息をついて、ステータス画面を千明に返却する。
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:チアキ・キヅ
種族:人族
年齢:17歳
所持金:無一文
《ステータス》
Lv :89
体力:2800 ランクSS
魔力:2100 ランクS
筋力:2300 ランクSS
耐久:3000 ランクSSS
敏捷:700 ランクA
運:120 ランクSSS
《加護》
・神王の加護
・双子座の加護
・竜王の加護
・精霊王の加護
《スキル》
・鑑定眼
・自動魔法障壁
・自動物理障壁
・状態異常無効化
・魔法強化
・学習 】
「よっし!これは相当強いんじゃない!?」
「…はい。1ヶ月もあればSSSランクまで到達可能かと思われます。しかし、これだけのステータスをお持ちになられながら、何故今までギルドに訪れたことが無いのですか?」
「んー、なんでだろうね?行く気になれなかったから?」
「…そうですか、私的な質問をしてしまい申し訳御座いませんでした……」
エリナに凄いと褒められて少し嬉しそうな顔をしている千明を眺めて微笑みながら、自分のステータスってどんなのだろう?と、考えている涼華の番が来た。
詠唱が始まる。
『La spiritoj kiuj konsistigas la mondo ekzistas espero . Bonvolu kauzis tiun homan kapablon.』
もう見慣れた手順でエリナにステータスを提示する。
【
ギルドカード
《基礎情報》
名前:リョウカ・カミカワ
種族:人族
年齢:14歳
所持金:無一文
《ステータス》
Lv :85
体力:1500 ランクA
魔力:3500 ランクSSS
筋力:800 ランクC
耐久:3000 ランクSSS
敏捷:1200 ランクSS
運:120 ランクSSS
《加護》
・神王妃の加護
・射手座の加護
・冥王の加護
・精霊王の加護
《スキル》
・鑑定眼
・自動魔法障壁
・自動物理障壁
・状態異常無効化
・魔法強化
・学習 】
「…これで鑑定は終了です。ギルドカードは本日から利用可能ですのでどうぞご活用ください。尚、偽装処置等をした場合、ステータス欄に《状態:犯罪者》と表示されますので、ご注意ください。クエストの受け付けをいつでもお待ちしておりますので、いつでもギルドご利用ください」
「え、ちょ、ちょっとすみません。もしかしなくても、私もすっごく強いんですか?」
「はい、もしかしなくてもとても強いです」
もう早くこの場所から居なくなりたそうに早口で説明をしきったエリナは涼華の質問を軽くあしらって地下から三人が出たのを確認してから受付窓口へと戻っていった。
「僕一人だけ弱いのは気に食わないけど、今はどうでもいいさ!よしっ!お布団だっ!」
「「おー!!!」」
受付窓口でぐったりしているエリナに軽くお辞儀をしてギルドを出る。街中を歩く三人の声は心なしか何時もより少し明るい気がした。
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