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第11話
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「俺も好きだから。これから大事にする。もう離さないから」
互いの気持ちが高ぶっていっているのがわかった。
声に負けないくらい卑猥な音が響いて、彼が手を解き覆いかぶさって息が荒くなってきているのに口を塞ぐようにキスされる。舌が入って絡み合う。苦しいのに更に気持ちよくなって、私は彼に必死にしがみついた。
両手で私の腰を掴んで、奥をコンコンと突かれてもうイキそうだった。
「待って、あぁ、イキそうっ、イっちゃうっ……」
「俺もイキそうだから」
同じリズムで突かれ続け、奥からすごい快感が押し寄せてくる。
「だめだめ、イクッ、イクイクッ……あぁっ……」
ビクビクと膣が痙攣する中、彼の動きは止まらない。
「ごめん、無理。止まれない」
必死に腰を振り続ける彼。その間イキ続けて頭がおかしくなりそうになりつつも、私の中が気持ちよくてこんなにも腰を振っているのだと思うと愛おしかった。
「あっ、出るっ……」
奥まで入って彼の動きが止まった。ビクビクしながら数回奥をぐっぐっと突いて彼がぐったりと力を抜いた。
それから休みつつ、数回彼と交わった。
一度口にしてしまったからか、最中彼は甘い言葉を何度も囁いてくれた。
翌朝彼に起こされた。
何度も交わった余韻が身体に残っている。重怠かったが嫌ではない。
机に朝食が並んでいて、向き合ってゆっくり食べた。
夜にあんなに激しく長く交わっていたのに、朝こうして顔を突き合わせているとどこか気恥ずかしかった。それは彼も同じようで、目が合うとすぐにそらしてしまう。
「昨日めっちゃ恥ずかしいこといってたわ」
耐え切れなくなったのか茶化すように彼がいった。
その顔には、社長としての風格など一切なく、私が昔からよく知っている馴染みのある彼の顔があった。
案外変わってないものだ。
久しぶりに見た本当に素の彼につられて笑いながら、私たちの関係も交差したからといって案外変わらないものなのかもしれないなと、これからのことに明るい気持ちで思いをはせた。
互いの気持ちが高ぶっていっているのがわかった。
声に負けないくらい卑猥な音が響いて、彼が手を解き覆いかぶさって息が荒くなってきているのに口を塞ぐようにキスされる。舌が入って絡み合う。苦しいのに更に気持ちよくなって、私は彼に必死にしがみついた。
両手で私の腰を掴んで、奥をコンコンと突かれてもうイキそうだった。
「待って、あぁ、イキそうっ、イっちゃうっ……」
「俺もイキそうだから」
同じリズムで突かれ続け、奥からすごい快感が押し寄せてくる。
「だめだめ、イクッ、イクイクッ……あぁっ……」
ビクビクと膣が痙攣する中、彼の動きは止まらない。
「ごめん、無理。止まれない」
必死に腰を振り続ける彼。その間イキ続けて頭がおかしくなりそうになりつつも、私の中が気持ちよくてこんなにも腰を振っているのだと思うと愛おしかった。
「あっ、出るっ……」
奥まで入って彼の動きが止まった。ビクビクしながら数回奥をぐっぐっと突いて彼がぐったりと力を抜いた。
それから休みつつ、数回彼と交わった。
一度口にしてしまったからか、最中彼は甘い言葉を何度も囁いてくれた。
翌朝彼に起こされた。
何度も交わった余韻が身体に残っている。重怠かったが嫌ではない。
机に朝食が並んでいて、向き合ってゆっくり食べた。
夜にあんなに激しく長く交わっていたのに、朝こうして顔を突き合わせているとどこか気恥ずかしかった。それは彼も同じようで、目が合うとすぐにそらしてしまう。
「昨日めっちゃ恥ずかしいこといってたわ」
耐え切れなくなったのか茶化すように彼がいった。
その顔には、社長としての風格など一切なく、私が昔からよく知っている馴染みのある彼の顔があった。
案外変わってないものだ。
久しぶりに見た本当に素の彼につられて笑いながら、私たちの関係も交差したからといって案外変わらないものなのかもしれないなと、これからのことに明るい気持ちで思いをはせた。
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