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第十四話 迷宮探索−2
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それからも魔物と遭遇するも、難なく突破していった。
現在は第九階層。
フロアの見た目は変わり映えしないが、出現する魔物が変わっていた。
爬虫類や両生類型の魔物なのは変わりないが、毒や麻痺毒を持った種類の魔物が現れるようになった。
目の前にいるのは一階層でも出会った一つ目のカエル。
だが、その体色は今までの緑色とは違い毒々しい紫色の斑点模様があった。
「ていやぁああっ!」
カエルの脳天をかち割る。
カエルは目をひっくり返しながら絶命した。
続けて違うカエルへ攻撃を仕掛ける。
ただではやられないと、カエルはアリシアを粘液まみれの舌で絡め取ろうとした。
だがアリシアは舌を難なく躱すと同時に切り裂き接近する。
攻撃範囲まで潜り込むとすかさず袈裟斬りで胴を両断した。
骸が始め飛ぶ瞬間に、内包された毒が飛び散る。
「んなっ!?」
「”ヴェール・オブ・ウィンド”ッ」
ルーンの声が響く。
声に応え魔法が発動すると風のヴェールがアリシアを包み込んだ。
そして包み込んだ風が降り注ぐ毒を風で弾き飛ばした。
「ありがとう。助かったよ」
「戦闘は任せっきりですので」
「いや、無理矢理パーティーを組んだんだ。これくらいへっちゃらさ」
平気と言わんばかりにアリシアは力こぶを作って見せる。
一方でルーンは、一応は無理矢理パーティーを組んだと思っているのかと、苦笑いをしていた。
本来一人なら、三層あたりで魔法を試しながら魔物を討伐していこうと思っていたが、すでにその倍以上の階層まで来てしまっていた。
「サポートが手厚いと繁殖期もこんなに楽々に進めるとはね」
アリシアもこの短時間でここまで来れるとは思っていなかったか、そう言った。
迷宮攻略は順調そのものだ。
それも危なげもない戦闘に呆気なさを感じるほどに。
第十階層へ足を踏み入れる。
そこはアリシアと休憩をした安全地帯だった。
「第十階層の入り口エリアはなぜか魔物が発生しないんだ。だから避けの魔道具を使うことで、冒険者たちは安全地帯として利用できている」
「そうだったんですね」
「さて、あんまりあっさり進めるから休憩するのを忘れていた。一度ここで休憩を取ろう」
そこらへんの壁に背中を預けて座る。
一昨日に似たような光景が広がる。
違いといえば、汚れの少ない体と完璧に防御力を引き出された防具くらいだ。
今思えばアリシアは何日かここに滞在していたのだろうか、と疑問に思う。これほどの手練れがあそこまで装備がボロボロになるのは不可解だ。
最初に見た時の彼女は悲惨な表情をしていた。
死を覚悟した直後ということもあるだろうけれど、まるで無理してでも迷宮に挑んでいるかのようにも見て取れた。
隣に座る彼女を見やる。
今の上機嫌な鼻歌を歌いながら、携帯食をパクパクと口に入れている姿からは到底そうとは思えなかった。
気のせいだなと、ルーンは一連の思考を放棄した。
「それにしても本当に君の魔法は異常だな」
「あははは、それ褒めてます?」
「もちろんさ。きっと、あの英雄の一人賢者ルーン様にも引けを取らないはずだ」
二日前の出来事とデジャブを感じる。
確かここで勇者の子孫だのなんだのと言われたんだっけか、と遠くない記憶を呼び起こす。
「流石にオリハルコンまでの能力はないですよ」
「ほう、その口振りはプラチナいや、ダイヤくらいにはいけそうな物言いだな」
「そ、そんなこと言ってないじゃないですか……」
からかいの目でアリシアはルーンを見る。
実際全盛期のルーンには遠く及ばないが、確かにプラチナかあるいはダイヤまでは上り詰めれると確信していた。
それを見抜かれたことでルーンは思わず口籠もってしまった。
ルーンという名前で呼ばれたことで偽名のことを思い出す。
「えっと、話変わるんですけど。今の俺の名前はルディナールなんです。なので、こっちで呼んでもらえると助かります」
「ルディナール……、なぜ偽名を使う必要がある? あれか、ルーンが偽名なのか?」
「えっと……」
どう説明すべきか悩む。
どうすれば丸く納まる説明がつけれるのか、思考を巡らせた結果。
「ルーンというのは本名です。ですが、賢者と同じ名前で何かと活動しにくいと思ったから偽名を作りました」
「なるほどな。確かにその卓越した魔法とルーンという名前、何か関係があるのではないかと疑う者は多いかもしれないな。いや、正直に言おう、私もその一人だ」
この際だと、アリシアは白状した。
ルーンは何となくではるけれど、薄々分かっていた。
というよりかは、今までの強引な行動に納得いくほどの回答がこれしかなかった。
助けた恩人に感謝にしてもやりすぎだし、でなければ一目惚れの線もあるが、それこそないだろう。
「疑われるような情報が多い自分が悪い……とは言いたくありませんが、結果的にそうですので」
「君は謎多き少年だからな。ちなみに私はまだ疑っているぞ?」
正直に言えば彼女にならば正体を明かしていいのではないかと考えていた。
イーリアスの子孫であるならば、まだ聞けていない仲間の情報も聞けるかもしれないし、迷宮探索もこちらから誘いやすくなる。
だが、それに伴ってリスクもあるのも事実だ。
まずは可能性として、賢者であるとアリシアが公言する可能性があること。
すでに死んだ存在の蘇生は、未だかつて無い事例だ。
そんなことを賢者がしたとなれば、英雄よりも上の存在、神のような存在になってしまう。
英雄と呼ばれるだけでも違和感があるのに、神はもはや赤面ものだ。そんなことになれば毎晩、恥ずかしくて枕を濡らさなければならない。
そもそも人の手で勝手に蘇生されたのに、神扱いは不本意極まりないのだが。
とはいえ、これはアリシアが公言してしまった場合。
彼女はそんなことはしないだろうと、二日間だけでの関係でも分かっている。
次はルーン自身に襲いかかる災いによる飛び火による、彼女自身のリスクだ。
自分の誰が生き返らせたのか分からない以上、どんな敵に狙われるかも分からない。
そもそも敵が存在するのかすら分からないが、何らかの目的で蘇生されたのは間違いない。
蘇生された理由を知った時、アリシアも巻き込まれるかもしれない。
そうなってしまえば後に引けない可能性だってある。
ここは彼女を守るためにも正体を明かすことは控えるべきだと、結論づけた。
「いや、俺は本当にただの一般人ですよ」
「これだけの魔法が使えて、一般人なはずはないが……。まぁ、追々化けの皮を剥がすさ」
現在は第九階層。
フロアの見た目は変わり映えしないが、出現する魔物が変わっていた。
爬虫類や両生類型の魔物なのは変わりないが、毒や麻痺毒を持った種類の魔物が現れるようになった。
目の前にいるのは一階層でも出会った一つ目のカエル。
だが、その体色は今までの緑色とは違い毒々しい紫色の斑点模様があった。
「ていやぁああっ!」
カエルの脳天をかち割る。
カエルは目をひっくり返しながら絶命した。
続けて違うカエルへ攻撃を仕掛ける。
ただではやられないと、カエルはアリシアを粘液まみれの舌で絡め取ろうとした。
だがアリシアは舌を難なく躱すと同時に切り裂き接近する。
攻撃範囲まで潜り込むとすかさず袈裟斬りで胴を両断した。
骸が始め飛ぶ瞬間に、内包された毒が飛び散る。
「んなっ!?」
「”ヴェール・オブ・ウィンド”ッ」
ルーンの声が響く。
声に応え魔法が発動すると風のヴェールがアリシアを包み込んだ。
そして包み込んだ風が降り注ぐ毒を風で弾き飛ばした。
「ありがとう。助かったよ」
「戦闘は任せっきりですので」
「いや、無理矢理パーティーを組んだんだ。これくらいへっちゃらさ」
平気と言わんばかりにアリシアは力こぶを作って見せる。
一方でルーンは、一応は無理矢理パーティーを組んだと思っているのかと、苦笑いをしていた。
本来一人なら、三層あたりで魔法を試しながら魔物を討伐していこうと思っていたが、すでにその倍以上の階層まで来てしまっていた。
「サポートが手厚いと繁殖期もこんなに楽々に進めるとはね」
アリシアもこの短時間でここまで来れるとは思っていなかったか、そう言った。
迷宮攻略は順調そのものだ。
それも危なげもない戦闘に呆気なさを感じるほどに。
第十階層へ足を踏み入れる。
そこはアリシアと休憩をした安全地帯だった。
「第十階層の入り口エリアはなぜか魔物が発生しないんだ。だから避けの魔道具を使うことで、冒険者たちは安全地帯として利用できている」
「そうだったんですね」
「さて、あんまりあっさり進めるから休憩するのを忘れていた。一度ここで休憩を取ろう」
そこらへんの壁に背中を預けて座る。
一昨日に似たような光景が広がる。
違いといえば、汚れの少ない体と完璧に防御力を引き出された防具くらいだ。
今思えばアリシアは何日かここに滞在していたのだろうか、と疑問に思う。これほどの手練れがあそこまで装備がボロボロになるのは不可解だ。
最初に見た時の彼女は悲惨な表情をしていた。
死を覚悟した直後ということもあるだろうけれど、まるで無理してでも迷宮に挑んでいるかのようにも見て取れた。
隣に座る彼女を見やる。
今の上機嫌な鼻歌を歌いながら、携帯食をパクパクと口に入れている姿からは到底そうとは思えなかった。
気のせいだなと、ルーンは一連の思考を放棄した。
「それにしても本当に君の魔法は異常だな」
「あははは、それ褒めてます?」
「もちろんさ。きっと、あの英雄の一人賢者ルーン様にも引けを取らないはずだ」
二日前の出来事とデジャブを感じる。
確かここで勇者の子孫だのなんだのと言われたんだっけか、と遠くない記憶を呼び起こす。
「流石にオリハルコンまでの能力はないですよ」
「ほう、その口振りはプラチナいや、ダイヤくらいにはいけそうな物言いだな」
「そ、そんなこと言ってないじゃないですか……」
からかいの目でアリシアはルーンを見る。
実際全盛期のルーンには遠く及ばないが、確かにプラチナかあるいはダイヤまでは上り詰めれると確信していた。
それを見抜かれたことでルーンは思わず口籠もってしまった。
ルーンという名前で呼ばれたことで偽名のことを思い出す。
「えっと、話変わるんですけど。今の俺の名前はルディナールなんです。なので、こっちで呼んでもらえると助かります」
「ルディナール……、なぜ偽名を使う必要がある? あれか、ルーンが偽名なのか?」
「えっと……」
どう説明すべきか悩む。
どうすれば丸く納まる説明がつけれるのか、思考を巡らせた結果。
「ルーンというのは本名です。ですが、賢者と同じ名前で何かと活動しにくいと思ったから偽名を作りました」
「なるほどな。確かにその卓越した魔法とルーンという名前、何か関係があるのではないかと疑う者は多いかもしれないな。いや、正直に言おう、私もその一人だ」
この際だと、アリシアは白状した。
ルーンは何となくではるけれど、薄々分かっていた。
というよりかは、今までの強引な行動に納得いくほどの回答がこれしかなかった。
助けた恩人に感謝にしてもやりすぎだし、でなければ一目惚れの線もあるが、それこそないだろう。
「疑われるような情報が多い自分が悪い……とは言いたくありませんが、結果的にそうですので」
「君は謎多き少年だからな。ちなみに私はまだ疑っているぞ?」
正直に言えば彼女にならば正体を明かしていいのではないかと考えていた。
イーリアスの子孫であるならば、まだ聞けていない仲間の情報も聞けるかもしれないし、迷宮探索もこちらから誘いやすくなる。
だが、それに伴ってリスクもあるのも事実だ。
まずは可能性として、賢者であるとアリシアが公言する可能性があること。
すでに死んだ存在の蘇生は、未だかつて無い事例だ。
そんなことを賢者がしたとなれば、英雄よりも上の存在、神のような存在になってしまう。
英雄と呼ばれるだけでも違和感があるのに、神はもはや赤面ものだ。そんなことになれば毎晩、恥ずかしくて枕を濡らさなければならない。
そもそも人の手で勝手に蘇生されたのに、神扱いは不本意極まりないのだが。
とはいえ、これはアリシアが公言してしまった場合。
彼女はそんなことはしないだろうと、二日間だけでの関係でも分かっている。
次はルーン自身に襲いかかる災いによる飛び火による、彼女自身のリスクだ。
自分の誰が生き返らせたのか分からない以上、どんな敵に狙われるかも分からない。
そもそも敵が存在するのかすら分からないが、何らかの目的で蘇生されたのは間違いない。
蘇生された理由を知った時、アリシアも巻き込まれるかもしれない。
そうなってしまえば後に引けない可能性だってある。
ここは彼女を守るためにも正体を明かすことは控えるべきだと、結論づけた。
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