10 / 24
第九話 記憶の埋め合わせ
しおりを挟む
次の日。
朝の街は、夕方の街とは少し違った。
早朝特有の清涼な空気はもちろん、出歩く人は少なくどこか愉悦勘に浸れる。
『早起きは三文の徳』と勇者が言っていたのを思い出す。三文が一体なんなのか聞きそびれたが、きっとこういった感情のことを言うのかもしれない。
だが、街中を歩いていたルーンは、一つ在ることに悩まされていた。
「痛てて……。筋肉痛という存在を忘れていた」
筋肉痛。
筋肉を酷使した時に起きる痛み。
その激痛が全身を蝕んでいた。
特に足は酷く、時折引きずるような形で歩いている。
「図書館は見つけたけど」
宿屋の店主に事前に聞いていた場所まで行くと、図書館らしき建物に辿り着いた。
どこか教会にも似た建造物。
扉の札には『close』の文字と、隣に『7:00~』と記されていた。
「そりゃ、こんな早朝は開いてないか」
現時刻は六時回った頃。
まだ1時間ほど空き時間がある。
辺りには朝の仕込みをする人は居るが、開店しているとこは見当たらなかった。
早とちりしすぎたと後悔が半分、あの時間に出ていなかったら筋肉痛などを理由に引きこもって一日を無駄にしてしまうと思ったから正解なのが半分。
ルーンは元々は研究に没頭するような出不精な性格だ。
外出する気力がある内に、出ておかないとズルズルと出ない理由を並べるのは目に見えていた。
「ふぅ。休まる」
近くに設けられていた噴水広場。
そこに設置してあるベンチに腰をかける。
止まることなく鳴る水音は、ルーンの全身の痛みをほんの少しだけ緩和させている気がした。
「おい」
突然声をかけられる。
「そこはアタシが毎朝使っているベンチなんだ。隣いいか?」
目の前に現れた人影。
見上げると、そこには銀髪に女性がそこに居た。
二十歳くらいの彼女は、どこか威圧てきた雰囲気が醸し出されている。
「あ、はい」
「ふん。物分かりがいいのは美徳だ」
銀髪の女は満足げな表情で、ルーンが元々座っていた場所に座る。
彼女は何をするでもなくただ、噴水を眺めていた。
ルーンは居た堪れなくなりその場から離れようとすると。
「おい。お前は冒険者か?」
唐突な質問。
その意図が分からなかった。
「冒険者、ではないですね。なるつもりではいますけど」
ギルド登録を済ませていない以上まだ冒険者ではない。
スケルトンのペンダントは持っているが使わない方がいいだろう。
「そうか。悪いことは言わない。冒険者なんてものは辞めておけ。あいつらはゴブリン以下の存在だ」
「えっと、あなたも冒険者じゃないんですか?」
彼女の立ち振る舞いや、筋肉のつき方は戦士を経験した者のモノだ。
戦士=冒険者とはならないが、この都市ではそうでない可能性の方が低いだろう。
そんな彼女が冒険者を卑下する理由が分からなかった。
「そうだな。私もそのゴブリン以下の存在だ。だが、私は使命を抱いた冒険者だ。ああ、崇高な存在だとは言わないさ、だから手段を選ばない。どんな手を使ってでも……」
「えっと…………」
どう声をかけようか悩んでいる時、噴水が勢いよく水を噴いた。
七時の合図。
噴水が勢いよくリズミカルに噴き出す。
水という形状が不確かな物で奏でられる音楽。
時間にして三分。噴水は勢いが鎮まり、一定の量がただただ噴き出し始める。
「さて、私の見るものは終わった。まあなんだ、命をかけずとも人間は稼ぐことはできる。死に急ぐなよ少年」
「……なんだったんだ?」
手をひらひらさせながら銀髪の女性は去っていく。
ルーンが呆気に取られている間に、彼女は姿を消した。
「あ、そうだ。図書館!」
広場に設置されている大時計を見る。
時刻は七時を少し過ぎていた。
図書館に向かうと、朝から利用する客はいないのか、ルーンの貸切状態にすることができた。
「っと、”歴史本”と……、あと”世界地図”、”魔法大全”とやらも。おお”邪竜討伐英雄譚”ってことは、俺たちの戦いの物語か。じゃあこれも」
一度に運べるだけの量を持って席に座る。
ルーンの生前と今での穴埋め作業が始まった。
積まれた本を適当に手に取り、パラパラとめくる。
「それにしても、便利な世の中になったものだな」
ルーンが知っている時代は、各国の歴史書や魔法大全などの、貴重な資料や専門書は図書館なんかに置かれていない。歴史書は国の書庫に、専門書はその道に行く人が高額を払って買わなければならなかった。
今回も、何か小さな手がかりが掴めればそれでいいと思っていたのだが。
それが今こうして貴重な本も簡単に閲覧できるのは、ルーンにとっては嬉しい誤算だった。
入場料は支払わないといけないが、それさえ払えば貴族や商人の子供でなくても、独学ではあるが勉学に励むことができる。
学校はまだ富裕層がほとんどだそうだが、いずれ皆が平等に学べる時が来るはずだ。
そんなことを考えながらも、紙を捲る手は止めない。
「とりあえず、俺の記憶と齟齬は無いな」
記憶の穴埋めの前に、この世界が本当に自分の知る世界なのか確かめるために、生前の歴史も流し読みで確認する。
歴史的人物の名前、歴史的出来事の年代、そして邪竜の誕生。
文献によって些細な違いはあるが、それら全て誤差と言っていい。
「んで、こっからだな」
本格的に記憶を埋めていく。
邪竜討伐後にも、人族同士や他種族間での諍いはあったみたいだ。
人の数だけ思想があり、そこに食い違いは当然のように生じる。
だが、国家間での食い違いが起きた際には、昔のように戦争が勃発することはなく、あるルールに載っとて勝敗を決めることが条約の一部に存在するらしい。
「それが”決闘遊戯”。なんか命名がハルトっぽいな……」
こう言った妥協案を提案するのも、呼称の命名の仕方も旧友のものに似ていた。
因みに”神槍・ロンギヌス”も彼が命名した名前だ。
『ええ、神殺せる魔法の槍! じゃあ、”神槍・ロンギヌス”とかどうよ? かっこよくね?』といった感じで決められた。ルーン自身、名前に固執していなかったから彼の案を採用した。
きっと、”決闘遊戯”もそう言った感じで決まったんだと思う。
『”決闘遊戯”ってどう? 決闘だけだと殺伐としちゃうから遊戯ってつけて、あくまでも平和を尊重する感じ』
そんなことを言っている勇者が想像できてしまう。
決闘遊戯は、敵対国同士で代表者を五人選出し一対一での決闘を行い、勝ち残り方式で進行し最後まで勝ち残った国の勝利となるルール。
後に追加ルールでチーム戦も採用されることになったらしいが、名前は変わらないようだ。
そして、今では国同士での政治的決闘だけに収まらず、娯楽競技の一種になり戦士の迫真の戦闘は多くの人々を熱狂させているのだとか。
冒険者も選手として重宝されるらしく、各国での冒険者の育成は政治的にも有用であるとして、多くの資金が投資されているのだとか。
他の歴史的出来事といえばダンジョン化計画の事が書かれていたり、ダンジョン化計画からなる魔石の普及による魔道具の産業革命が巻き起こったりと大方ルーンが予想できた出来事が記されていた。
最後まで読み終えると、パタンと本を閉じた。
「俺は約二百年後の世界に転生したのか」
年号は、邪竜討伐後から世界共通で英雄が齎した時代”英雄歴”と呼ばれるようになった。
今は英雄歴二〇八年。
ルーンが死んだのは英雄歴ゼロ年以前。
死後、二〇〇年以上経過していることになる。
「そりゃ、イーリアスの子孫も居るわけだわ……」
アリシアという立派な子孫が居るぞと、今は亡き旧友に語り掛ける。
きっと彼女は『ふん、お前なんかに言われずとも分かっているわ。当然よ』と言っているに違いない。
いや、それもルーンの中の彼女でしかない。
決して深い仲では無かったが、本当の彼女ならどんな反応をするのだろうと、感傷的になってしまった。
この後も他の本を手にしていく。
世界地図では、ルーンの知っている地形とあまり変わりがないが、この二〇〇年で新しい国や都市が出来ていた。この迷宮都市もその一つだ。
魔法大全には、ルーンの開発した魔法が多く載っていたが、新しい魔法もいくつかあった。次元魔法という分類の魔法。異次元空間に物を収納する”アイテムボックス"。設定した座標と座標を繋げる”転移”。
”アイテムボックス”はルーンも使えるのだが、公的な文書に記していない為、ルーンの死後に開発された魔法として記されていた。
余談ではあるが、今まで”空間把握”と読んでいた魔法も”探知”という名前が付けられていた。
「転移魔法は便利だし、ちょっと練習しとこうかな」
距離は魔力量に依存して、転移の成功率は魔力操作能力に依存する。門になる魔法陣を設置などの制約もあるが、それを以てしても高い有用性がある。
とはいえ、通常の魔法使いならば視界に入る距離を移動するくらいが精一杯なので、高位の魔法使い限定の魔法になる。
新しい本の山が出来ては、右にあった山が左へ出来上がっていく。
こうしてルーンは午後の鐘が鳴るまで読書に没頭し続けた。
朝の街は、夕方の街とは少し違った。
早朝特有の清涼な空気はもちろん、出歩く人は少なくどこか愉悦勘に浸れる。
『早起きは三文の徳』と勇者が言っていたのを思い出す。三文が一体なんなのか聞きそびれたが、きっとこういった感情のことを言うのかもしれない。
だが、街中を歩いていたルーンは、一つ在ることに悩まされていた。
「痛てて……。筋肉痛という存在を忘れていた」
筋肉痛。
筋肉を酷使した時に起きる痛み。
その激痛が全身を蝕んでいた。
特に足は酷く、時折引きずるような形で歩いている。
「図書館は見つけたけど」
宿屋の店主に事前に聞いていた場所まで行くと、図書館らしき建物に辿り着いた。
どこか教会にも似た建造物。
扉の札には『close』の文字と、隣に『7:00~』と記されていた。
「そりゃ、こんな早朝は開いてないか」
現時刻は六時回った頃。
まだ1時間ほど空き時間がある。
辺りには朝の仕込みをする人は居るが、開店しているとこは見当たらなかった。
早とちりしすぎたと後悔が半分、あの時間に出ていなかったら筋肉痛などを理由に引きこもって一日を無駄にしてしまうと思ったから正解なのが半分。
ルーンは元々は研究に没頭するような出不精な性格だ。
外出する気力がある内に、出ておかないとズルズルと出ない理由を並べるのは目に見えていた。
「ふぅ。休まる」
近くに設けられていた噴水広場。
そこに設置してあるベンチに腰をかける。
止まることなく鳴る水音は、ルーンの全身の痛みをほんの少しだけ緩和させている気がした。
「おい」
突然声をかけられる。
「そこはアタシが毎朝使っているベンチなんだ。隣いいか?」
目の前に現れた人影。
見上げると、そこには銀髪に女性がそこに居た。
二十歳くらいの彼女は、どこか威圧てきた雰囲気が醸し出されている。
「あ、はい」
「ふん。物分かりがいいのは美徳だ」
銀髪の女は満足げな表情で、ルーンが元々座っていた場所に座る。
彼女は何をするでもなくただ、噴水を眺めていた。
ルーンは居た堪れなくなりその場から離れようとすると。
「おい。お前は冒険者か?」
唐突な質問。
その意図が分からなかった。
「冒険者、ではないですね。なるつもりではいますけど」
ギルド登録を済ませていない以上まだ冒険者ではない。
スケルトンのペンダントは持っているが使わない方がいいだろう。
「そうか。悪いことは言わない。冒険者なんてものは辞めておけ。あいつらはゴブリン以下の存在だ」
「えっと、あなたも冒険者じゃないんですか?」
彼女の立ち振る舞いや、筋肉のつき方は戦士を経験した者のモノだ。
戦士=冒険者とはならないが、この都市ではそうでない可能性の方が低いだろう。
そんな彼女が冒険者を卑下する理由が分からなかった。
「そうだな。私もそのゴブリン以下の存在だ。だが、私は使命を抱いた冒険者だ。ああ、崇高な存在だとは言わないさ、だから手段を選ばない。どんな手を使ってでも……」
「えっと…………」
どう声をかけようか悩んでいる時、噴水が勢いよく水を噴いた。
七時の合図。
噴水が勢いよくリズミカルに噴き出す。
水という形状が不確かな物で奏でられる音楽。
時間にして三分。噴水は勢いが鎮まり、一定の量がただただ噴き出し始める。
「さて、私の見るものは終わった。まあなんだ、命をかけずとも人間は稼ぐことはできる。死に急ぐなよ少年」
「……なんだったんだ?」
手をひらひらさせながら銀髪の女性は去っていく。
ルーンが呆気に取られている間に、彼女は姿を消した。
「あ、そうだ。図書館!」
広場に設置されている大時計を見る。
時刻は七時を少し過ぎていた。
図書館に向かうと、朝から利用する客はいないのか、ルーンの貸切状態にすることができた。
「っと、”歴史本”と……、あと”世界地図”、”魔法大全”とやらも。おお”邪竜討伐英雄譚”ってことは、俺たちの戦いの物語か。じゃあこれも」
一度に運べるだけの量を持って席に座る。
ルーンの生前と今での穴埋め作業が始まった。
積まれた本を適当に手に取り、パラパラとめくる。
「それにしても、便利な世の中になったものだな」
ルーンが知っている時代は、各国の歴史書や魔法大全などの、貴重な資料や専門書は図書館なんかに置かれていない。歴史書は国の書庫に、専門書はその道に行く人が高額を払って買わなければならなかった。
今回も、何か小さな手がかりが掴めればそれでいいと思っていたのだが。
それが今こうして貴重な本も簡単に閲覧できるのは、ルーンにとっては嬉しい誤算だった。
入場料は支払わないといけないが、それさえ払えば貴族や商人の子供でなくても、独学ではあるが勉学に励むことができる。
学校はまだ富裕層がほとんどだそうだが、いずれ皆が平等に学べる時が来るはずだ。
そんなことを考えながらも、紙を捲る手は止めない。
「とりあえず、俺の記憶と齟齬は無いな」
記憶の穴埋めの前に、この世界が本当に自分の知る世界なのか確かめるために、生前の歴史も流し読みで確認する。
歴史的人物の名前、歴史的出来事の年代、そして邪竜の誕生。
文献によって些細な違いはあるが、それら全て誤差と言っていい。
「んで、こっからだな」
本格的に記憶を埋めていく。
邪竜討伐後にも、人族同士や他種族間での諍いはあったみたいだ。
人の数だけ思想があり、そこに食い違いは当然のように生じる。
だが、国家間での食い違いが起きた際には、昔のように戦争が勃発することはなく、あるルールに載っとて勝敗を決めることが条約の一部に存在するらしい。
「それが”決闘遊戯”。なんか命名がハルトっぽいな……」
こう言った妥協案を提案するのも、呼称の命名の仕方も旧友のものに似ていた。
因みに”神槍・ロンギヌス”も彼が命名した名前だ。
『ええ、神殺せる魔法の槍! じゃあ、”神槍・ロンギヌス”とかどうよ? かっこよくね?』といった感じで決められた。ルーン自身、名前に固執していなかったから彼の案を採用した。
きっと、”決闘遊戯”もそう言った感じで決まったんだと思う。
『”決闘遊戯”ってどう? 決闘だけだと殺伐としちゃうから遊戯ってつけて、あくまでも平和を尊重する感じ』
そんなことを言っている勇者が想像できてしまう。
決闘遊戯は、敵対国同士で代表者を五人選出し一対一での決闘を行い、勝ち残り方式で進行し最後まで勝ち残った国の勝利となるルール。
後に追加ルールでチーム戦も採用されることになったらしいが、名前は変わらないようだ。
そして、今では国同士での政治的決闘だけに収まらず、娯楽競技の一種になり戦士の迫真の戦闘は多くの人々を熱狂させているのだとか。
冒険者も選手として重宝されるらしく、各国での冒険者の育成は政治的にも有用であるとして、多くの資金が投資されているのだとか。
他の歴史的出来事といえばダンジョン化計画の事が書かれていたり、ダンジョン化計画からなる魔石の普及による魔道具の産業革命が巻き起こったりと大方ルーンが予想できた出来事が記されていた。
最後まで読み終えると、パタンと本を閉じた。
「俺は約二百年後の世界に転生したのか」
年号は、邪竜討伐後から世界共通で英雄が齎した時代”英雄歴”と呼ばれるようになった。
今は英雄歴二〇八年。
ルーンが死んだのは英雄歴ゼロ年以前。
死後、二〇〇年以上経過していることになる。
「そりゃ、イーリアスの子孫も居るわけだわ……」
アリシアという立派な子孫が居るぞと、今は亡き旧友に語り掛ける。
きっと彼女は『ふん、お前なんかに言われずとも分かっているわ。当然よ』と言っているに違いない。
いや、それもルーンの中の彼女でしかない。
決して深い仲では無かったが、本当の彼女ならどんな反応をするのだろうと、感傷的になってしまった。
この後も他の本を手にしていく。
世界地図では、ルーンの知っている地形とあまり変わりがないが、この二〇〇年で新しい国や都市が出来ていた。この迷宮都市もその一つだ。
魔法大全には、ルーンの開発した魔法が多く載っていたが、新しい魔法もいくつかあった。次元魔法という分類の魔法。異次元空間に物を収納する”アイテムボックス"。設定した座標と座標を繋げる”転移”。
”アイテムボックス”はルーンも使えるのだが、公的な文書に記していない為、ルーンの死後に開発された魔法として記されていた。
余談ではあるが、今まで”空間把握”と読んでいた魔法も”探知”という名前が付けられていた。
「転移魔法は便利だし、ちょっと練習しとこうかな」
距離は魔力量に依存して、転移の成功率は魔力操作能力に依存する。門になる魔法陣を設置などの制約もあるが、それを以てしても高い有用性がある。
とはいえ、通常の魔法使いならば視界に入る距離を移動するくらいが精一杯なので、高位の魔法使い限定の魔法になる。
新しい本の山が出来ては、右にあった山が左へ出来上がっていく。
こうしてルーンは午後の鐘が鳴るまで読書に没頭し続けた。
0
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる