2 / 24
第一話 目覚め
しおりを挟む
意識を覚醒させるのにきっかけは無かった。
ただ朝に目が覚めるように、来る時が来たと言わんばかりにごく自然と瞼を開ける。
その反面、体は言うことを聞かない。錆びたブリキのように関節が軋み、泥沼にハマったかのように体が重かった。
やっとの思いで上半身を両肘をついて持ち上げる。
「ここは……」
周囲は光源は無い。
だが、長い眠りについていたのか瞳孔が慣れて周囲を薄ぼんやりとだが確認することができた。
周囲全てが無骨な岩肌の空間。
しかし、それは天然の洞窟と言うわけでは無く。綺麗に壁と天井が別れているところを見れば、人の手が入っていることがわかった。
「こんなところで寝ていた記憶は無いんだけど」
真っ暗で湿気った空間に、ポツンと置かれた石の寝台で寝るような趣味はない。
寝ぼけた思考が洗練され、体に活動を始めるように指示を出す。
目覚める前の記憶を呼び起こしていく。
自分は賢者と呼ばれていた存在で、異世界から召喚された勇者と共に邪竜を倒すべく旅に出た。数々の困難を乗り越え、次第に仲間も増えた。仲間の間でもいざこざはちょくちょくあった。
それでも邪竜の元へ辿り着いた。
そして--
「神槍を放って俺は……」
そこからの記憶がない。
邪竜がどうなったのか、仲間は生きているのか。
大魔法を二回も放ったことは覚えている。
寿命が削れていく感覚、内臓がねじ曲がる感覚、大量の魔力が消費される感覚、魔力回路が焼けるような感覚。思い出すだけで身の毛がよだつ感覚を、確かに覚えていた。
「死んだ? でも、今は確かに生きているし」
胸に手を当てる。
ドクン、ドクンと心臓が脈打っているのが掌に伝わってきた。
「ハルトたちがここに入れた? でも、何故?」
情報が少ない以上考えても仕方がないと、思考を一度放棄する。
ここに居座る理由もないと、寝台から降りた。
「あれ?」
立ちあがろうとした瞬間、自分の足に力が入らず体をよろめかせる。触る足には筋肉が削ぎ落とされたかのように細い。尻餅を突いた状態で、今度は足を考慮してゆっくりと立ち上がった。
足一本一本を鼓舞しながら立ち上がる。
「よいしょっと。立つのにも一苦労とは……」
既に額にはじんわりと汗が浮き出ている。
まるで足で立つことを覚えたての赤子のような感覚に陥っていた。
「ん?」
視界に違和感を覚える。
だが、その違和感の正体までは分からなかった。
子鹿のように震える足で壁まで辿り着くと、這うように出口らしき扉へ向かう。
扉を出た先は、まだ暗い洞窟の中だった。
どうやら洞窟の道中の壁に、この部屋が造られていたようだ。
「さて、右、左どっちに行くべきか……」
普通に考えれば一方は出口へ続き、一方はより奥へと続く。ここで選択を間違えれば、間違いなく道に迷うのは確定するだろう。
ルーンは一瞬、戸惑いながらも口ずさむ。
「”空間把握”」
体内に内包した魔力を放射し振動させることで、周囲の空間を把握することができる魔法。正確には魔法では無く、魔力放出を精密に繰り出した巧みな技術なだけなのだが、その領域は魔法であると言ってもいい。
大魔法”神槍”の影響で魔力や魔力回路もズタボロになっていたと思っていたけれど、どうにか発動できることに安堵した。
体内から魔力を放出させる。しかし、鈍ったのは筋肉だけで無く、中身も同様で魔力操作がままならない。それで無くても、大分魔力量が減っているような気がする。
「……っはぁ。こんなに勝手の悪い魔法だったか?」
魔法を予想以上に集中して放ったせいか、少し呼吸が乱れた。
かつての自分が出来たことが、出来ない苛立ちを覚える。
この調子なら魔力は必要最低限に抑えて、節約する必要がありそうだ。
額の汗を手の甲で拭う。歩いた距離は十メートルちょっとだと言うのに、もはやマラソンでもしたかのような疲労感だ。
だが情報は少なからず得られた。
およそ半径三百メートルの範囲の索敵では、どうやら右の方に魔物らしき生命体がいるようで、左の方が生命体の気配が無かった。
結局出口に関しての情報は分からず終いだが、こんな状態で魔物との交戦は避けたい。かと言って、ここに止まるのでは飢えて死ぬか、右側の通路にいる魔物が現れて食われるのがオチだ。
「左に行くしかないってことか」
左の方へ足を向ける。
まだ覚束ない足取りではあるけれど、壁の手すりなりでも歩けるほどに感覚を取り戻していた。それでも念のためにまだ壁に手をつけているが。
何もかもが不調だ。
身体も魔法も。
まるでこの体に馴染んでいないかのような、そんな気さえしていた。
その証拠に、さっきの魔法で体が少し慣れたのか、魔力の通りがよくなった。
体を動かせば動かすほどに、満足のいく身体能力を身につけ。
魔法を発動すればするほど、魔力の通りが良くなり、繊細な操作が可能になるのかもしれない。
きっとリハビリが必要なのだろう。
「とはいえ、無闇に魔力を消費するわけにもいかない」
魔法は体力と似ている。
運動したり、飲まず食わずだったり、睡眠をしなければ消費されていく一方だ。回復させるには、食事や睡眠、体を休ませることが必要になってくる。
消費された魔力も、体力の回復と同じ方補でしか回復しない。
第一、普段から気軽に使っていた空間把握で苦戦している状態では、頻繁に使おうとは思えなかった。
「魔法が使えない賢者は、使えなすぎるだろ」
ルーンは魔法が唯一の取り柄だと思っている。
だというのに、それに大きな制限が付けられては殆ど使い物にならない。体力もなければ、優れた身体能力も持ち合わせていない。
もしこの洞窟の中、もしくは出た先が森の中で魔物が出てきたら生き残れる自信はない。
しばらく歩いていると、道先から物音が遠くから響く。
ルーンは足を止め耳をすませる。
人の足取りではない、多足の生物が這うような音。
空間把握を発動させようと準備した直後、それが姿を現した。
剥き出しの骨の死体。足音の正体は、カタカタと骨と骨が擦れる音だった。
「スケルトンか……」
思わず苦い顔をする。
スケルトンは、主に生き物の白骨した死体に憑依して生まれる。動きは鈍いが、物理攻撃や魔法にも強い、それに元になった生き物のスペックが高ければ高いほどに、スケルトンの強さも変わってくると厄介極まりない魔物。
目の前のスケルトンは、軽装な防具や剣を身につけていることから村の墓地に湧くスケルトンよりも強いことがわかる。
退治方法は頭部を修復不可能なほどに破壊するか、聖属性の魔法での浄化の二つ。
そしてその聖属性の魔法はルーンの苦手分野に位置している。
物理で倒すか。
いや、それには素手と剣でのリーチ差がありすぎる。
第一、修復不可能に程の筋力を持ち合わせていない。
なら聖系統の魔法か。
他の魔法ならばある程度検討がつくが、魔力の消費の検討がつかない。何より発動までに時間がかかってしまう。
「結局、魔法か」
自分は賢者。
慣れた戦い方が一番だと、魔力を高めていく。
発動するのは水の魔法だ。
空中に生成された頭の大きさ程の水を、スケルトン目掛けて放つ。
魔法はスケルトンに直撃するが、バケツの水をかけられた程度の威力。一瞬、仰け反りはしたが、倒すまでには至らなかった。
「まぁ、そうだよね」
こんなものでは倒れてくれれば苦労しない。
次の魔法の発動のために魔力を集中させる。
骸骨は正面の敵の底が知れたとカタカタと笑うと、撒かれた水溜りを踏み荒らしながら近づく。
剣を振り上げる。
防具などを身につけていないルーンが喰らえば致命傷は必至な攻撃。
「無駄だ」
ルーンは勝利を確信した表情で言い放つ。
そこにはスケルトンが剣を振り下ろそうとした腕は、持ち上げられたまま動けないでいた。
冷気だ。周囲に霜が降りている。
スケルトンが異変に気づいた時には既に遅かった。
水たまりがあった地面は凍り、スケルトンの足は地面に固定され動けない。そして振り上げた腕、正確には関節も凍りつき動かせなくなっていた。
物理でも魔法でもスケルトンを消滅させることができない。ならば、攻撃できない状態にすればいい。
「氷漬けにするつもりだったんだけどな。これはこれで上出来というべきか」
まだ魔法の制御能力が思うようにいかないことを嘆くも、目的は達成できたことには満足できた。
スケルトンが振り上げた剣を奪い取る。
「重っ!?」
どうしてこんな剣を筋肉皆無なスケルトンが軽々振れて、自分は両手で抱え上げないといけないのか。
不貞腐れながらも、動けないスケルトンの頭部目掛けて振り下ろした。
ただ朝に目が覚めるように、来る時が来たと言わんばかりにごく自然と瞼を開ける。
その反面、体は言うことを聞かない。錆びたブリキのように関節が軋み、泥沼にハマったかのように体が重かった。
やっとの思いで上半身を両肘をついて持ち上げる。
「ここは……」
周囲は光源は無い。
だが、長い眠りについていたのか瞳孔が慣れて周囲を薄ぼんやりとだが確認することができた。
周囲全てが無骨な岩肌の空間。
しかし、それは天然の洞窟と言うわけでは無く。綺麗に壁と天井が別れているところを見れば、人の手が入っていることがわかった。
「こんなところで寝ていた記憶は無いんだけど」
真っ暗で湿気った空間に、ポツンと置かれた石の寝台で寝るような趣味はない。
寝ぼけた思考が洗練され、体に活動を始めるように指示を出す。
目覚める前の記憶を呼び起こしていく。
自分は賢者と呼ばれていた存在で、異世界から召喚された勇者と共に邪竜を倒すべく旅に出た。数々の困難を乗り越え、次第に仲間も増えた。仲間の間でもいざこざはちょくちょくあった。
それでも邪竜の元へ辿り着いた。
そして--
「神槍を放って俺は……」
そこからの記憶がない。
邪竜がどうなったのか、仲間は生きているのか。
大魔法を二回も放ったことは覚えている。
寿命が削れていく感覚、内臓がねじ曲がる感覚、大量の魔力が消費される感覚、魔力回路が焼けるような感覚。思い出すだけで身の毛がよだつ感覚を、確かに覚えていた。
「死んだ? でも、今は確かに生きているし」
胸に手を当てる。
ドクン、ドクンと心臓が脈打っているのが掌に伝わってきた。
「ハルトたちがここに入れた? でも、何故?」
情報が少ない以上考えても仕方がないと、思考を一度放棄する。
ここに居座る理由もないと、寝台から降りた。
「あれ?」
立ちあがろうとした瞬間、自分の足に力が入らず体をよろめかせる。触る足には筋肉が削ぎ落とされたかのように細い。尻餅を突いた状態で、今度は足を考慮してゆっくりと立ち上がった。
足一本一本を鼓舞しながら立ち上がる。
「よいしょっと。立つのにも一苦労とは……」
既に額にはじんわりと汗が浮き出ている。
まるで足で立つことを覚えたての赤子のような感覚に陥っていた。
「ん?」
視界に違和感を覚える。
だが、その違和感の正体までは分からなかった。
子鹿のように震える足で壁まで辿り着くと、這うように出口らしき扉へ向かう。
扉を出た先は、まだ暗い洞窟の中だった。
どうやら洞窟の道中の壁に、この部屋が造られていたようだ。
「さて、右、左どっちに行くべきか……」
普通に考えれば一方は出口へ続き、一方はより奥へと続く。ここで選択を間違えれば、間違いなく道に迷うのは確定するだろう。
ルーンは一瞬、戸惑いながらも口ずさむ。
「”空間把握”」
体内に内包した魔力を放射し振動させることで、周囲の空間を把握することができる魔法。正確には魔法では無く、魔力放出を精密に繰り出した巧みな技術なだけなのだが、その領域は魔法であると言ってもいい。
大魔法”神槍”の影響で魔力や魔力回路もズタボロになっていたと思っていたけれど、どうにか発動できることに安堵した。
体内から魔力を放出させる。しかし、鈍ったのは筋肉だけで無く、中身も同様で魔力操作がままならない。それで無くても、大分魔力量が減っているような気がする。
「……っはぁ。こんなに勝手の悪い魔法だったか?」
魔法を予想以上に集中して放ったせいか、少し呼吸が乱れた。
かつての自分が出来たことが、出来ない苛立ちを覚える。
この調子なら魔力は必要最低限に抑えて、節約する必要がありそうだ。
額の汗を手の甲で拭う。歩いた距離は十メートルちょっとだと言うのに、もはやマラソンでもしたかのような疲労感だ。
だが情報は少なからず得られた。
およそ半径三百メートルの範囲の索敵では、どうやら右の方に魔物らしき生命体がいるようで、左の方が生命体の気配が無かった。
結局出口に関しての情報は分からず終いだが、こんな状態で魔物との交戦は避けたい。かと言って、ここに止まるのでは飢えて死ぬか、右側の通路にいる魔物が現れて食われるのがオチだ。
「左に行くしかないってことか」
左の方へ足を向ける。
まだ覚束ない足取りではあるけれど、壁の手すりなりでも歩けるほどに感覚を取り戻していた。それでも念のためにまだ壁に手をつけているが。
何もかもが不調だ。
身体も魔法も。
まるでこの体に馴染んでいないかのような、そんな気さえしていた。
その証拠に、さっきの魔法で体が少し慣れたのか、魔力の通りがよくなった。
体を動かせば動かすほどに、満足のいく身体能力を身につけ。
魔法を発動すればするほど、魔力の通りが良くなり、繊細な操作が可能になるのかもしれない。
きっとリハビリが必要なのだろう。
「とはいえ、無闇に魔力を消費するわけにもいかない」
魔法は体力と似ている。
運動したり、飲まず食わずだったり、睡眠をしなければ消費されていく一方だ。回復させるには、食事や睡眠、体を休ませることが必要になってくる。
消費された魔力も、体力の回復と同じ方補でしか回復しない。
第一、普段から気軽に使っていた空間把握で苦戦している状態では、頻繁に使おうとは思えなかった。
「魔法が使えない賢者は、使えなすぎるだろ」
ルーンは魔法が唯一の取り柄だと思っている。
だというのに、それに大きな制限が付けられては殆ど使い物にならない。体力もなければ、優れた身体能力も持ち合わせていない。
もしこの洞窟の中、もしくは出た先が森の中で魔物が出てきたら生き残れる自信はない。
しばらく歩いていると、道先から物音が遠くから響く。
ルーンは足を止め耳をすませる。
人の足取りではない、多足の生物が這うような音。
空間把握を発動させようと準備した直後、それが姿を現した。
剥き出しの骨の死体。足音の正体は、カタカタと骨と骨が擦れる音だった。
「スケルトンか……」
思わず苦い顔をする。
スケルトンは、主に生き物の白骨した死体に憑依して生まれる。動きは鈍いが、物理攻撃や魔法にも強い、それに元になった生き物のスペックが高ければ高いほどに、スケルトンの強さも変わってくると厄介極まりない魔物。
目の前のスケルトンは、軽装な防具や剣を身につけていることから村の墓地に湧くスケルトンよりも強いことがわかる。
退治方法は頭部を修復不可能なほどに破壊するか、聖属性の魔法での浄化の二つ。
そしてその聖属性の魔法はルーンの苦手分野に位置している。
物理で倒すか。
いや、それには素手と剣でのリーチ差がありすぎる。
第一、修復不可能に程の筋力を持ち合わせていない。
なら聖系統の魔法か。
他の魔法ならばある程度検討がつくが、魔力の消費の検討がつかない。何より発動までに時間がかかってしまう。
「結局、魔法か」
自分は賢者。
慣れた戦い方が一番だと、魔力を高めていく。
発動するのは水の魔法だ。
空中に生成された頭の大きさ程の水を、スケルトン目掛けて放つ。
魔法はスケルトンに直撃するが、バケツの水をかけられた程度の威力。一瞬、仰け反りはしたが、倒すまでには至らなかった。
「まぁ、そうだよね」
こんなものでは倒れてくれれば苦労しない。
次の魔法の発動のために魔力を集中させる。
骸骨は正面の敵の底が知れたとカタカタと笑うと、撒かれた水溜りを踏み荒らしながら近づく。
剣を振り上げる。
防具などを身につけていないルーンが喰らえば致命傷は必至な攻撃。
「無駄だ」
ルーンは勝利を確信した表情で言い放つ。
そこにはスケルトンが剣を振り下ろそうとした腕は、持ち上げられたまま動けないでいた。
冷気だ。周囲に霜が降りている。
スケルトンが異変に気づいた時には既に遅かった。
水たまりがあった地面は凍り、スケルトンの足は地面に固定され動けない。そして振り上げた腕、正確には関節も凍りつき動かせなくなっていた。
物理でも魔法でもスケルトンを消滅させることができない。ならば、攻撃できない状態にすればいい。
「氷漬けにするつもりだったんだけどな。これはこれで上出来というべきか」
まだ魔法の制御能力が思うようにいかないことを嘆くも、目的は達成できたことには満足できた。
スケルトンが振り上げた剣を奪い取る。
「重っ!?」
どうしてこんな剣を筋肉皆無なスケルトンが軽々振れて、自分は両手で抱え上げないといけないのか。
不貞腐れながらも、動けないスケルトンの頭部目掛けて振り下ろした。
0
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家にミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる