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第3章
陛下とお茶会
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リリスは将来について考える。
社交界にでも参加して婿捜しをするか、ユロランに言ってお礼を言いにいくか、イージュレンに行きエトたちの様子を見に行くか…店でもだそうか…お金があるのに必死になって働くとかしたくない。
リリスはピストル弾の講習で毎年金貨が入ってくる。レイジュ様の件で国から死ぬまで年金が入る。リリスノートではこれから印税が入ってくる。収納にはレイジュ様の泉の底から回収したお宝がごぞっとある。リエのお店「リリス」はリエが亡くなればリリスが引き継ぐことになっている。もう一生お金に困らない。
やっぱり結婚かな。この国ではもうお年頃だ。やはり今度は前世では成しえなかった結婚をして家庭を築きたい。バルは相変わらず独身だし。例の甥っ子と元婚約者殿はこの春に結婚をしたとのこと。またいい顔をして「おめでとう。幸せに」とか言ってんだろうなぁ。不憫な奴
バルは、私なんて見向きもしてないんだろうな…こっちから仕掛けるのもアリかな?でも恋愛は苦手だ。
暇をしていたらバルとキキが夕食に来た。
「リリス、付与学科も終わり時間が出来ただろうからと陛下が一度きちんと話がしたいと言ってきているんだ。いやならもちろん断るが…」
気を遣っていたのか
「わかった。いいよ。いつ?」
「え?いいのか?」
「いいよ」
バルがびっくりしている。絶対に断られると思ったようだ。
「いいの?リリス。謁見は苦手ではなかった?」
「セリアに招待されていった食事会みたいなら大丈夫よ。私は暇だからいつでもいいよ」
「そ、そうか…陛下に伝えておくよ」
10日後の昼2の音に決まった。バルが直接連れて行ってくれるそうだ。
やっぱり王様となると明日、明後日とはいかないようだ。
謁見の日、秋用のワンピースをリエが用意してくれた。もみじ色の大人仕様だ。失礼がないようにと送り出す。リエの微妙な顔が気になった。
気候の良い季節のため城のガーデンでお茶会となった。王様が緑の屋根の豪華なガゼボで涼んでいる。席に促され紅茶と菓子を堪能する。少し王様と世間話をしながら、おかわりの紅茶を置き、菓子を準備していたメイドたちが仕事を終わらせ下がっていく。バルは3m先に控えている。
「バル、君も今日は下がっていいよ。リリス嬢が帰るときは私が送ろう」
王様はバルを帰えらそうとした。
「…陛下、さすがにそのようなことは出来ません」
「こんな真昼間に私がこんな若いお嬢さんになにをするというのかね?このお嬢さんだって私を襲ったりはしないだろう?」
「それはそうですが…」
バルは引かないようだ。私を守ってくれているのだろうか…王様の方か…
「バル、大丈夫よ。奥に居て。何かあったら叫ぶから」
「いや、だから不敬だぞ…」
「あっははは、ああバル、奥に居てくれ。私も何かあったら叫ぶよ」
「…わかりました」
バルは話が聞こえない所まで引っ込んだ。姿は見えている。手を振ると口をパクパクして何か言っている。
「おかしな男だね」
王様はリリスを優し気に見つめる。リリスの白ちゃんは1体になっている。
「君が世界樹を伐ったのだろう?」
「はい」
「そうか…この国の王として君に感謝する」
陛下は立ち上がり、深々と頭を下げた。
「国王様が下級貴族に頭を下げるなんてことしていいのですか?」
リリスは優雅に紅茶を啜る。
「君はこの国の、いやこの世界の国々のどの重鎮よりはるかに位の高い者だよ。精霊王より直にお役目を仰せつかったのだ。そして、やり遂げた」
「そうですね」
死にそうになりましたよ
「君も変わっているね。ずいぶんと落ち着いている。この間の食事会の雰囲気とはまた違っている。君は本当に17歳のお嬢さんなのかな?」
王様の白ちゃんがランランと光り輝いている。
「それだけを言いにお呼びになったわけではないのでしょ?なにかお話があるのでしたら聞きますけど」
自分からは言わない
「君も真っ直ぐな人だね…はぁ」
リリスは駆け引きなどキライだ。王様は手を頭にやり、ガシガシとキレイにセットされていた髪を崩した。
「はぁ王様家業も疲れるのだよ。だからバルも下がらせた」
泉に連れてってやろうか…
「なにがおっしゃりたいので?」
「…君は、その…精霊を操っている?」
操っている?いやな言い方をする…ジュリエッタじゃあるまいし
「王様の祖母は隣国ニールヴァンス王国のご出身でしたよね?」
バルに聞いたのだ。
「ああ、そうだ祖父のマクシミドーソン王の妃が…私の祖母だがニールヴァンス王国の王女だった。何代かに魔力の多い隣国の王族と婚姻をしている」
そうみたいですね
「私はその血を受け継いだ。子供が全員受け継ぐわけではない」
さいですか
リリスは王様の質問に無視をしてお菓子を楽しむ。
「…リリス嬢は私を恨んでいるようだね」
「母からの手紙は受け取っていたでしょう?それを無視されたようで…」
「…確かに受け取っていた。本当に申し訳ない事をした。本当に済まない」
王様は再び優雅に立ち上がると、リリスに頭を下げた。
先ほどは、感謝の礼で今度は謝罪、いそがしいお人だ。
別に恨んでない。王様が自分の事を話さないのに先に私に言わせようとしている事が気に入らないだけだ。ただ、少しでもこの人が対応してくれていたらと、幼少時代の少しの時間でもあの明るく優しい両親の元で過ごせていたかもしれない。そう思うと意地悪をしたくなる。
バルが遠くからオロオロしながらこちらを見ている。王様が45度まで頭を下げている所が見えているようだ。
紅茶を飲み菓子を楽しむ。紅茶もたくさんあった菓子も無くなってしまった。おかわりがほしいな。バルに頼もうか。
王様はリリスが紅茶と菓子を楽しんでいる間も頭を下げている。たぶんこう言ってくれるのを待っているのだろう。
「頭をお上げください、王様が下級貴族に頭を下げるなんてしないでください。もう済んだことです」
とかを期待しているんだろうな。私はあなたのせいでまともな教育を受けておりませんで、そんな言葉は出て来ません。誘拐されなかったら、早くに対応してもらっていたら、たぶん前世の記憶は戻らなかった。母が死んだと聞かされてから徐々に記憶が蘇ったのだから、なにも知らず幸せに過ごしたかった。
「バル!紅茶とお菓子のおかわりをたのむ!」
大きな声を出し、バルにお変わりの催促をするが、バルは首を振り動かない。
なんだ、お変わりはなしか。ケチだな。
リリスは足を組み、腕を組む。
どっちが先に折れるかなぁ私からは絶対に折れませんけどぉ。そろそろ腰が痛くなりますかねぇ、14年間そうしていればいい。母と父の苦しみを味わえ
社交界にでも参加して婿捜しをするか、ユロランに言ってお礼を言いにいくか、イージュレンに行きエトたちの様子を見に行くか…店でもだそうか…お金があるのに必死になって働くとかしたくない。
リリスはピストル弾の講習で毎年金貨が入ってくる。レイジュ様の件で国から死ぬまで年金が入る。リリスノートではこれから印税が入ってくる。収納にはレイジュ様の泉の底から回収したお宝がごぞっとある。リエのお店「リリス」はリエが亡くなればリリスが引き継ぐことになっている。もう一生お金に困らない。
やっぱり結婚かな。この国ではもうお年頃だ。やはり今度は前世では成しえなかった結婚をして家庭を築きたい。バルは相変わらず独身だし。例の甥っ子と元婚約者殿はこの春に結婚をしたとのこと。またいい顔をして「おめでとう。幸せに」とか言ってんだろうなぁ。不憫な奴
バルは、私なんて見向きもしてないんだろうな…こっちから仕掛けるのもアリかな?でも恋愛は苦手だ。
暇をしていたらバルとキキが夕食に来た。
「リリス、付与学科も終わり時間が出来ただろうからと陛下が一度きちんと話がしたいと言ってきているんだ。いやならもちろん断るが…」
気を遣っていたのか
「わかった。いいよ。いつ?」
「え?いいのか?」
「いいよ」
バルがびっくりしている。絶対に断られると思ったようだ。
「いいの?リリス。謁見は苦手ではなかった?」
「セリアに招待されていった食事会みたいなら大丈夫よ。私は暇だからいつでもいいよ」
「そ、そうか…陛下に伝えておくよ」
10日後の昼2の音に決まった。バルが直接連れて行ってくれるそうだ。
やっぱり王様となると明日、明後日とはいかないようだ。
謁見の日、秋用のワンピースをリエが用意してくれた。もみじ色の大人仕様だ。失礼がないようにと送り出す。リエの微妙な顔が気になった。
気候の良い季節のため城のガーデンでお茶会となった。王様が緑の屋根の豪華なガゼボで涼んでいる。席に促され紅茶と菓子を堪能する。少し王様と世間話をしながら、おかわりの紅茶を置き、菓子を準備していたメイドたちが仕事を終わらせ下がっていく。バルは3m先に控えている。
「バル、君も今日は下がっていいよ。リリス嬢が帰るときは私が送ろう」
王様はバルを帰えらそうとした。
「…陛下、さすがにそのようなことは出来ません」
「こんな真昼間に私がこんな若いお嬢さんになにをするというのかね?このお嬢さんだって私を襲ったりはしないだろう?」
「それはそうですが…」
バルは引かないようだ。私を守ってくれているのだろうか…王様の方か…
「バル、大丈夫よ。奥に居て。何かあったら叫ぶから」
「いや、だから不敬だぞ…」
「あっははは、ああバル、奥に居てくれ。私も何かあったら叫ぶよ」
「…わかりました」
バルは話が聞こえない所まで引っ込んだ。姿は見えている。手を振ると口をパクパクして何か言っている。
「おかしな男だね」
王様はリリスを優し気に見つめる。リリスの白ちゃんは1体になっている。
「君が世界樹を伐ったのだろう?」
「はい」
「そうか…この国の王として君に感謝する」
陛下は立ち上がり、深々と頭を下げた。
「国王様が下級貴族に頭を下げるなんてことしていいのですか?」
リリスは優雅に紅茶を啜る。
「君はこの国の、いやこの世界の国々のどの重鎮よりはるかに位の高い者だよ。精霊王より直にお役目を仰せつかったのだ。そして、やり遂げた」
「そうですね」
死にそうになりましたよ
「君も変わっているね。ずいぶんと落ち着いている。この間の食事会の雰囲気とはまた違っている。君は本当に17歳のお嬢さんなのかな?」
王様の白ちゃんがランランと光り輝いている。
「それだけを言いにお呼びになったわけではないのでしょ?なにかお話があるのでしたら聞きますけど」
自分からは言わない
「君も真っ直ぐな人だね…はぁ」
リリスは駆け引きなどキライだ。王様は手を頭にやり、ガシガシとキレイにセットされていた髪を崩した。
「はぁ王様家業も疲れるのだよ。だからバルも下がらせた」
泉に連れてってやろうか…
「なにがおっしゃりたいので?」
「…君は、その…精霊を操っている?」
操っている?いやな言い方をする…ジュリエッタじゃあるまいし
「王様の祖母は隣国ニールヴァンス王国のご出身でしたよね?」
バルに聞いたのだ。
「ああ、そうだ祖父のマクシミドーソン王の妃が…私の祖母だがニールヴァンス王国の王女だった。何代かに魔力の多い隣国の王族と婚姻をしている」
そうみたいですね
「私はその血を受け継いだ。子供が全員受け継ぐわけではない」
さいですか
リリスは王様の質問に無視をしてお菓子を楽しむ。
「…リリス嬢は私を恨んでいるようだね」
「母からの手紙は受け取っていたでしょう?それを無視されたようで…」
「…確かに受け取っていた。本当に申し訳ない事をした。本当に済まない」
王様は再び優雅に立ち上がると、リリスに頭を下げた。
先ほどは、感謝の礼で今度は謝罪、いそがしいお人だ。
別に恨んでない。王様が自分の事を話さないのに先に私に言わせようとしている事が気に入らないだけだ。ただ、少しでもこの人が対応してくれていたらと、幼少時代の少しの時間でもあの明るく優しい両親の元で過ごせていたかもしれない。そう思うと意地悪をしたくなる。
バルが遠くからオロオロしながらこちらを見ている。王様が45度まで頭を下げている所が見えているようだ。
紅茶を飲み菓子を楽しむ。紅茶もたくさんあった菓子も無くなってしまった。おかわりがほしいな。バルに頼もうか。
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