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Case.03 Game
東都 北地区α 二月二十五日 午後七時三十分
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(同ネームって言うから期待したってのに、新規プレイヤーじゃねえか…)
対戦映像を映し出すモニターを見つめ、蘇我野は備え付けの灰皿へ煙草を押し付ける。
自分が座っている待機席からすぐ後ろの筐体では、青山と彼女の仕事仲間である男がゲームをしている。
何週間か前、サバイバルゲームで青山の代わりに参加した際、いやに足の速い奴が居た記憶はあるが、男の顔と名前を覚えてなどいない。
紫髪紫眼の男を除いて。
怪我でもしていたのか片目を眼帯で塞いでいたその男は、見えていない事をものともせずに二挺の模造片手銃で戦場を駆った。
状況を把握して相手を誘い、一間の隙に狩る。その姿は見事と言わざるを得なかった。
支援者としてプレイしていたデータ名から摘発し、任意同行に応じてきた男が同一人物だったことには驚いたが、余りの会話の通じなさに思い出すだけで腑が煮え繰り返る。
(…クソバカ青山はマジ使えねーわ、クソキザ野郎は釈放されるわ、なんだ今日は厄日か?)
思えば今日は昼間の取り調べからずっとツイてない、と飲みかけのジュース缶を握りつつ舌打ちしながら画面を見る。
ネットで選ばれた対戦相手も初心者なのか、見応え一切皆無の戦闘が続く。気に喰わないユーザーネームを使う戦闘者は近接格闘タイプを使っているが、操作に慣れていないのが見て取れる程に動きがぎこちない上に、支援者ルームに居る青山がアドバイスする声が時折聞こえる。
周囲は映像越しに応援しているが、蘇我野にとってはただの無駄な時間にしか思えず、この状況に嫌気以外の何も感じていない。
(とっとと終わってくれねーかな。アホ山、支援だけは役立つから居ねーと困るし)
先代筐体からやり込んでいる自分から見たら、映る戦は生温すぎて退屈すぎる泥試合。子供の喧嘩を見ている方がマシだと欠伸をすれば、ようやく決着が着いたのか、筺体内からは喜ぶ声が聞こえる。
引きずり出したい気持ちを堪え、作り笑いを貼り付けながら二人を待てば、満面の笑顔を浮かべた青年と微笑む女が出てきた。
「ハルさん、支援者ありがとうございました!」
「どういたしまして。私も楽しかったよ」
「あの…お待たせしてすいませんでした。でも、蘇我野さんのアドバイスのおかげで少しコツが掴めました。本当にありがとうございます!」
アドバイスという程の物はしていないが、こうも深く頭を下げながら礼を言われれば、無駄に待ち過ごした時間も僅かながら報われた気がする。
僅かに湧く優越感に笑い出しそうになる喉を締め、青山の肩を引いて半ば連れ込む形で筐体へと入れば、「頑張ってくださいね!」と声が投げられた。
「…なァにが[楽しかったよ]だ、あんなド素人捕まえてきやがって」
「ユーザーネームが、同じだったから…」
「誰でも良いわけねーだろ、アホ山。あんな奴のデータ書き変えて出したら、バレてこっちが捕まるに決まってんだろ。使えねェ」
そもそも、データ改竄せずに純粋に遊んでもらえるように、と骨格読取方式を作り取り入れた先代社長の頭がおかしい。
対戦可能なゲームは勝利こそ全てだ。
改竄であれと反則であれバレずにいれば、勝利を褒められ崇められる。常にそこに立ち続ければ優越という快感に浸り切れる。
自身の顔を両の掌で捏ねながら、蘇我野は本来の自分の顔へと戻し、コインを投入すれば筐体内部に付けられた数十個のセンサーによって細部まで読み取られる。
【読取完了】の文字が液晶画面へ表示後、ユーザーネームと使用キャラクターが映る。銀糸長髪に小麦色の肌で、軽鎧と大剣を装備した青年が、親指を立ててニカリと笑う。
数秒後、浅赤紫髪の困り顔の様な女性が、正面左上の小さなウィンドウ画面でゆるりと頭を下げる。
窓下へ青山のユーザーネームが支援者として記名されたのを確認し、プレイモードを選ぶ。
「よす…蘇我野、さん。今日は…普通に、やるんですよ、ね?」
「あ?いつだって普通にやってんだろ?テメーは黙って支援してりゃ良いんだよ、アホ山クソカ。今本名呼び掛けたよな、あのガキ返したら一発だからな」
「……すみません」
全国遊撃対戦を選択し、表示されたユーザーネームとレベルを眺めるも、摘発対象としている名前は、ない。
苛立ちに舌打ちし【対戦申込受付中】の表示設定を提げ、キャラクターと連動する為のコンソールを握る。
自動で切り替わった物語遊戯で身体慣らしに歯応えなど一切ない人工知能戦を熟す。
支援さえも要らぬ勝負を三戦ほど片付け、つまらなさに欠伸をし、再度画面へ目を戻すと。
【対戦申込1件 Userー 冬都 ・ルカ】
「…おいおい、飛んで火にいる何とやらかよ」
待ち望んでいたユーザーネームに、蘇我野は顔を笑みに歪めた。
**********
接続先ネットワークへハッキングを行う樹阪を待ちながら、戦闘者用個室に映された嘗て自分が使用していたキャラクターの操作方法を確認する。
先程まで画面越しに実兄と話し、万一が起きた場合の段取りはどうにかなるだろう。
しかし、まだ行動前だと言うのに労われてしまうとは。あちらに見えていた自分の顔は相当酷いものだったのかも知れない。
「出来れば気付きたくなかった事実だな…」
「早々に気付く方が難しいだろ、自分らには無い感情だし…」
うんざりした様子で支援者用個室の窓から覗く都築の返答に、ただただ重く頷けば、画面に映る赤紫髪の男も頷く。
夢の中であれば他人の感情も多少は見えるが、電子回路を用いて一度しか会った事のない人間の感情を知る、などと言う能力は生憎持ち合わせていない。
「おーい里央、ソリューとギアノアのコンビ見つけたから繋いじまう…ぞって、なんだ?どした?まるで地獄行きが決まったみたいな顔して」
「……今まで摘発や拘束受けたプレイヤーに、申し訳ない気持ちが酷くて…」
「あン?不正をやらかしてる奴らが悪いんであって、お前さん達は何も悪かないだろうに」
「その不正をやらかしてたのはプレイヤーじゃなくて、今から戦う請負人達の方ですよ」
「しかも、その大元原因が俺らにあるんです」
ため息混じり口々にそう言えば、話が見えないと言いたげに機関長は首を傾げて目を細める。
「社長に、摘発された人間のユーザーネームが同一だって話しましたよね?」
「あぁ。確か、フユト、だろ?」
「…それ、俺が学生の時に使ってたユーザーネームなんです。当時通ってた遊戯施設の店長に勝手に大会に登録されてて、仕方なしに出たんですが……」
登録されていたのはあろう事か全国トーナメント大会。それを知らずにプレイした結果、勝ち抜いてしまい優勝してしまった。
学生時代の事とはいえ、自分がどれだけのめり込んでいたのかを思い出してしまい、妙に気恥ずかしくなる。それ故に、出来ればあまり人へ語りたくなかった話だ。
試しに過去のプレイデータを引継いでみた所、稼働日から数日しか経っていないにも関わらず、プレイヤーレベルは既に四十を超えていた。正直なところ、向こうがコピーデータに改竄を加えなくても、違反していると言われても仕方のない数値だ。
今回調べるに当たり、戦闘者としての登録ユーザーネームをフユトに戻した結果、摘発対象者として矢が立てられた、と見ていいだろう。
「まさか、件の二人が摘発してるのって、ゲームに負けた事を今だに恨んで疾斗君探してたから、とか?」
目を瞬かせながら呟かれた樹阪の言葉に、固くなった首を縦に揺らしてみせれば、呆れた様子で深いため息が落ちる。
「くだらねーなァ。たかがゲームに負けたからってそんなに恨むモンかね?捕まった子達、要は八つ当たりされてただけって訳だろ?」
「やらない人間からすればたかがですが、大会に勝つ事を目的としてる人からすればされどゲームなんですよ」
「うー、おいちゃんにはさーっぱり分からんセカイだ」
向こうからすれば、全勝していたゲームで見ず知らずの相手に勝ちを取られたのだ。その怒りが根となり、この騒動の引き金になったのだろう。
「社長、ネットハック完了しました!」
「おぅ、ご苦労さん!じゃ、二人とも頼んだぞ。疾斗君はあんまり自分責めなさんな。さっきも言ったが、この件は[騒動をやらかした奴が悪い]んだからな」
悪戯な子供の様に笑いながら手を振り、筐体から出て行く樹阪に一礼し、三面スクリーンへ向き直る。
画面に表示されたローディング映像を見つめ、疾斗は呼吸を整えた。
【Now Loading……】
【WORLD Connect Success】
【Please waiting……】
対戦映像を映し出すモニターを見つめ、蘇我野は備え付けの灰皿へ煙草を押し付ける。
自分が座っている待機席からすぐ後ろの筐体では、青山と彼女の仕事仲間である男がゲームをしている。
何週間か前、サバイバルゲームで青山の代わりに参加した際、いやに足の速い奴が居た記憶はあるが、男の顔と名前を覚えてなどいない。
紫髪紫眼の男を除いて。
怪我でもしていたのか片目を眼帯で塞いでいたその男は、見えていない事をものともせずに二挺の模造片手銃で戦場を駆った。
状況を把握して相手を誘い、一間の隙に狩る。その姿は見事と言わざるを得なかった。
支援者としてプレイしていたデータ名から摘発し、任意同行に応じてきた男が同一人物だったことには驚いたが、余りの会話の通じなさに思い出すだけで腑が煮え繰り返る。
(…クソバカ青山はマジ使えねーわ、クソキザ野郎は釈放されるわ、なんだ今日は厄日か?)
思えば今日は昼間の取り調べからずっとツイてない、と飲みかけのジュース缶を握りつつ舌打ちしながら画面を見る。
ネットで選ばれた対戦相手も初心者なのか、見応え一切皆無の戦闘が続く。気に喰わないユーザーネームを使う戦闘者は近接格闘タイプを使っているが、操作に慣れていないのが見て取れる程に動きがぎこちない上に、支援者ルームに居る青山がアドバイスする声が時折聞こえる。
周囲は映像越しに応援しているが、蘇我野にとってはただの無駄な時間にしか思えず、この状況に嫌気以外の何も感じていない。
(とっとと終わってくれねーかな。アホ山、支援だけは役立つから居ねーと困るし)
先代筐体からやり込んでいる自分から見たら、映る戦は生温すぎて退屈すぎる泥試合。子供の喧嘩を見ている方がマシだと欠伸をすれば、ようやく決着が着いたのか、筺体内からは喜ぶ声が聞こえる。
引きずり出したい気持ちを堪え、作り笑いを貼り付けながら二人を待てば、満面の笑顔を浮かべた青年と微笑む女が出てきた。
「ハルさん、支援者ありがとうございました!」
「どういたしまして。私も楽しかったよ」
「あの…お待たせしてすいませんでした。でも、蘇我野さんのアドバイスのおかげで少しコツが掴めました。本当にありがとうございます!」
アドバイスという程の物はしていないが、こうも深く頭を下げながら礼を言われれば、無駄に待ち過ごした時間も僅かながら報われた気がする。
僅かに湧く優越感に笑い出しそうになる喉を締め、青山の肩を引いて半ば連れ込む形で筐体へと入れば、「頑張ってくださいね!」と声が投げられた。
「…なァにが[楽しかったよ]だ、あんなド素人捕まえてきやがって」
「ユーザーネームが、同じだったから…」
「誰でも良いわけねーだろ、アホ山。あんな奴のデータ書き変えて出したら、バレてこっちが捕まるに決まってんだろ。使えねェ」
そもそも、データ改竄せずに純粋に遊んでもらえるように、と骨格読取方式を作り取り入れた先代社長の頭がおかしい。
対戦可能なゲームは勝利こそ全てだ。
改竄であれと反則であれバレずにいれば、勝利を褒められ崇められる。常にそこに立ち続ければ優越という快感に浸り切れる。
自身の顔を両の掌で捏ねながら、蘇我野は本来の自分の顔へと戻し、コインを投入すれば筐体内部に付けられた数十個のセンサーによって細部まで読み取られる。
【読取完了】の文字が液晶画面へ表示後、ユーザーネームと使用キャラクターが映る。銀糸長髪に小麦色の肌で、軽鎧と大剣を装備した青年が、親指を立ててニカリと笑う。
数秒後、浅赤紫髪の困り顔の様な女性が、正面左上の小さなウィンドウ画面でゆるりと頭を下げる。
窓下へ青山のユーザーネームが支援者として記名されたのを確認し、プレイモードを選ぶ。
「よす…蘇我野、さん。今日は…普通に、やるんですよ、ね?」
「あ?いつだって普通にやってんだろ?テメーは黙って支援してりゃ良いんだよ、アホ山クソカ。今本名呼び掛けたよな、あのガキ返したら一発だからな」
「……すみません」
全国遊撃対戦を選択し、表示されたユーザーネームとレベルを眺めるも、摘発対象としている名前は、ない。
苛立ちに舌打ちし【対戦申込受付中】の表示設定を提げ、キャラクターと連動する為のコンソールを握る。
自動で切り替わった物語遊戯で身体慣らしに歯応えなど一切ない人工知能戦を熟す。
支援さえも要らぬ勝負を三戦ほど片付け、つまらなさに欠伸をし、再度画面へ目を戻すと。
【対戦申込1件 Userー 冬都 ・ルカ】
「…おいおい、飛んで火にいる何とやらかよ」
待ち望んでいたユーザーネームに、蘇我野は顔を笑みに歪めた。
**********
接続先ネットワークへハッキングを行う樹阪を待ちながら、戦闘者用個室に映された嘗て自分が使用していたキャラクターの操作方法を確認する。
先程まで画面越しに実兄と話し、万一が起きた場合の段取りはどうにかなるだろう。
しかし、まだ行動前だと言うのに労われてしまうとは。あちらに見えていた自分の顔は相当酷いものだったのかも知れない。
「出来れば気付きたくなかった事実だな…」
「早々に気付く方が難しいだろ、自分らには無い感情だし…」
うんざりした様子で支援者用個室の窓から覗く都築の返答に、ただただ重く頷けば、画面に映る赤紫髪の男も頷く。
夢の中であれば他人の感情も多少は見えるが、電子回路を用いて一度しか会った事のない人間の感情を知る、などと言う能力は生憎持ち合わせていない。
「おーい里央、ソリューとギアノアのコンビ見つけたから繋いじまう…ぞって、なんだ?どした?まるで地獄行きが決まったみたいな顔して」
「……今まで摘発や拘束受けたプレイヤーに、申し訳ない気持ちが酷くて…」
「あン?不正をやらかしてる奴らが悪いんであって、お前さん達は何も悪かないだろうに」
「その不正をやらかしてたのはプレイヤーじゃなくて、今から戦う請負人達の方ですよ」
「しかも、その大元原因が俺らにあるんです」
ため息混じり口々にそう言えば、話が見えないと言いたげに機関長は首を傾げて目を細める。
「社長に、摘発された人間のユーザーネームが同一だって話しましたよね?」
「あぁ。確か、フユト、だろ?」
「…それ、俺が学生の時に使ってたユーザーネームなんです。当時通ってた遊戯施設の店長に勝手に大会に登録されてて、仕方なしに出たんですが……」
登録されていたのはあろう事か全国トーナメント大会。それを知らずにプレイした結果、勝ち抜いてしまい優勝してしまった。
学生時代の事とはいえ、自分がどれだけのめり込んでいたのかを思い出してしまい、妙に気恥ずかしくなる。それ故に、出来ればあまり人へ語りたくなかった話だ。
試しに過去のプレイデータを引継いでみた所、稼働日から数日しか経っていないにも関わらず、プレイヤーレベルは既に四十を超えていた。正直なところ、向こうがコピーデータに改竄を加えなくても、違反していると言われても仕方のない数値だ。
今回調べるに当たり、戦闘者としての登録ユーザーネームをフユトに戻した結果、摘発対象者として矢が立てられた、と見ていいだろう。
「まさか、件の二人が摘発してるのって、ゲームに負けた事を今だに恨んで疾斗君探してたから、とか?」
目を瞬かせながら呟かれた樹阪の言葉に、固くなった首を縦に揺らしてみせれば、呆れた様子で深いため息が落ちる。
「くだらねーなァ。たかがゲームに負けたからってそんなに恨むモンかね?捕まった子達、要は八つ当たりされてただけって訳だろ?」
「やらない人間からすればたかがですが、大会に勝つ事を目的としてる人からすればされどゲームなんですよ」
「うー、おいちゃんにはさーっぱり分からんセカイだ」
向こうからすれば、全勝していたゲームで見ず知らずの相手に勝ちを取られたのだ。その怒りが根となり、この騒動の引き金になったのだろう。
「社長、ネットハック完了しました!」
「おぅ、ご苦労さん!じゃ、二人とも頼んだぞ。疾斗君はあんまり自分責めなさんな。さっきも言ったが、この件は[騒動をやらかした奴が悪い]んだからな」
悪戯な子供の様に笑いながら手を振り、筐体から出て行く樹阪に一礼し、三面スクリーンへ向き直る。
画面に表示されたローディング映像を見つめ、疾斗は呼吸を整えた。
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