24 / 68
第19話 パジャマパーティー夜明け前
しおりを挟む
3人が余裕で寝られる大きなベッドの真ん中で私たちは横になった。
「もしかして私のところだけ床がパカッて開いて落ちるとか……無いよね?」
ミトさんが林さんにレトロ且つネガティブなイメージを突きつけた。
「………よく解りましたね?床下収納あるって。」
と、林さんは指先に収まる程のパワーポインターでスイッチに光を当てると、本当にパカッとベッドが開いたのだった…
「てめぇ─」
そして落ちる時にミトさんの指が私のTシャツの袖に引っ掛かった─
あっと言う間に2人とも収納されてしまったのだった。
「妖精さんも連れてかないでくださいー!!」と、小さくなる林さんの声と同時に扉は閉まってしまった。
(下にクッション引いてある…さてはアイツ初めからここに落とすイタズラ考えてたな…)と、ミトさんはため息をついた。
そして薄暗い収納庫の中、ミトさんが私の下敷きになって抱きしめていてくれた。そして、私の首元に顔を近づけた─
「……お前って、本当何の匂いもしないな…」
「ミトさんがっちりしてて安心…暗いしこのまま寝て良い?」
「お前…よくこの状況で焦ったりしないよな…怖いとか死にそうとか襲われるとか思わないの!?」
「思わなくもない…けど…そうなったらそうなったで…仕方ない?」
「………もっと、自分を大事にしろ!(諦め早すぎ!…ほんとコイツ…)」
ミトさんの抱きしめている手に力が入った。
そして、流石に慌てた林さんによって扉は開かれた。
「ごめんなさい…ネコの人だけ脅かそうとして…」
「てめえ…首根っこ噛みちぎんぞ…」
「………いいじゃないですかぁ、結果的に妖精さんとイチャイチャ出来て!」林さんは2人のその光景をみて、唇をつんと尖らせて複雑そうな表情をした。
「兎に角、場所替われ。下が空洞だと落ち着かん…」
私を真ん中にして、ミトさんと林さんが横になっている。2人とも私の腕や肩に寄りかかった。
「これ知ってる…両手に花っていうやつだ。アキヨシに自慢しよ…」
「館長ってさぁ…片手づつに美女とミミズクの奴、侍らしてそう…」
本人の知らない処で何だか凄いイメージを打ち出してきたミトさんだった。
「独身こじらせてるイメージはありますが…それも…有りですね…。」
林さんも本人の知らない処で散々な言い様だった。
「いいな…私もミミズク先輩、侍らしたい。」
「ひどいです…私たちじゃもの足りず…妖精さんって、意外と強欲なんですね…」
「アイツの中身は、外見ほど可愛くないから騙されるな…」
「だけど髪の触り心地、高級羽毛…」
そうして、深夜によくある冗談混じりのガールズトークが繰り広げられた─
2人が静かになった後、先ほど少し寝てしまったためか覚醒した私はテラスに再び赴いた。
「眠れないのですか?」
暫くして、林さんが白湯を入れて来てくれたのだった。
「…林さんも?」
「はい…(さっきミトの言ったことが頭から離れないのです…)」
《加護が届かなかった処とは?》
《寿命だよ………。》
《人程生きられる動物も居るけど…大抵人間より短命なのが多くて。擬人化してからは少し寿命が延びるっていう加護があるんだけど…其でも人間にとっては短命って事になるんじゃない?》
《アイツがもし─なら、あんまり寿命はないかもしれない…私だって後10年位しか生きれないかもしれない…だから自分自身に課した使命を果たさないと─》
(擬人化の方たちの寿命には個体差があるんですね…)
「私…妖精さんと離れるの嫌です。やっとここまで親しくなったのに…」
「私は…ミトさんに声掛けられてから、林さんに見つかって、色んな人に出会う様になってここのところ目まぐるしい…」
「…………私に構われるの嫌だったですか?」
「初めは不思議な気持ちだったけど、2人が側にいないと物足りない……」
「私が特別になることは…無いんでしょうか…」
「…とく、べつ?」
「私…今が一番楽しいんです。」
(一人で財を成した私は、今までの養育費用をいっぺんに親に返してしまったら、急に目の色が変わった両親…。
その計算ミスを後悔しても既に遅かった。勝手に家に上がられて、怪しい事業に荷担させられそうになった為、セキュリティを強化した。ベッドの床下収納も実は隠れる為のシェルターだ。私と両親との楽しい日々は、私の成長と共に消え去った─。)
「私…新しい家族との楽しい思い出を作りたいんです。そこに…妖精さんも居て欲しいのですが…。」
「林さんと…家族…。」
「ええ、それが特別です!」
「……アキヨシと林さん似てるから…有り寄りの…有り?」
「似てません!!というか…茶化さないで下さいよー。」
もうすっかり朝焼け空になっていた。其でもまだ、流星が見えていた─
「2人とも酷いー、置いてくなんて。」とまだ目がトロンとしているミトさんがやって来た。
「では、一緒に朝風呂しませんか?ぬるま湯入れて置きました。」
「…………ひっ。林…遂にうちらで実験するのか?」
ミトさんはまだ寝起きの思考状態だった。
そんな隙のあるミトさんにジリジリと、「それでは、じっくり観察しましょーか?」と林さんは近づいて…ピタリと止めた。
「………嘘ですよ。水着の用意ありますから!目の前の温水プールで水浴びだけでもどうです?」
(本当は純粋に、2人との思い出を作りたかっただけです─)
だけど結局…林さんに凄い体を触られた─
「林…卑猥…」
「…ヒワイ?」
「妖精さんは知らなくて良い言葉です─」
「いや、知らないとコイツ首傾げたまま触られっぱなしじゃないか!何でも受け入れ過ぎてて不気味だし、スゲー怖いから!!」
ミトさんは、ある意味私にも恐怖を感じたのだった。
そして、そんな和気あいあいとしたイチャイチャタイムに終止符を打つかの様にチャイムが鳴った─
玄関モニターを見た林さんは、珍しく動揺と怯えた様子を見せた。(何でこのタイミングで…)
私は林さん出たくないんだなって分かった。だから─
「…誰、ですか?」とガチャっと玄関を開けた。
「あれ?娘の友だちかい?」
「私最近ここに引っ越ししてきました…ので、よく分かりません…」
そして彼は中を伺う様に覗こうとしてきたので、「両親が…帰ってきたら、何か伝えておきましょうか?」と言うと。「あ、いや……」と諦めて帰ってくれた。
「妖精さん!……ありがとうございます!」と、水滴したたるままの林さんに抱きしめられた。
「アキヨシよく居留守使うから……居留守スキル役にたった?」
「妖精さん凄く格好良くてびっくりしました!…今回ばかりはだらしのない館長さんにも感謝ですね…」
「林、親と上手いこといってないのか?………顔色悪いぞ、大丈夫か!?」
「今日はいないと言ってあったのに…最近、一人で対応するの疲れていたんです…だから─」
『今日は妖精さんに救われ記念日ですね!』
と笑った後、林さんは私に沿う様にしゃがみこんでしまったのだった─
「もしかして私のところだけ床がパカッて開いて落ちるとか……無いよね?」
ミトさんが林さんにレトロ且つネガティブなイメージを突きつけた。
「………よく解りましたね?床下収納あるって。」
と、林さんは指先に収まる程のパワーポインターでスイッチに光を当てると、本当にパカッとベッドが開いたのだった…
「てめぇ─」
そして落ちる時にミトさんの指が私のTシャツの袖に引っ掛かった─
あっと言う間に2人とも収納されてしまったのだった。
「妖精さんも連れてかないでくださいー!!」と、小さくなる林さんの声と同時に扉は閉まってしまった。
(下にクッション引いてある…さてはアイツ初めからここに落とすイタズラ考えてたな…)と、ミトさんはため息をついた。
そして薄暗い収納庫の中、ミトさんが私の下敷きになって抱きしめていてくれた。そして、私の首元に顔を近づけた─
「……お前って、本当何の匂いもしないな…」
「ミトさんがっちりしてて安心…暗いしこのまま寝て良い?」
「お前…よくこの状況で焦ったりしないよな…怖いとか死にそうとか襲われるとか思わないの!?」
「思わなくもない…けど…そうなったらそうなったで…仕方ない?」
「………もっと、自分を大事にしろ!(諦め早すぎ!…ほんとコイツ…)」
ミトさんの抱きしめている手に力が入った。
そして、流石に慌てた林さんによって扉は開かれた。
「ごめんなさい…ネコの人だけ脅かそうとして…」
「てめえ…首根っこ噛みちぎんぞ…」
「………いいじゃないですかぁ、結果的に妖精さんとイチャイチャ出来て!」林さんは2人のその光景をみて、唇をつんと尖らせて複雑そうな表情をした。
「兎に角、場所替われ。下が空洞だと落ち着かん…」
私を真ん中にして、ミトさんと林さんが横になっている。2人とも私の腕や肩に寄りかかった。
「これ知ってる…両手に花っていうやつだ。アキヨシに自慢しよ…」
「館長ってさぁ…片手づつに美女とミミズクの奴、侍らしてそう…」
本人の知らない処で何だか凄いイメージを打ち出してきたミトさんだった。
「独身こじらせてるイメージはありますが…それも…有りですね…。」
林さんも本人の知らない処で散々な言い様だった。
「いいな…私もミミズク先輩、侍らしたい。」
「ひどいです…私たちじゃもの足りず…妖精さんって、意外と強欲なんですね…」
「アイツの中身は、外見ほど可愛くないから騙されるな…」
「だけど髪の触り心地、高級羽毛…」
そうして、深夜によくある冗談混じりのガールズトークが繰り広げられた─
2人が静かになった後、先ほど少し寝てしまったためか覚醒した私はテラスに再び赴いた。
「眠れないのですか?」
暫くして、林さんが白湯を入れて来てくれたのだった。
「…林さんも?」
「はい…(さっきミトの言ったことが頭から離れないのです…)」
《加護が届かなかった処とは?》
《寿命だよ………。》
《人程生きられる動物も居るけど…大抵人間より短命なのが多くて。擬人化してからは少し寿命が延びるっていう加護があるんだけど…其でも人間にとっては短命って事になるんじゃない?》
《アイツがもし─なら、あんまり寿命はないかもしれない…私だって後10年位しか生きれないかもしれない…だから自分自身に課した使命を果たさないと─》
(擬人化の方たちの寿命には個体差があるんですね…)
「私…妖精さんと離れるの嫌です。やっとここまで親しくなったのに…」
「私は…ミトさんに声掛けられてから、林さんに見つかって、色んな人に出会う様になってここのところ目まぐるしい…」
「…………私に構われるの嫌だったですか?」
「初めは不思議な気持ちだったけど、2人が側にいないと物足りない……」
「私が特別になることは…無いんでしょうか…」
「…とく、べつ?」
「私…今が一番楽しいんです。」
(一人で財を成した私は、今までの養育費用をいっぺんに親に返してしまったら、急に目の色が変わった両親…。
その計算ミスを後悔しても既に遅かった。勝手に家に上がられて、怪しい事業に荷担させられそうになった為、セキュリティを強化した。ベッドの床下収納も実は隠れる為のシェルターだ。私と両親との楽しい日々は、私の成長と共に消え去った─。)
「私…新しい家族との楽しい思い出を作りたいんです。そこに…妖精さんも居て欲しいのですが…。」
「林さんと…家族…。」
「ええ、それが特別です!」
「……アキヨシと林さん似てるから…有り寄りの…有り?」
「似てません!!というか…茶化さないで下さいよー。」
もうすっかり朝焼け空になっていた。其でもまだ、流星が見えていた─
「2人とも酷いー、置いてくなんて。」とまだ目がトロンとしているミトさんがやって来た。
「では、一緒に朝風呂しませんか?ぬるま湯入れて置きました。」
「…………ひっ。林…遂にうちらで実験するのか?」
ミトさんはまだ寝起きの思考状態だった。
そんな隙のあるミトさんにジリジリと、「それでは、じっくり観察しましょーか?」と林さんは近づいて…ピタリと止めた。
「………嘘ですよ。水着の用意ありますから!目の前の温水プールで水浴びだけでもどうです?」
(本当は純粋に、2人との思い出を作りたかっただけです─)
だけど結局…林さんに凄い体を触られた─
「林…卑猥…」
「…ヒワイ?」
「妖精さんは知らなくて良い言葉です─」
「いや、知らないとコイツ首傾げたまま触られっぱなしじゃないか!何でも受け入れ過ぎてて不気味だし、スゲー怖いから!!」
ミトさんは、ある意味私にも恐怖を感じたのだった。
そして、そんな和気あいあいとしたイチャイチャタイムに終止符を打つかの様にチャイムが鳴った─
玄関モニターを見た林さんは、珍しく動揺と怯えた様子を見せた。(何でこのタイミングで…)
私は林さん出たくないんだなって分かった。だから─
「…誰、ですか?」とガチャっと玄関を開けた。
「あれ?娘の友だちかい?」
「私最近ここに引っ越ししてきました…ので、よく分かりません…」
そして彼は中を伺う様に覗こうとしてきたので、「両親が…帰ってきたら、何か伝えておきましょうか?」と言うと。「あ、いや……」と諦めて帰ってくれた。
「妖精さん!……ありがとうございます!」と、水滴したたるままの林さんに抱きしめられた。
「アキヨシよく居留守使うから……居留守スキル役にたった?」
「妖精さん凄く格好良くてびっくりしました!…今回ばかりはだらしのない館長さんにも感謝ですね…」
「林、親と上手いこといってないのか?………顔色悪いぞ、大丈夫か!?」
「今日はいないと言ってあったのに…最近、一人で対応するの疲れていたんです…だから─」
『今日は妖精さんに救われ記念日ですね!』
と笑った後、林さんは私に沿う様にしゃがみこんでしまったのだった─
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる