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空いた従者枠
世界共有の財産
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エストリカの街へやってきた。
やってきたと言うよりは戻ってきたと言うべきか。
この世界に降り立ったのはあの森の中だけど、俺の冒険が始まったのはこの街からだ。
この街のギルドで冒険者登録をしてすぐ、従者募集の情報を見て勝利君が会いにきてくれた。
あの時は1人きりだったのに数日のうちにこうして勝利君も従魔達もいてくれて……あんなに不安でどうしていいかわからなかったたのに今はなんの……いや……ほとんど不安がない。
隣に立つ勝利君の服を掴んで顔を見上げると、俺の視線に気づいた勝利君は笑い返してくれる。
「ミャオちゃん離れないでね」
腰を引き寄せられ寄り添うような形になって……正直歩きづらい。
「なんで?街の中は平和でしょ?」
それとなく距離を取ろうとした体を逆に引っ張られた。
「ミャオちゃんの従者が誰かしっかり見せつけとかないとね」
「だからってこんな街中でそんなにくっつかないでよ……変な目で見られる」
こんな往来で堂々とくっついて歩くなんて、森の中の魔物ならともかく人目が気になって仕方がない。
また……いじめとか変な言いがかりをつけられそうで怖くて、できるなら普通の冒険者仲間ぐらいの距離感を装いたい。
「ミャオちゃん……大丈夫だよ。コントローラーと従者が接続するのが当然のことなんだから、こんな可愛いコントローラーと接続しまくりな俺を羨ましいと妬みこそすれ、変な目で見る奴なんていないよ!!」
くねくねと体をくねらす勝利君の顔に黙れと言わんばかりにスライムを掴んで押し当てた。
顔にスライムを押しつけられながらも勝利君は手を伸ばして抱きついてこようとする。
「従魔三匹もつれてるし、接続しまくりなのもっと皆に見せつけてやろうよぉ~……あ、でも他の奴らがミャオちゃんが接続する姿を想像するのは許せないかなぁ~……ぅぐうっ!!」
がら空きの勝利君の鳩尾に思い切りコントローラーを叩き込んだ。
「じゃあ……じゃあ……俺は……勝利君と接続してるのバレバレな中……そういう目で見られてる中……見せ付けるように……手を繋いだり……微笑み合ったり、べったりくっついて……うわっ!!うわぁぁぁぁぁっ!!」
ここまでの行動をそういう目で思い返した恥ずかしさと気まずさにスライムで何度も勝利君の顔を叩いた。
「ミャオちゃ…うぶっ…落ち着…んぐっ…ね?」
勝利君に肩を掴まれて……ま、周りの人たちがこっちを見て笑っている気がする。
見るな……見るな!!そんな目で俺を見るなぁ!!
「勝利君なんて……勝利君なんて大っ嫌いだぁぁぁっ!!」
恥ずかしさのあまりパニックになって俺は勝利君を置いて走り出した。
ーーーーーー
草陰に隠れて『落ち着け』と自分に言い聞かせ続けて数分……なんとか心が落ち着いてきた。
ローランなんて4人も連れて堂々としていたし……きっとここでは普通のことなんだよ!!
そうだよ!!きっと誰もそんな男同士でおかしいとかそういう目で見てこない!!
コントローラーは貴重だって言ってたし、コントローラーと従者が接続しないと魔物と戦えないって言ってたじゃん!!
きっと……きっと接続は神聖な感じで儀式的なそういう感じで……とにかく嫌悪の目は向けられてないはずだ。
いじめられたりは……しないはず。
最後に昔を思い出してしんみりしてしまったけど、無理やり納得すると周りを窺いながら植え込みから通りへ戻った。
動転して勝利君に八つ当たりしちゃった……こんなに待たせて心配してるだろうから早く戻って謝ろう。
来た道を戻ったが……勝利君がいない。
従魔達もいない。
「勝利……君?」
キョロキョロと辺りを確認したけど、場所を間違えているわけではない。
もしかして……愛想を尽かされた……?
そう考えに至った瞬間、頭からサッと血の気が引いた。
甘えていた。
勝利君なら何しても大概のことは許してくれると勝手に思い込んでた。
そんなことあるわけないのに……勝利君はこの世界で最強。
そんな人を強い従者を望むコントローラーの人が放って置くわけがないのに……。
勝利君を探さないと、他の人と接続する前に……早く。
足元がぐらぐらするのを堪えながら勝利君を探し出そうと体を倒しかけた時、腕を逆方向に引っ張られた。
「勝利君!!」
勝利君だと思って見上げた先にいたのは勝利君ではない知らない男の人だった。
何だろう……じっと見定められるような目が居心地悪い。
「あの……何かご用ですか?」
「ああ、すまない。君の従者ならギルドの方へ歩いていったよ」
ギルド!!
もしかして新しいコントローラーを探しに!?
急いで追いかけたいのになかなか男の人は手を離してくれない。
「教えてくれてありがとうございます……あの、手を……」
「先ほどまではあの男が牽制していたから近づけなかったが……お願いだ!!俺を君の従者にしてくれ!!」
そういうお誘いか!!
「いや……もういるんで結構です」
事実だし、そそくさと立ち去ろうとしたけど男は力が強くて振り払えない。
「ギルド情報によると従者の募集枠は空いているんだろう!?絶対満足させてみせる!!俺と接続してください!!」
「……」
ち~ん……とどこかで悲しい音がした気がする。
最初に登録した時には気づかなかったけど、あの時も俺はこんな街中で囲まれて『セックスしてください』と叫ばれていたのか。
知ってしまうとなんとも……。
「抜け駆けは良くないな。どうかな?俺と忘れられない接続を……」
横から近づいてきた男に薔薇みたいな赤い花を差し出され……実際に歯が光るやつを初めて見た。
俺も、俺が……と周りで見ていた男たちも近づいてくる。
ギルドの情報って言ってた、そうか勝利君から逃げるために街を飛び出して、勝利君と従者契約したけどそのままだったからまだ募集中になったままなのかも……。
枠は1枠空いているけど、勝利君がいてくれれば他の従者は考えられない。
「もう従者はいますから……」
俺の意思なしでは接続できないって言ってたし怒って力づくってことはないだろう、ここはしっかりと断ろう。
「ああ、確かにあの男は嫉妬深そうだったな」
「あの従者を怖がっているなら大丈夫。従者はどんなに強くてもコントローラーに絶対服従だからね」
「君が別の人間を従者にしても、従者同士で争えないから安心して選んでくれ」
「君を一人で置いて行ったのは、あの男ももう一人従者を望んでいるからじゃ無いのかな?」
畳み掛ける様に口々に詰め寄られ……その瞳の必死さに怖くなって後退ったが、その肩を背後にいた男から掴まれた。
「コントローラーの力は数少ない貴重な力……その力で何人が助かると思う?それを一人の人間が独占するのは大罪ではないか?」
小さく耳元で囁かれた……冷たい声。
肩を掴む指に……食い込むように力が込められていく。
「大罪……」
勝利君を好きな事が……勝利君だけを求める事は……。
「そこまでにしてもらおうかな」
その場の空気を凍りつかせる様な冷ややかな声に、俺を捕まえていた手から力が抜けて、俺は急いでその声の主の元へ走った。
「どうしても従者になりたい気持ちは俺にもわかるけど、強引なやり方は関心しないな……俺のコントローラーをこれ以上怖がらせるなら容赦はしないよ?」
そう言った勝利君の頭上には、戦闘を開始するか否かのウィンドウが浮いていた。
対する男達の上にウインドウは無い。
あったとしてもそれを操作するコントローラーがいないこの人達は……。
「勝利君!!駄目!!」
「どうして?こいつらミャオちゃんを不快にさせたんでしょ?その罰は受けて貰わないと」
「俺は大丈夫……」
勝利君が発する冷たく刺さるような空気に、俺だけじゃなく周りの男達も固まっている。
「……しょうがないなぁ。俺がミャオちゃん怖がらせる訳に行かないもんねぇ。ミャオももうわかったでしょう?一人でどっか行っちゃ駄目だよ?」
「う……うん」
すっといつもの笑顔に戻った勝利君の頭上からウインドウは消えていて、とりあえず戦う意志は消えたみたいだった。
「ギルドの募集も取り下げられてるしさ。コントローラー自身も今は接続の意思は無いんだよね。悪いけど別のコントローラーを探してね~」
男達に向けて後ろ手に手を振る勝利君に手を握られて、その人だかりの中心から助け出された。
本当に助かったのかな……隣に並んだ勝利君の顔を伺ったけど……その笑顔の真意は読めなかった。
やってきたと言うよりは戻ってきたと言うべきか。
この世界に降り立ったのはあの森の中だけど、俺の冒険が始まったのはこの街からだ。
この街のギルドで冒険者登録をしてすぐ、従者募集の情報を見て勝利君が会いにきてくれた。
あの時は1人きりだったのに数日のうちにこうして勝利君も従魔達もいてくれて……あんなに不安でどうしていいかわからなかったたのに今はなんの……いや……ほとんど不安がない。
隣に立つ勝利君の服を掴んで顔を見上げると、俺の視線に気づいた勝利君は笑い返してくれる。
「ミャオちゃん離れないでね」
腰を引き寄せられ寄り添うような形になって……正直歩きづらい。
「なんで?街の中は平和でしょ?」
それとなく距離を取ろうとした体を逆に引っ張られた。
「ミャオちゃんの従者が誰かしっかり見せつけとかないとね」
「だからってこんな街中でそんなにくっつかないでよ……変な目で見られる」
こんな往来で堂々とくっついて歩くなんて、森の中の魔物ならともかく人目が気になって仕方がない。
また……いじめとか変な言いがかりをつけられそうで怖くて、できるなら普通の冒険者仲間ぐらいの距離感を装いたい。
「ミャオちゃん……大丈夫だよ。コントローラーと従者が接続するのが当然のことなんだから、こんな可愛いコントローラーと接続しまくりな俺を羨ましいと妬みこそすれ、変な目で見る奴なんていないよ!!」
くねくねと体をくねらす勝利君の顔に黙れと言わんばかりにスライムを掴んで押し当てた。
顔にスライムを押しつけられながらも勝利君は手を伸ばして抱きついてこようとする。
「従魔三匹もつれてるし、接続しまくりなのもっと皆に見せつけてやろうよぉ~……あ、でも他の奴らがミャオちゃんが接続する姿を想像するのは許せないかなぁ~……ぅぐうっ!!」
がら空きの勝利君の鳩尾に思い切りコントローラーを叩き込んだ。
「じゃあ……じゃあ……俺は……勝利君と接続してるのバレバレな中……そういう目で見られてる中……見せ付けるように……手を繋いだり……微笑み合ったり、べったりくっついて……うわっ!!うわぁぁぁぁぁっ!!」
ここまでの行動をそういう目で思い返した恥ずかしさと気まずさにスライムで何度も勝利君の顔を叩いた。
「ミャオちゃ…うぶっ…落ち着…んぐっ…ね?」
勝利君に肩を掴まれて……ま、周りの人たちがこっちを見て笑っている気がする。
見るな……見るな!!そんな目で俺を見るなぁ!!
「勝利君なんて……勝利君なんて大っ嫌いだぁぁぁっ!!」
恥ずかしさのあまりパニックになって俺は勝利君を置いて走り出した。
ーーーーーー
草陰に隠れて『落ち着け』と自分に言い聞かせ続けて数分……なんとか心が落ち着いてきた。
ローランなんて4人も連れて堂々としていたし……きっとここでは普通のことなんだよ!!
そうだよ!!きっと誰もそんな男同士でおかしいとかそういう目で見てこない!!
コントローラーは貴重だって言ってたし、コントローラーと従者が接続しないと魔物と戦えないって言ってたじゃん!!
きっと……きっと接続は神聖な感じで儀式的なそういう感じで……とにかく嫌悪の目は向けられてないはずだ。
いじめられたりは……しないはず。
最後に昔を思い出してしんみりしてしまったけど、無理やり納得すると周りを窺いながら植え込みから通りへ戻った。
動転して勝利君に八つ当たりしちゃった……こんなに待たせて心配してるだろうから早く戻って謝ろう。
来た道を戻ったが……勝利君がいない。
従魔達もいない。
「勝利……君?」
キョロキョロと辺りを確認したけど、場所を間違えているわけではない。
もしかして……愛想を尽かされた……?
そう考えに至った瞬間、頭からサッと血の気が引いた。
甘えていた。
勝利君なら何しても大概のことは許してくれると勝手に思い込んでた。
そんなことあるわけないのに……勝利君はこの世界で最強。
そんな人を強い従者を望むコントローラーの人が放って置くわけがないのに……。
勝利君を探さないと、他の人と接続する前に……早く。
足元がぐらぐらするのを堪えながら勝利君を探し出そうと体を倒しかけた時、腕を逆方向に引っ張られた。
「勝利君!!」
勝利君だと思って見上げた先にいたのは勝利君ではない知らない男の人だった。
何だろう……じっと見定められるような目が居心地悪い。
「あの……何かご用ですか?」
「ああ、すまない。君の従者ならギルドの方へ歩いていったよ」
ギルド!!
もしかして新しいコントローラーを探しに!?
急いで追いかけたいのになかなか男の人は手を離してくれない。
「教えてくれてありがとうございます……あの、手を……」
「先ほどまではあの男が牽制していたから近づけなかったが……お願いだ!!俺を君の従者にしてくれ!!」
そういうお誘いか!!
「いや……もういるんで結構です」
事実だし、そそくさと立ち去ろうとしたけど男は力が強くて振り払えない。
「ギルド情報によると従者の募集枠は空いているんだろう!?絶対満足させてみせる!!俺と接続してください!!」
「……」
ち~ん……とどこかで悲しい音がした気がする。
最初に登録した時には気づかなかったけど、あの時も俺はこんな街中で囲まれて『セックスしてください』と叫ばれていたのか。
知ってしまうとなんとも……。
「抜け駆けは良くないな。どうかな?俺と忘れられない接続を……」
横から近づいてきた男に薔薇みたいな赤い花を差し出され……実際に歯が光るやつを初めて見た。
俺も、俺が……と周りで見ていた男たちも近づいてくる。
ギルドの情報って言ってた、そうか勝利君から逃げるために街を飛び出して、勝利君と従者契約したけどそのままだったからまだ募集中になったままなのかも……。
枠は1枠空いているけど、勝利君がいてくれれば他の従者は考えられない。
「もう従者はいますから……」
俺の意思なしでは接続できないって言ってたし怒って力づくってことはないだろう、ここはしっかりと断ろう。
「ああ、確かにあの男は嫉妬深そうだったな」
「あの従者を怖がっているなら大丈夫。従者はどんなに強くてもコントローラーに絶対服従だからね」
「君が別の人間を従者にしても、従者同士で争えないから安心して選んでくれ」
「君を一人で置いて行ったのは、あの男ももう一人従者を望んでいるからじゃ無いのかな?」
畳み掛ける様に口々に詰め寄られ……その瞳の必死さに怖くなって後退ったが、その肩を背後にいた男から掴まれた。
「コントローラーの力は数少ない貴重な力……その力で何人が助かると思う?それを一人の人間が独占するのは大罪ではないか?」
小さく耳元で囁かれた……冷たい声。
肩を掴む指に……食い込むように力が込められていく。
「大罪……」
勝利君を好きな事が……勝利君だけを求める事は……。
「そこまでにしてもらおうかな」
その場の空気を凍りつかせる様な冷ややかな声に、俺を捕まえていた手から力が抜けて、俺は急いでその声の主の元へ走った。
「どうしても従者になりたい気持ちは俺にもわかるけど、強引なやり方は関心しないな……俺のコントローラーをこれ以上怖がらせるなら容赦はしないよ?」
そう言った勝利君の頭上には、戦闘を開始するか否かのウィンドウが浮いていた。
対する男達の上にウインドウは無い。
あったとしてもそれを操作するコントローラーがいないこの人達は……。
「勝利君!!駄目!!」
「どうして?こいつらミャオちゃんを不快にさせたんでしょ?その罰は受けて貰わないと」
「俺は大丈夫……」
勝利君が発する冷たく刺さるような空気に、俺だけじゃなく周りの男達も固まっている。
「……しょうがないなぁ。俺がミャオちゃん怖がらせる訳に行かないもんねぇ。ミャオももうわかったでしょう?一人でどっか行っちゃ駄目だよ?」
「う……うん」
すっといつもの笑顔に戻った勝利君の頭上からウインドウは消えていて、とりあえず戦う意志は消えたみたいだった。
「ギルドの募集も取り下げられてるしさ。コントローラー自身も今は接続の意思は無いんだよね。悪いけど別のコントローラーを探してね~」
男達に向けて後ろ手に手を振る勝利君に手を握られて、その人だかりの中心から助け出された。
本当に助かったのかな……隣に並んだ勝利君の顔を伺ったけど……その笑顔の真意は読めなかった。
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