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初めての従者
闘う食材たち
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『ダイコーンとニンジン人が現れた』
「……勝利君」
「なぁに?」
「…………モンスター考えるのも面倒くさくなったんでしょ」
他のモンスターに比べてネーミングも姿も酷い。
先が割れてセクシーなでっかい大根と人参が動いている。
連れてこられたのは『フードファイターの森』という名の森だった。
森の名前からしてやる気を感じられない。
だけど……魚のモンスターからはかまぼこ、鬼のモンスターが豆腐や納豆をドロップしたりで食育というか、なぞなぞみたいで楽しくなってきた。
鍋の形をしたモンスターからドロップしたのは瓶に入った茶色い謎の粉。
蓋を開けて匂いを嗅いでみると……ああ……カレーだぁ。
「ミャオちゃん、楽しい?じゃあ、もっともっと戦うね!!」
勝利君はやたらやる気でモンスターがこっちに気付いてなくても突撃していくし……楽しいけど、食材いっぱい増えるけど、そんなに戦って欲しくないです……それ以上戦うと……。
ーーーーーー
勝利君が動く度にチリン、チリンと鈴の音が響く。
「勝利君!これ……外して……!」
「だ~め。良く似合ってるよ?……俺が接続以外で手を出せないと分かっててあんな煽り方するからだよ」
戦闘に明け暮れるうちに予想通りというか接続が切れかかり……再接続中に両腕を縛られた上に……ナニにも赤い鈴付きのリボンを巻き付けられた。
「俺のレベル上がって、ミャオちゃんの感度上がってるもんね。辛いよね?キツいよね?ほら、イキたいなら……さっきみたいにおねだりしてみてよ?」
勝利君の言う通り……勝利君のモノが、指が……意地悪なその声すらも快感を呼び起こし刺激してくる。
……勝利君がイけば接続が終わると歯を食いしばって耐えていたけど……快感より苦しさが上回って来た。
「しょ…り君…の遅漏……」
「あれ?まだそんな事、言えるぐらい余裕?」
腰を思い切り持ち上げられて深く突き入れられ、中をかき混ぜられる。
「ひっ!!いやっ!!あ、あ、あ、あ!」
同時に縛られたままのモノを手で扱かれ、脳が焼き切れてしまいそうな強烈な刺激に……何も考えられなくなっていく……。
「ごめ…なさ……イ……イカせて欲しいにゃーっ!!」
「そんなに泣かないで……ゾクゾクする……」
興奮した勝利君に激しく奥まで突かれ続けて込み上げる刺激が限界に達した。
「だめっ!だめぇっ!!!ああああぁぁぁぁっっっ!!!!!!」
ビクンビクンと体が痙攣して、味わった事の無い快感が体を駆け巡った。
「ミャオちゃん出さずにイっちゃった?やらし~俺もイクね」
ぐったりと力の抜けた俺の体を勝利君が激しく揺さぶって……暖かい勝利君の吐き出したものが広がっていった。
「……あ……う…」
ようやくリボンを外されて俺のモノから力なく精液が漏れ落ちていく。
『魔法剣士 ショーリと再接続成功しました』
そんな文字を見ながら、ダラダラ止まらない射精に身悶え続けた。
体を投げ出した俺の体を勝利君が魔法で浄化して服を着せてくれる。
ベッドに飛び散った汚れも綺麗になった。
終わった後、毎回そのまま寝てしまっていたから気付かなかったけどこうして後処理をしてくれていたのか。
勝利君が激しくするのが悪いんだけど……。
抱き起こされて瓶を口元にあてられた。
「ミャオちゃん水飲める?無茶させてごめんね。ちょっとからかうだけのつもりだったのに、ミャオちゃんが可愛すぎて止まんなくて……その……怒ってるよね?許して……て、言っても無理かなぁ?」
心配そうな不安そうな勝利君の顔……騙されてるって分かってるのに……自分の腕が伸びていくのを止められず、勝利君の首にしがみついた。
「勝利君……俺の事……好き?」
「好きだよ!!大好き!!!ミャオちゃん以外何もいらない!!」
パァァと明るい笑顔で俺の事を好きだと言ってくれる勝利君。
単純だけどその表情だけで……嬉しくなる。
「……なら…もう良い……」
勝利君の肩に顔を擦り寄せた。
接続後はいつもこうだ……名残か余韻か……勝利君が愛おしくて堪らない。
そんな時にこうやって優しく、そして甘えたようにねだって話しかけてくる勝利君は本当に卑怯だ。
「俺も……しょ……り君の事……好きだし……」
レベルが上がって体力がついたからか、いつもならすぐに寝落ちしていたのに今日は眠くない。
それでも体の気だるさから、勝利君の腕の中でスライムとモフルキャットに囲まれて体力の回復を待った。
視線はぼんやりと外の景色に目を向けている。
「……っ!?」
「ぐがっ!!」
勢い良く起き上がって勝利君の顎と後頭部がぶつかった。
痛かったし、恐らく勝利君も痛かっただろうが目の前を通り過ぎていくものから目が離せない。
「勝利君!!勝利君!!あれ!!あの子なに!!?」
勝利君の襟首を掴んで揺さぶる。
指差した方向には跳ね回るまん丸の白い物体。
「あれは……雪ウサギダイフクン……だよ」
もっちもちのウサギが跳ねてる。
「な…………」
仲間にしたいと言いかけて止めた。
仲間にする……イコール接続切れがさらに早まる。
勝利君を見るとニヤニヤ意地悪く笑っていた。
どうする……どうする俺!!
ぷよぷよ、モフモフときて、もちもち……埋もれたい。
あぁ……行ってしまう。
「仲間にしたいの?どうする?行っちゃうよ?ここの森はモンスターの種類が多いから次はいつ会えるかなぁ?」
くっ……!!
「い……行けっ!!勝利君!!」
勝利君をベッドから蹴り落とし、コントローラーを握るとベッドを飛び降りた。
「……勝利君」
「なぁに?」
「…………モンスター考えるのも面倒くさくなったんでしょ」
他のモンスターに比べてネーミングも姿も酷い。
先が割れてセクシーなでっかい大根と人参が動いている。
連れてこられたのは『フードファイターの森』という名の森だった。
森の名前からしてやる気を感じられない。
だけど……魚のモンスターからはかまぼこ、鬼のモンスターが豆腐や納豆をドロップしたりで食育というか、なぞなぞみたいで楽しくなってきた。
鍋の形をしたモンスターからドロップしたのは瓶に入った茶色い謎の粉。
蓋を開けて匂いを嗅いでみると……ああ……カレーだぁ。
「ミャオちゃん、楽しい?じゃあ、もっともっと戦うね!!」
勝利君はやたらやる気でモンスターがこっちに気付いてなくても突撃していくし……楽しいけど、食材いっぱい増えるけど、そんなに戦って欲しくないです……それ以上戦うと……。
ーーーーーー
勝利君が動く度にチリン、チリンと鈴の音が響く。
「勝利君!これ……外して……!」
「だ~め。良く似合ってるよ?……俺が接続以外で手を出せないと分かっててあんな煽り方するからだよ」
戦闘に明け暮れるうちに予想通りというか接続が切れかかり……再接続中に両腕を縛られた上に……ナニにも赤い鈴付きのリボンを巻き付けられた。
「俺のレベル上がって、ミャオちゃんの感度上がってるもんね。辛いよね?キツいよね?ほら、イキたいなら……さっきみたいにおねだりしてみてよ?」
勝利君の言う通り……勝利君のモノが、指が……意地悪なその声すらも快感を呼び起こし刺激してくる。
……勝利君がイけば接続が終わると歯を食いしばって耐えていたけど……快感より苦しさが上回って来た。
「しょ…り君…の遅漏……」
「あれ?まだそんな事、言えるぐらい余裕?」
腰を思い切り持ち上げられて深く突き入れられ、中をかき混ぜられる。
「ひっ!!いやっ!!あ、あ、あ、あ!」
同時に縛られたままのモノを手で扱かれ、脳が焼き切れてしまいそうな強烈な刺激に……何も考えられなくなっていく……。
「ごめ…なさ……イ……イカせて欲しいにゃーっ!!」
「そんなに泣かないで……ゾクゾクする……」
興奮した勝利君に激しく奥まで突かれ続けて込み上げる刺激が限界に達した。
「だめっ!だめぇっ!!!ああああぁぁぁぁっっっ!!!!!!」
ビクンビクンと体が痙攣して、味わった事の無い快感が体を駆け巡った。
「ミャオちゃん出さずにイっちゃった?やらし~俺もイクね」
ぐったりと力の抜けた俺の体を勝利君が激しく揺さぶって……暖かい勝利君の吐き出したものが広がっていった。
「……あ……う…」
ようやくリボンを外されて俺のモノから力なく精液が漏れ落ちていく。
『魔法剣士 ショーリと再接続成功しました』
そんな文字を見ながら、ダラダラ止まらない射精に身悶え続けた。
体を投げ出した俺の体を勝利君が魔法で浄化して服を着せてくれる。
ベッドに飛び散った汚れも綺麗になった。
終わった後、毎回そのまま寝てしまっていたから気付かなかったけどこうして後処理をしてくれていたのか。
勝利君が激しくするのが悪いんだけど……。
抱き起こされて瓶を口元にあてられた。
「ミャオちゃん水飲める?無茶させてごめんね。ちょっとからかうだけのつもりだったのに、ミャオちゃんが可愛すぎて止まんなくて……その……怒ってるよね?許して……て、言っても無理かなぁ?」
心配そうな不安そうな勝利君の顔……騙されてるって分かってるのに……自分の腕が伸びていくのを止められず、勝利君の首にしがみついた。
「勝利君……俺の事……好き?」
「好きだよ!!大好き!!!ミャオちゃん以外何もいらない!!」
パァァと明るい笑顔で俺の事を好きだと言ってくれる勝利君。
単純だけどその表情だけで……嬉しくなる。
「……なら…もう良い……」
勝利君の肩に顔を擦り寄せた。
接続後はいつもこうだ……名残か余韻か……勝利君が愛おしくて堪らない。
そんな時にこうやって優しく、そして甘えたようにねだって話しかけてくる勝利君は本当に卑怯だ。
「俺も……しょ……り君の事……好きだし……」
レベルが上がって体力がついたからか、いつもならすぐに寝落ちしていたのに今日は眠くない。
それでも体の気だるさから、勝利君の腕の中でスライムとモフルキャットに囲まれて体力の回復を待った。
視線はぼんやりと外の景色に目を向けている。
「……っ!?」
「ぐがっ!!」
勢い良く起き上がって勝利君の顎と後頭部がぶつかった。
痛かったし、恐らく勝利君も痛かっただろうが目の前を通り過ぎていくものから目が離せない。
「勝利君!!勝利君!!あれ!!あの子なに!!?」
勝利君の襟首を掴んで揺さぶる。
指差した方向には跳ね回るまん丸の白い物体。
「あれは……雪ウサギダイフクン……だよ」
もっちもちのウサギが跳ねてる。
「な…………」
仲間にしたいと言いかけて止めた。
仲間にする……イコール接続切れがさらに早まる。
勝利君を見るとニヤニヤ意地悪く笑っていた。
どうする……どうする俺!!
ぷよぷよ、モフモフときて、もちもち……埋もれたい。
あぁ……行ってしまう。
「仲間にしたいの?どうする?行っちゃうよ?ここの森はモンスターの種類が多いから次はいつ会えるかなぁ?」
くっ……!!
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勝利君をベッドから蹴り落とし、コントローラーを握るとベッドを飛び降りた。
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