もう一つのtrue end..*


「好きだよ、レナ。……好きだ。……好き。好き。好き」


サラサラと肌にかかるワインレッドの髪。
互いの汗と、それに混じる甘すぎないフローラルの香り。

会えなかった時間を埋めるように。
私が置いてきたものを満たすように。

唇を合わせ肌を合わせながら、彼はその夜、何度もその言葉を口にした――。



***



『Overnight dream ..*』のシリルifルート。

本編のお気に入りが、目標にしていた500を達成した際に書き上げた感謝SS『if..』の続きのお話。


本編とは違う世界線。
レナちゃんはシリルさんとしか会っておらず、佐々木さんともただの同期で終わっている世界線です。

基本的には、再会した二人のラブラブな日常を綴っていけたらなと思ってます。


◆本編の『Overnight dream ..*』を先に読まれることをお勧めします。

◆私(作者)の事情により更新は週1回、金曜日の夜にさせていただきます。
降ろしてしまった続きの6話については、完結後のおまけとして再掲予定です。


◆やはりフィクションであり、あくまで中世(近代?)ヨーロッパ『風!!』であるということを踏まえてお読み下さい。(重要)
お風呂事情とかお部屋事情、その他諸々が、何というかフィクション万歳!!って感じです。私の都合の良い感じになってます。いつものフワッと知識のフワッと設定です。
アパレル関係強くないのに、なんでデザイナーさんの話を書いてるんだろう私(白目)……。って思いながら書いた話です!!!(見切り発車の弊害)

◆R18シーンを含む話には『※』がついてます。


***

表紙について。
pixivより、柚唄ソラさんの作品(フリー素材)をお借りして作成しました。
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