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82話
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「ねえ、父上は何処に行ったのかな? 慌てて出てったんだ。なんか深刻そうで、声掛けれなかった」
「そんなに気になるなら、また鳩でも飛ばしてみれば良いではないか」
旬介は、恥ずかしそうに下を向いた。
「母上が、ちゃんと鷹の出し方教えてくれないから」
「お前は、すぐ人のせいにする」
「だって、本当のことじゃん。最近稽古も見てくれないし」
「ほう、それで拗ねとったのか」
「拗ねてないけどさ、あいつ嫌いなんだ。母上くれって言うし、変なやつ」
黄龍は息子が無性に可愛くなって、頭をポンポンと撫でた。本人は恥ずかしそうに、それを払いのけた。
「新月を養女にすることにしたのだ。あの子の母親になる。麒麟もあの子の父親になる」
「な!」
旬介の目がうるっとした。
「けど、安心せ。お前の母を辞めるわけじゃないし、麒麟だって父を辞める訳では無いぞ。お前は跡取りでもあるし、大事な息子なのだ。葛葉様と麒麟の話は、まだしたことなかったかなあ」
旬介は、こくりと首を縦に振った。
「麒麟は産まれてすぐ、この里に捨てられてきたそうだ。赤子の麒麟を葛葉様は息子同様に育てた。麒麟が産まれるずっと前に、葛葉様は蜃様を産んでおる。本当の息子は蜃様だ。悪い事情で、蜃様は産まれてすぐ外の世界に預けられた。それが、私がこの里に来てしばらくした時に戻ってこられたのだ。けど、葛葉様の中では、今でも麒麟が1番の息子なのだ」
「何故?」
「そりゃ、赤子から育てた麒麟の方が息子として愛情を持ってもおかしくなかろう」
「それじゃ、蜃様が可哀想だ」
「大丈夫、蜃様は息子と言うより今では……そうだなあ……引退した老夫婦かな」
たまたま部屋の前を通りかかった蜃が聞いてしまい、廊下で思わずコケそうになった。まさか黄龍がそんなことを言うとは思わず。
「黄龍、あんまりだ」
蜃は障子越し、そう一言告げるとその場を立ち去った。
「ははっ」
旬介が笑った。
「まあ、そういう事だから。お前は何も心配するな。それにな、あの子はまともな親がいなかったのだ。食事を見たか? 箸の持ち方すら知らない、名前すら与えられず、きっと遊ぶことすら知らないだろう。ただ命じられることだけすればいいと生きてきたんだ。可哀想だとはおもわんか? 母をくれと言ったのも、知らずに言ったことだろう。あの子が人として生きるべき道を与えてやらねばならんのだ」
夢路のためにも、とは言えなかったが。
「うーん、わかった。でもさ、たまには皆でご飯も食べようよ」
「そうだな、あの子が箸を使えるようになったら、皆で食べよう」
旬介の機嫌が治ったのか、黄龍の分の茶菓子まで平らげてしまった。そのあと黄龍は、旬介に葛葉の部屋へ行くように指示をした。
旬介が葛葉の部屋を訪れると、そこには他に蜃と新月がいた。
「母上に言われて来たんです」
葛葉は近くに寄るように、手招きした。
「おお、まだお前の呪いを解いてやっておらんかったろう」
葛葉の言葉に、新月はビクリと肩を震わせた。そして、慌てたかのように旬介に向かって頭を下げた。少し大袈裟すぎる、所謂土下座であったが、新月は富子達にしてきたこの方法しか謝罪をしらない。
「ごめん、ごめんなさい。悪い事だって知らなかったから」
旬介は、ぷいっと目を背けた。
「もういいし」
けど、相変わらず素っ気ない。
「旬介、おなごにはもう少し優しくしてやるものだぞ」
蜃のフォローのつもりだった。
「え? 俺、別に普通だし。そもそも悪いのこいつじゃん」
はあ、と蜃が静かにため息を見せた。
「蜃も旬介も、もういいでは無いか。さて」
言うと葛葉は、懐から短刀を持ち出した。鞘からそれを抜くと、キラリと光る刃を自分の左手首に当てた。
「黄龍や麒麟から、何度か受けてるだろう。血の儀式だ。私の手首から血が吹き出したら、止まる前にそれを啜るのだぞ」
「うん」
旬介の表情が曇る。旬介だけじゃなく、藤治もそうだった。
一見すれば血を啜るおぞましき行為であり、血を見なれない男にすればあまり気分のいいものではない。それに、人の生き血は生温くて不味くて気持ちが悪い。
「旬介、頑張れ」
蜃の声を合図に、葛葉が手首を切った。溢れ出る血を目を瞑って彼は啜りなめた。
「うげっ」
口いっぱいに広がる鉄の味と、鼻孔に広がる血生臭さが堪らない。何度経験しても慣れるものじゃなかった。
「蜃」
葛葉が静かに名を呼ぶと、彼はこくりと頷いて旬介を抱いて厠へ向かった。気分の悪さに、旬介はぐったりとしてしまった。黄龍や麒麟の血に比べて、葛葉の血の持つべき力が何倍も強い。胸焼けだけでなく、内側から燃え上がるように熱い何かが広がる。晴明や蜃がかつて味わったそれとよく似ていた。
余談だが、葛葉は藤治にはこれほど血は与えなかったために、彼の身体は旬介ほど反応することは無かった。それは、麒麟の子であるがゆえ、葛葉が先を思っての事だった。
蜃は厠につくと、旬介を思いっきり吐かせた。散々吐かせて何も出なくなった所で、また抱えて今度は部屋で寝かせた。
「母上の考えだ。次に術を使うとしたら麒麟しかおらんが、正直直接血を持たないものがあの術を使えばどうなるかわからん。なるべく術を使わない方向でも行きたいが……もしも、もしものためにと」
蜃は黄龍にそう告げて、旬介を託した。
黄龍は不安を抑えつけ、取り乱すことも無く、これも運命かと受け止めた。
「承知……いたしました。覚悟しておきます」
旬介の高熱は暫く続いた。その間、黄龍は介抱に専念し、息子の熱が下がり始めたころ麒麟から良くない知らせの鷹が舞い降りた。
*****
「この度は、お招き預かり誠に光栄でございます。何かお力添えが必要な事態でもございましたか?」
麒麟は白々しく、心にもない嘘を淡々と述べた。
「何を言うか。お主、ここに呼ばれた理由、承知しておるのではないか?」
お付の者の咎めるような台詞に、麒麟はくすくすと笑ってみせた。
「はて? 何を仰られますのやら。拙者は、以前殿とお約束いたしました事柄を述べているまでですが」
殿は無言のまま立ち上がり、ゆっくりと麒麟に歩み寄ると、麒麟が伏せてい側で片膝をついた。すっと扇子を麒麟の顎の下に伸ばすと、それをクイッと上げて麒麟の顔を自分へと向けた。
「世を欺こうなどと」
次の瞬間、殿の声が泰親へと変わる。
「片腹痛い」
ぶわっと殿の口から黒い霧のようなモヤが出た。咄嗟に口を手で覆ったが、遅かった。
邪気だとわかった時には、麒麟の身体は痙攣したようになり、泡を吹いて倒れていた。
「直接邪気を吸ってまだ息があるとは……ある意味使えますねえ」
それを見て、ヒッ! と声を上げたお付は、抜けた腰で逃げようと後ろへ下がった。咄嗟のことに屏風を倒してしまい、その後ろに何かが引っかかっているのに気づく。覗くと、生皮を剥がされた状態で、尚も生きている人体模型のような人間が転がっていた。
「たす……け……て……」
と、涙を流すそれから聞こえたのは、殿の声だった。お付は這いながら逃げた。
ずるっと、麒麟の側の殿が脱皮するように剥けた。中から、泰親が現れた。
「臭いが、まだ暫くは使えそうですねえ」
言うと、生皮を端に脱ぎ捨てた。
泰親が手を振ると、ミイラのような鬼が2匹現れた。
「このケダモノを、地下牢へ。暫く痛めつけておやり。まだ殺すんじゃありませんよ」
泰親のニヤリと笑う目が光る。隙を見て、麒麟は最後の力で鷹を飛ばした。
*****
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旬介は、こくりと首を縦に振った。
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「何故?」
「そりゃ、赤子から育てた麒麟の方が息子として愛情を持ってもおかしくなかろう」
「それじゃ、蜃様が可哀想だ」
「大丈夫、蜃様は息子と言うより今では……そうだなあ……引退した老夫婦かな」
たまたま部屋の前を通りかかった蜃が聞いてしまい、廊下で思わずコケそうになった。まさか黄龍がそんなことを言うとは思わず。
「黄龍、あんまりだ」
蜃は障子越し、そう一言告げるとその場を立ち去った。
「ははっ」
旬介が笑った。
「まあ、そういう事だから。お前は何も心配するな。それにな、あの子はまともな親がいなかったのだ。食事を見たか? 箸の持ち方すら知らない、名前すら与えられず、きっと遊ぶことすら知らないだろう。ただ命じられることだけすればいいと生きてきたんだ。可哀想だとはおもわんか? 母をくれと言ったのも、知らずに言ったことだろう。あの子が人として生きるべき道を与えてやらねばならんのだ」
夢路のためにも、とは言えなかったが。
「うーん、わかった。でもさ、たまには皆でご飯も食べようよ」
「そうだな、あの子が箸を使えるようになったら、皆で食べよう」
旬介の機嫌が治ったのか、黄龍の分の茶菓子まで平らげてしまった。そのあと黄龍は、旬介に葛葉の部屋へ行くように指示をした。
旬介が葛葉の部屋を訪れると、そこには他に蜃と新月がいた。
「母上に言われて来たんです」
葛葉は近くに寄るように、手招きした。
「おお、まだお前の呪いを解いてやっておらんかったろう」
葛葉の言葉に、新月はビクリと肩を震わせた。そして、慌てたかのように旬介に向かって頭を下げた。少し大袈裟すぎる、所謂土下座であったが、新月は富子達にしてきたこの方法しか謝罪をしらない。
「ごめん、ごめんなさい。悪い事だって知らなかったから」
旬介は、ぷいっと目を背けた。
「もういいし」
けど、相変わらず素っ気ない。
「旬介、おなごにはもう少し優しくしてやるものだぞ」
蜃のフォローのつもりだった。
「え? 俺、別に普通だし。そもそも悪いのこいつじゃん」
はあ、と蜃が静かにため息を見せた。
「蜃も旬介も、もういいでは無いか。さて」
言うと葛葉は、懐から短刀を持ち出した。鞘からそれを抜くと、キラリと光る刃を自分の左手首に当てた。
「黄龍や麒麟から、何度か受けてるだろう。血の儀式だ。私の手首から血が吹き出したら、止まる前にそれを啜るのだぞ」
「うん」
旬介の表情が曇る。旬介だけじゃなく、藤治もそうだった。
一見すれば血を啜るおぞましき行為であり、血を見なれない男にすればあまり気分のいいものではない。それに、人の生き血は生温くて不味くて気持ちが悪い。
「旬介、頑張れ」
蜃の声を合図に、葛葉が手首を切った。溢れ出る血を目を瞑って彼は啜りなめた。
「うげっ」
口いっぱいに広がる鉄の味と、鼻孔に広がる血生臭さが堪らない。何度経験しても慣れるものじゃなかった。
「蜃」
葛葉が静かに名を呼ぶと、彼はこくりと頷いて旬介を抱いて厠へ向かった。気分の悪さに、旬介はぐったりとしてしまった。黄龍や麒麟の血に比べて、葛葉の血の持つべき力が何倍も強い。胸焼けだけでなく、内側から燃え上がるように熱い何かが広がる。晴明や蜃がかつて味わったそれとよく似ていた。
余談だが、葛葉は藤治にはこれほど血は与えなかったために、彼の身体は旬介ほど反応することは無かった。それは、麒麟の子であるがゆえ、葛葉が先を思っての事だった。
蜃は厠につくと、旬介を思いっきり吐かせた。散々吐かせて何も出なくなった所で、また抱えて今度は部屋で寝かせた。
「母上の考えだ。次に術を使うとしたら麒麟しかおらんが、正直直接血を持たないものがあの術を使えばどうなるかわからん。なるべく術を使わない方向でも行きたいが……もしも、もしものためにと」
蜃は黄龍にそう告げて、旬介を託した。
黄龍は不安を抑えつけ、取り乱すことも無く、これも運命かと受け止めた。
「承知……いたしました。覚悟しておきます」
旬介の高熱は暫く続いた。その間、黄龍は介抱に専念し、息子の熱が下がり始めたころ麒麟から良くない知らせの鷹が舞い降りた。
*****
「この度は、お招き預かり誠に光栄でございます。何かお力添えが必要な事態でもございましたか?」
麒麟は白々しく、心にもない嘘を淡々と述べた。
「何を言うか。お主、ここに呼ばれた理由、承知しておるのではないか?」
お付の者の咎めるような台詞に、麒麟はくすくすと笑ってみせた。
「はて? 何を仰られますのやら。拙者は、以前殿とお約束いたしました事柄を述べているまでですが」
殿は無言のまま立ち上がり、ゆっくりと麒麟に歩み寄ると、麒麟が伏せてい側で片膝をついた。すっと扇子を麒麟の顎の下に伸ばすと、それをクイッと上げて麒麟の顔を自分へと向けた。
「世を欺こうなどと」
次の瞬間、殿の声が泰親へと変わる。
「片腹痛い」
ぶわっと殿の口から黒い霧のようなモヤが出た。咄嗟に口を手で覆ったが、遅かった。
邪気だとわかった時には、麒麟の身体は痙攣したようになり、泡を吹いて倒れていた。
「直接邪気を吸ってまだ息があるとは……ある意味使えますねえ」
それを見て、ヒッ! と声を上げたお付は、抜けた腰で逃げようと後ろへ下がった。咄嗟のことに屏風を倒してしまい、その後ろに何かが引っかかっているのに気づく。覗くと、生皮を剥がされた状態で、尚も生きている人体模型のような人間が転がっていた。
「たす……け……て……」
と、涙を流すそれから聞こえたのは、殿の声だった。お付は這いながら逃げた。
ずるっと、麒麟の側の殿が脱皮するように剥けた。中から、泰親が現れた。
「臭いが、まだ暫くは使えそうですねえ」
言うと、生皮を端に脱ぎ捨てた。
泰親が手を振ると、ミイラのような鬼が2匹現れた。
「このケダモノを、地下牢へ。暫く痛めつけておやり。まだ殺すんじゃありませんよ」
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