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58話
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「力の無かった俺の責任でもある。俺を恨んでくれて構わないよ。あれから逃げるように里を離れたのも事実だ。俺がいたからと言って何かが変わったとも思えないが、少しは誰かの支えになれたかもしれないのに」
白虎は、苦笑を浮かべた。
「そうかもしれませんね。けど、それだけじゃ前に進めない。いつまでも貴方に守られている子供じゃいけないんだ、皆」
そんな話をしていると、薫風が夕餉を運んできた。
「蜃様、明日はどちらに?」
「そうだな、青龍領か麒麟領か……」
迷った蜃に、薫風は意味ありげに提案を投げた。
「ならば、先に青龍領へお立ち寄りくださいな」
「何かあるのか?」
「麒麟領に立ち寄れば、きっと長くなりますから」
それ以上、きける雰囲気ではなかったし、きいてはいけないような妙な空気が流れていた。これも白虎の力か、空気がそれを伝えているように感じた。
翌日、蜃は青龍領へと向かった。
青龍領に着いたのは、またもや夕刻頃。やはり、この里は広いと改めて思った。
(今後の為にも、やはり馬は必要か)
そう思いながら青龍邸の門を叩こうとしたところ、飛び出すように青龍(紗々丸)が転げ出てきた。
「言われなくても、こっちから出てってやるわ!」
悪態を吐く青龍に驚きながら、蜃は何事かと唖然とそれを見つめながら声をかけた。
「久しぶりだな。早々だが何事だ?」
ビクッと肩を震わせ、青龍は振り向いた。
「蜃様」
「そうだよ。何があった?」
青龍は、むっとした顔をした。
「竜子のアホが悪んだ。こんな家、こっちから出てってやるわ」
「だから、何があったというのだ」
入口で会話にならないような問答を繰り返していると、それに気付いた竜子が門からひょっこり顔を出した。
「あら、蜃様! お久しぶりです。そんな所で突っ立ってないで、そんな馬鹿ほっといて中へ」
「お前らな……とりあえず、お前(青龍)も来い。中で話を聞こう」
居間に上がると、そこに竜子がお茶をいれた。極上の香りが鼻腔を満たす。どの領でも味わった、懐かしい里のお茶だ。
それを飲んで一息つくと、改めて蜃は竜子と青龍に話を聞いた。
「夫婦喧嘩に俺が介入するのもどうかと思うが……何があったというのだ?」
竜子が先に答えた。
「息子を連れて、如何わしい店に行くから、怒ったんです」
「は? 如何わしい店ってなんだよ! お前がたまには面倒見ろってうるせーから、行きつけの花魁喫茶に行っただけじゃねーか」
「だから、なんで花魁喫茶なのよ!」
「そりゃ、むさくるしいジジイと話すより、若くて綺麗な姉ちゃんの方があいつも喜ぶかなと」
「てか、普段から行きつけってのがマジムカつくわ。死ねばいいのに!」
「は? 茶飲んだだけで、なんでそこまで言われる筋合いがあるってんだよ」
ぎゃあぎゃあと言い争いになる。
(しょうもない)
と、内心思いながらも、蜃は青龍の脳天に拳を当てた。
「痛って!」
「側妻でも、持つか?」
ズバリ聞いた。
青龍がちらりと竜子に目配せすると、彼女がほんのり泣きそうな表情で顔を背けた。
「そんな気はない」
「じゃあ、何故?」
「それは……」
青龍は言えなかった。子育て子育てで頑張る竜子を尻目に、寂しかった等と。
「男なんでね、魔が差しただけ」
「お前らずっとこんな状態でやってきた訳ではなかろう」
すっと、静かに襖が開いた。可愛らしい男の子が、とことこと入ってきた。
「父上もね、母上と遊びたいんだよ。だからね、今度おれが母上かしてあげるって約束したから。だから、怒らないで」
蜃に向かってそう話す男の子。それに蜃は、思わず笑ってしまった。
「そうか、そういうことか。お前は、いい子だね。もう怒らないぞ」
男の子の頭を撫でると、男の子はにっこりと笑った。
「紗々丸……こっちにおいで」
「母上も、父上怒らないで。おれ、たのしかったよ! 男の約束したんだ」
「何?」
「男の約束だから、内緒ね!」
紗々丸は、可愛らしくくすくすと笑った。
「まあ、この1件は息子に免じて終わりにしてやれ。さて、俺は青龍領について聞きたいのだけどな」
「あ、蜃様は誰んとこ行ってきたんです?」
青龍の質問に、蜃は答えた。
「誰のとこというか、あとは麒麟のところで1周するな」
「そうですか。じゃあ、俺から話します。竜子、酒の用意頼むわ」
竜子は紗々丸を抱いて、その場を離れた。
「他の奴らから聞いたかもしれませんが、特産物をそれぞれ作ってましてね。うちでは豊かな水を源に、水田と農作物、川魚の養殖が盛んなんです。他の領から物々交換で届く品や、分け与える品、そして里の外とのやり取り。米や魚は、欠かすことが出来ないから本当によく売れる。どの里よりも、この里が重要で命を背負っていると思う」
「そうか、でも青龍領だけでは量が賄えまい」
「はい。だから、それぞれの領にも青龍領から水源を引き、生活の為だけではなく、農作物にも役立たせています。土地を借り、青龍領から何人か派遣して何かあればすぐ俺に知らせが飛んでくる。麒麟や白虎のように特産物を持っていない領もあるから、土地の借り代とした形で出来た食糧を渡したりね」
「ほう。白虎は力を作っていると聞いたが、麒麟は何をしておるのだ?」
「あいつこそ、この里でもっとも重要な役割ですよ。しょっちゅうサボってて黄龍にどつかれてるけど、1番忙しい筈だし。詳しくは、本人から聞いてくださいな」
「そのつもりだが、そうやって皆がはぐらかすのだ」
「蜃様が居ない間に色々ありましたから。特に麒麟達は。話すと長くなるし、そこは冷静に話せなくなるから」
蜃は、改めて嫌な予感を覚えた。それが顔に出たのか
「あ、もう終わった話です。今は心配ないから」
と、青龍が付け足した。
「酒の用意が出来ました」
と、丁度竜子が料理を並べた。
「少し早いけど、夕餉にしましょう。米も野菜も魚も、青龍領で作ったものです。お酒は毎年玄武から贈ってくるの。通常は交換だったり買い取るのだけど、新酒だけはくれるのですよ」
この晩も、潰れるまで飲んだ。麒麟と共に悪ガキだった青龍が、立派な大人になり父親になっている姿を見ると少し寂しくもあった。
弟のように可愛がっていた子が、と思う感情と、父親にならないと決めた自分への少しばかりの後悔と。そしてふと、消えたお蝶の面影がふんわり浮かんだ気さえした。
(玄武、お前は俺のようになってはくれるな)
そう願った。
翌日、今度は麒麟領へと足を運んだ。着いたのは昼過ぎ。皆の言葉が気になり、通常なら茶屋で休み休み向かっていたのだが、竜子がこさえてくれた弁当を食べながら休まず向かった。そのため、通常より早く到着した。
「やあ! やあ!」
麒麟邸に着くと、門の向こうから子供の掛け声が聞こえてくる。
「やあ! やあ!」
「あと、10 回! 頑張って!」
「やあ! やあ!」
黄龍の声がした。蜃はくすりと笑い、その10回が終わるのを待っていた。
「ようし! よく頑張ったね。一息入れましょう」
「やった!」
「お団子あるから、用意してくるね」
「わーい!」
平和な声がする。
「こんにちは!」
蜃が、声を上げた。
「はーい」
黄龍の声がして、現れたのはやはり黄龍だった。彼女は蜃の顔を見るなり、驚いた表情で暫く呆然としていた。
「俺も団子を貰ってもいいか?」
後ろから、男の子がとことこと歩いてきた。
「母上? 誰?」
その声にはっとするように、黄龍の目からぽろぽろと涙が零れた。
「あ! 父上~」
男の子が驚いたように去っていったが、それに構わず黄龍は泣いた。
「蜃様だ……。懐かしい、蜃様だ……」
「黄龍、泣くやつがあるか」
「だって、嬉しくて」
白虎は、苦笑を浮かべた。
「そうかもしれませんね。けど、それだけじゃ前に進めない。いつまでも貴方に守られている子供じゃいけないんだ、皆」
そんな話をしていると、薫風が夕餉を運んできた。
「蜃様、明日はどちらに?」
「そうだな、青龍領か麒麟領か……」
迷った蜃に、薫風は意味ありげに提案を投げた。
「ならば、先に青龍領へお立ち寄りくださいな」
「何かあるのか?」
「麒麟領に立ち寄れば、きっと長くなりますから」
それ以上、きける雰囲気ではなかったし、きいてはいけないような妙な空気が流れていた。これも白虎の力か、空気がそれを伝えているように感じた。
翌日、蜃は青龍領へと向かった。
青龍領に着いたのは、またもや夕刻頃。やはり、この里は広いと改めて思った。
(今後の為にも、やはり馬は必要か)
そう思いながら青龍邸の門を叩こうとしたところ、飛び出すように青龍(紗々丸)が転げ出てきた。
「言われなくても、こっちから出てってやるわ!」
悪態を吐く青龍に驚きながら、蜃は何事かと唖然とそれを見つめながら声をかけた。
「久しぶりだな。早々だが何事だ?」
ビクッと肩を震わせ、青龍は振り向いた。
「蜃様」
「そうだよ。何があった?」
青龍は、むっとした顔をした。
「竜子のアホが悪んだ。こんな家、こっちから出てってやるわ」
「だから、何があったというのだ」
入口で会話にならないような問答を繰り返していると、それに気付いた竜子が門からひょっこり顔を出した。
「あら、蜃様! お久しぶりです。そんな所で突っ立ってないで、そんな馬鹿ほっといて中へ」
「お前らな……とりあえず、お前(青龍)も来い。中で話を聞こう」
居間に上がると、そこに竜子がお茶をいれた。極上の香りが鼻腔を満たす。どの領でも味わった、懐かしい里のお茶だ。
それを飲んで一息つくと、改めて蜃は竜子と青龍に話を聞いた。
「夫婦喧嘩に俺が介入するのもどうかと思うが……何があったというのだ?」
竜子が先に答えた。
「息子を連れて、如何わしい店に行くから、怒ったんです」
「は? 如何わしい店ってなんだよ! お前がたまには面倒見ろってうるせーから、行きつけの花魁喫茶に行っただけじゃねーか」
「だから、なんで花魁喫茶なのよ!」
「そりゃ、むさくるしいジジイと話すより、若くて綺麗な姉ちゃんの方があいつも喜ぶかなと」
「てか、普段から行きつけってのがマジムカつくわ。死ねばいいのに!」
「は? 茶飲んだだけで、なんでそこまで言われる筋合いがあるってんだよ」
ぎゃあぎゃあと言い争いになる。
(しょうもない)
と、内心思いながらも、蜃は青龍の脳天に拳を当てた。
「痛って!」
「側妻でも、持つか?」
ズバリ聞いた。
青龍がちらりと竜子に目配せすると、彼女がほんのり泣きそうな表情で顔を背けた。
「そんな気はない」
「じゃあ、何故?」
「それは……」
青龍は言えなかった。子育て子育てで頑張る竜子を尻目に、寂しかった等と。
「男なんでね、魔が差しただけ」
「お前らずっとこんな状態でやってきた訳ではなかろう」
すっと、静かに襖が開いた。可愛らしい男の子が、とことこと入ってきた。
「父上もね、母上と遊びたいんだよ。だからね、今度おれが母上かしてあげるって約束したから。だから、怒らないで」
蜃に向かってそう話す男の子。それに蜃は、思わず笑ってしまった。
「そうか、そういうことか。お前は、いい子だね。もう怒らないぞ」
男の子の頭を撫でると、男の子はにっこりと笑った。
「紗々丸……こっちにおいで」
「母上も、父上怒らないで。おれ、たのしかったよ! 男の約束したんだ」
「何?」
「男の約束だから、内緒ね!」
紗々丸は、可愛らしくくすくすと笑った。
「まあ、この1件は息子に免じて終わりにしてやれ。さて、俺は青龍領について聞きたいのだけどな」
「あ、蜃様は誰んとこ行ってきたんです?」
青龍の質問に、蜃は答えた。
「誰のとこというか、あとは麒麟のところで1周するな」
「そうですか。じゃあ、俺から話します。竜子、酒の用意頼むわ」
竜子は紗々丸を抱いて、その場を離れた。
「他の奴らから聞いたかもしれませんが、特産物をそれぞれ作ってましてね。うちでは豊かな水を源に、水田と農作物、川魚の養殖が盛んなんです。他の領から物々交換で届く品や、分け与える品、そして里の外とのやり取り。米や魚は、欠かすことが出来ないから本当によく売れる。どの里よりも、この里が重要で命を背負っていると思う」
「そうか、でも青龍領だけでは量が賄えまい」
「はい。だから、それぞれの領にも青龍領から水源を引き、生活の為だけではなく、農作物にも役立たせています。土地を借り、青龍領から何人か派遣して何かあればすぐ俺に知らせが飛んでくる。麒麟や白虎のように特産物を持っていない領もあるから、土地の借り代とした形で出来た食糧を渡したりね」
「ほう。白虎は力を作っていると聞いたが、麒麟は何をしておるのだ?」
「あいつこそ、この里でもっとも重要な役割ですよ。しょっちゅうサボってて黄龍にどつかれてるけど、1番忙しい筈だし。詳しくは、本人から聞いてくださいな」
「そのつもりだが、そうやって皆がはぐらかすのだ」
「蜃様が居ない間に色々ありましたから。特に麒麟達は。話すと長くなるし、そこは冷静に話せなくなるから」
蜃は、改めて嫌な予感を覚えた。それが顔に出たのか
「あ、もう終わった話です。今は心配ないから」
と、青龍が付け足した。
「酒の用意が出来ました」
と、丁度竜子が料理を並べた。
「少し早いけど、夕餉にしましょう。米も野菜も魚も、青龍領で作ったものです。お酒は毎年玄武から贈ってくるの。通常は交換だったり買い取るのだけど、新酒だけはくれるのですよ」
この晩も、潰れるまで飲んだ。麒麟と共に悪ガキだった青龍が、立派な大人になり父親になっている姿を見ると少し寂しくもあった。
弟のように可愛がっていた子が、と思う感情と、父親にならないと決めた自分への少しばかりの後悔と。そしてふと、消えたお蝶の面影がふんわり浮かんだ気さえした。
(玄武、お前は俺のようになってはくれるな)
そう願った。
翌日、今度は麒麟領へと足を運んだ。着いたのは昼過ぎ。皆の言葉が気になり、通常なら茶屋で休み休み向かっていたのだが、竜子がこさえてくれた弁当を食べながら休まず向かった。そのため、通常より早く到着した。
「やあ! やあ!」
麒麟邸に着くと、門の向こうから子供の掛け声が聞こえてくる。
「やあ! やあ!」
「あと、10 回! 頑張って!」
「やあ! やあ!」
黄龍の声がした。蜃はくすりと笑い、その10回が終わるのを待っていた。
「ようし! よく頑張ったね。一息入れましょう」
「やった!」
「お団子あるから、用意してくるね」
「わーい!」
平和な声がする。
「こんにちは!」
蜃が、声を上げた。
「はーい」
黄龍の声がして、現れたのはやはり黄龍だった。彼女は蜃の顔を見るなり、驚いた表情で暫く呆然としていた。
「俺も団子を貰ってもいいか?」
後ろから、男の子がとことこと歩いてきた。
「母上? 誰?」
その声にはっとするように、黄龍の目からぽろぽろと涙が零れた。
「あ! 父上~」
男の子が驚いたように去っていったが、それに構わず黄龍は泣いた。
「蜃様だ……。懐かしい、蜃様だ……」
「黄龍、泣くやつがあるか」
「だって、嬉しくて」
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