49 / 96
49話
しおりを挟む
「皆が悲しみに包まれてます。早く遺体を埋葬するべきです」
そう言い放つと、獅郎はその場から立ち去った。
「晴明殿」
枯れたと思った涙が、再び溢れ出す。誰よりも辛いのは、葛葉なのかもしれない。
「私がもっと早くこの里を離れてさえいれば、貴方は死なずに済んだのでしょうか?」
問い掛けても、返答などあるはずも無い。
葛葉は、あの日以来、晴明の部屋の前を通ることさえ出来なかった。部屋の障子が見えるだけで、呼吸が止まりそうになる。いっそ、悪い夢を見ているだけならいいのにと何度思った事か。
この日も、晴明の部屋が見える手前の廊下の角で立ち止まっていた。
「母上」
旬介だった。
「兄上が、今夜父上を埋葬すると言ってるよ。もうそろそろ埋めないと、腐敗が進むからって」
「そう……なのか?」
「うん。今日で最期だから、最期くらい顔見てあげてよ」
葛葉は、痛々しい表情で顔を背けた。
「早く」
「ちょっ!」
葛葉の静止を聞かずに、旬介は強引に彼女の手を引いた。
振り解けないくらい、いつしか強くなったその手に驚いたが、広くなったその背中にもっと驚いた。
そして、旬介によって晴明の部屋に入れられる。そこは異臭を誤魔化すための香が焚かれており、馴染みの布団に軽く死化粧を施された晴明が横たわっていた。恐る恐る覗き込めば、その顔は今にも起きそうなくらい安らかだった。寝息すら聞こえてきそうな程に。
「晴明……殿」
返事がある筈もないのに、葛葉は夫の名を呼んだ。
「なあ、晴明殿。今夜、2人で月見をせんか? なんとか里が守られたそのお祝いに、私がとっておきの酒を買うてくる故」
葛葉は、自分でもおかしな事を言っていると分かってはいた。分かってはいたが、止まらなかった。
「さあ、そろそろ目を覚ましてくれんか?」
触れた晴明のその頬は、まるで蝋人形のように冷たく硬い。
「もう、私の隣で笑ってはくれぬのか」
葛葉は蹲って泣いた。それ以上、言葉すら出てこなかった。
泣いて泣いて、日が落ちた頃。蜃が部屋に入ってきた。
「母上、そろそろ父上を運びます」
「…………」
「これ以上置いてはおけません。もう既に臭いがきついせいか、よろしくない物の影がチラホラ見える」
「……そうじゃな」
葛葉は力なく立ち上がり、ふらふらと部屋を出た。
「新月」
近くで様子を伺っていた新月の気配に気付いていた蜃が、彼女を呼んだ。呼ばれた新月の肩がぴくりと揺れた。
「気付いて、たんですね?」
「ああ。お前達の気配くらい読めるよ。悪いが、母上を頼む。俺は旬介達と父上を埋葬しに行ってくるから」
「先代様のお墓ですか?」
蜃は、首を左右に揺らした。
「父上の血には、不本意ながら鬼の血が宿る。だから、恵慈家の墓には入れるなと言うのが父上からの遺言だ。だから父上の遺体は、別の場所に埋葬するよ」
「いつの間にそんな話が。何処にですか?」
「囮の作戦を考えた日の夜更けにな。今回のあらすじは、父上が予想していたものとは多少なりとも違ったが、結末は予想通りだった。俺はなんとかして回避したかったんだが……俺には無理だった。だから、せめて最後の頼みくらいはちゃんとせねばな。だから、父上の遺体は恵慈家の墓にはおさめず、祖母様の祠の近くに墓を作る」
「そこが、晴明様の望んだ場所?」
「そうだ。鬼であっても、母は母。親不孝の償いにせめて近くで眠ると、そう言っていた」
新月は、なんとなく晴明の気持ちがわかったような気がした。敵だと罵るも、心ではそれが辛かったのだと。
「晴明様、お可哀想」
「1番、辛い立場であったろうな」
新月は頷くと、葛葉の部屋に向かった。そして、葛葉の側に静かに居た。ただそれだけだったが、泣き崩れる葛葉には何よりありがたかった。
蜃と旬介で、晴明の棺を担いで歩いた。他の男達は、義手や義足の使いがままならなかったり、周りが把握出来なかったりと、自分の生活環境に慣れずに苦労しており、棺を担げるような状態ではなかったから。
旬介ですら、視界の悪い中歩く山道は難儀だった。途中何度も足を取られたり、転がりそうになったりと散々だった。けれど自分しか居ないのだから、それも仕方ないと、何度も晴明の棺を見ては涙を流した。
「旬介、もう少しだ。頑張れ」
先頭を歩く蜃は、無機質でいつもの優しさはなかった。それは、蜃にも余裕がなかったからである。
いつもなら文句の一つも出てきそうな状況だが、互いに飲み込み、それ以上は無言のまま先を進んだ。
いつもの3倍以上も時間をかけ、目的地に着いた。
2人で地中深く穴を掘り、晴明を棺桶のまま埋めた。全てが終わった頃には、夜が明けていた。
「さて、帰ろう」
2人で山道を降りるが、終始旬介は一言も話さなかった。話せなかった。
とぼとぼ山を降りると、蜃は葛葉へと報告に向かった。
「旬介」
風呂に向かおうとする旬介に、新月が声を掛けた。
「ありがとう。私も、本当は行きたかったんだけど」
「うん。新月、その目は慣れた?」
鏡のように、失った片目を互いに確認するように見つめた。
「旬介は?」
「なかなか慣れないね。何度も山で転がったよ。でも、俺は幸い効き目じゃなかったから、まだマシだと思う」
「よかった。効き目を失うと、本当に見えてるものが変わってしまうから」
右目を隠すように触りながら、新月が苦笑いを見せた。歩く度、まだ壁を触らなければ上手く感覚が掴めない。だからこそ、着いていきたい気持ちを抑えながらも新月も皆と屋敷に残ったのだった。
「慣れたら、父上のお墓参りに一緒に行こう」
「うん」
*****
晴明がいなくなっても、里は変わらない。変わらないうちに、手を打ったのだから当たり前かもしれない。何も知らずに普段通り過ごす里の人達の姿が、そこには変わらずあった。
あれから、何日、何ヶ月経ったのだろうか。考えるのも嫌だった。
旬介は、あれからずっと屋敷に引きこもったままだった。なんとなしげに、早朝蜃の部屋の前を通りかかった時、蜃が荷造りしているのに気づいた。
「兄上、どっか行くの?」
蜃と会話をするのは、どのくらいぶりだろうか。
「ああ、暫く武者修行にでも行こうかと思ってな」
「聞いてねえし」
「お前は、俺の話なんて聞く気もなかったろ」
「うんむ」
旬介は、否定も肯定でもないような、変な声を出した。
「いつ帰ってくるの?」
「お前が、俺の心配するなんて珍しいな」
「心配じゃないし。新月が寂しがるだろ」
「お前は寂しがってくれんのか?」
「寂しくなんかない」
ふと、蜃の表情が寂しそうに見えた。
「……そりゃ。ちょっとは、寂しいけどさ」
蜃は、ぷっと吹き出した。
「いつ帰るかは、わからん。何ヶ月になるか、何年になるか、何十年になるか。けど、俺は必ず強くなる。強くなって戻ってくる。そしたら、お前なんて小指1本で倒してやるから楽しみにしてろよ」
「俺がそんなに弱いはずないだろ。兄上なんか、鼻くそピーンだかんなっ!」
「なんだ、それは」
蜃は、笑った。
「じゃあな」
「……絶対、帰って来いよ」
蜃は、偉そうだなっと旬介を小突いた。
そして、屋敷の門を潜った。潜って、1度立ち止まり、頭を軽くかいた。
「感傷に浸るのも嫌だから、誰にも告げずに行くつもりだったんだけどな。旬介、新月、そういう事だから見送りはいい」
言われて気付いた旬介が振り向くと、門の影に新月の姿があった。
「お気を付けて……」
「行ってくるよ」
「絶対、帰ってこいよな!」
旬介の叫びを背にして、まるで散歩にでも行くように、蜃の姿は消えていった。
そう言い放つと、獅郎はその場から立ち去った。
「晴明殿」
枯れたと思った涙が、再び溢れ出す。誰よりも辛いのは、葛葉なのかもしれない。
「私がもっと早くこの里を離れてさえいれば、貴方は死なずに済んだのでしょうか?」
問い掛けても、返答などあるはずも無い。
葛葉は、あの日以来、晴明の部屋の前を通ることさえ出来なかった。部屋の障子が見えるだけで、呼吸が止まりそうになる。いっそ、悪い夢を見ているだけならいいのにと何度思った事か。
この日も、晴明の部屋が見える手前の廊下の角で立ち止まっていた。
「母上」
旬介だった。
「兄上が、今夜父上を埋葬すると言ってるよ。もうそろそろ埋めないと、腐敗が進むからって」
「そう……なのか?」
「うん。今日で最期だから、最期くらい顔見てあげてよ」
葛葉は、痛々しい表情で顔を背けた。
「早く」
「ちょっ!」
葛葉の静止を聞かずに、旬介は強引に彼女の手を引いた。
振り解けないくらい、いつしか強くなったその手に驚いたが、広くなったその背中にもっと驚いた。
そして、旬介によって晴明の部屋に入れられる。そこは異臭を誤魔化すための香が焚かれており、馴染みの布団に軽く死化粧を施された晴明が横たわっていた。恐る恐る覗き込めば、その顔は今にも起きそうなくらい安らかだった。寝息すら聞こえてきそうな程に。
「晴明……殿」
返事がある筈もないのに、葛葉は夫の名を呼んだ。
「なあ、晴明殿。今夜、2人で月見をせんか? なんとか里が守られたそのお祝いに、私がとっておきの酒を買うてくる故」
葛葉は、自分でもおかしな事を言っていると分かってはいた。分かってはいたが、止まらなかった。
「さあ、そろそろ目を覚ましてくれんか?」
触れた晴明のその頬は、まるで蝋人形のように冷たく硬い。
「もう、私の隣で笑ってはくれぬのか」
葛葉は蹲って泣いた。それ以上、言葉すら出てこなかった。
泣いて泣いて、日が落ちた頃。蜃が部屋に入ってきた。
「母上、そろそろ父上を運びます」
「…………」
「これ以上置いてはおけません。もう既に臭いがきついせいか、よろしくない物の影がチラホラ見える」
「……そうじゃな」
葛葉は力なく立ち上がり、ふらふらと部屋を出た。
「新月」
近くで様子を伺っていた新月の気配に気付いていた蜃が、彼女を呼んだ。呼ばれた新月の肩がぴくりと揺れた。
「気付いて、たんですね?」
「ああ。お前達の気配くらい読めるよ。悪いが、母上を頼む。俺は旬介達と父上を埋葬しに行ってくるから」
「先代様のお墓ですか?」
蜃は、首を左右に揺らした。
「父上の血には、不本意ながら鬼の血が宿る。だから、恵慈家の墓には入れるなと言うのが父上からの遺言だ。だから父上の遺体は、別の場所に埋葬するよ」
「いつの間にそんな話が。何処にですか?」
「囮の作戦を考えた日の夜更けにな。今回のあらすじは、父上が予想していたものとは多少なりとも違ったが、結末は予想通りだった。俺はなんとかして回避したかったんだが……俺には無理だった。だから、せめて最後の頼みくらいはちゃんとせねばな。だから、父上の遺体は恵慈家の墓にはおさめず、祖母様の祠の近くに墓を作る」
「そこが、晴明様の望んだ場所?」
「そうだ。鬼であっても、母は母。親不孝の償いにせめて近くで眠ると、そう言っていた」
新月は、なんとなく晴明の気持ちがわかったような気がした。敵だと罵るも、心ではそれが辛かったのだと。
「晴明様、お可哀想」
「1番、辛い立場であったろうな」
新月は頷くと、葛葉の部屋に向かった。そして、葛葉の側に静かに居た。ただそれだけだったが、泣き崩れる葛葉には何よりありがたかった。
蜃と旬介で、晴明の棺を担いで歩いた。他の男達は、義手や義足の使いがままならなかったり、周りが把握出来なかったりと、自分の生活環境に慣れずに苦労しており、棺を担げるような状態ではなかったから。
旬介ですら、視界の悪い中歩く山道は難儀だった。途中何度も足を取られたり、転がりそうになったりと散々だった。けれど自分しか居ないのだから、それも仕方ないと、何度も晴明の棺を見ては涙を流した。
「旬介、もう少しだ。頑張れ」
先頭を歩く蜃は、無機質でいつもの優しさはなかった。それは、蜃にも余裕がなかったからである。
いつもなら文句の一つも出てきそうな状況だが、互いに飲み込み、それ以上は無言のまま先を進んだ。
いつもの3倍以上も時間をかけ、目的地に着いた。
2人で地中深く穴を掘り、晴明を棺桶のまま埋めた。全てが終わった頃には、夜が明けていた。
「さて、帰ろう」
2人で山道を降りるが、終始旬介は一言も話さなかった。話せなかった。
とぼとぼ山を降りると、蜃は葛葉へと報告に向かった。
「旬介」
風呂に向かおうとする旬介に、新月が声を掛けた。
「ありがとう。私も、本当は行きたかったんだけど」
「うん。新月、その目は慣れた?」
鏡のように、失った片目を互いに確認するように見つめた。
「旬介は?」
「なかなか慣れないね。何度も山で転がったよ。でも、俺は幸い効き目じゃなかったから、まだマシだと思う」
「よかった。効き目を失うと、本当に見えてるものが変わってしまうから」
右目を隠すように触りながら、新月が苦笑いを見せた。歩く度、まだ壁を触らなければ上手く感覚が掴めない。だからこそ、着いていきたい気持ちを抑えながらも新月も皆と屋敷に残ったのだった。
「慣れたら、父上のお墓参りに一緒に行こう」
「うん」
*****
晴明がいなくなっても、里は変わらない。変わらないうちに、手を打ったのだから当たり前かもしれない。何も知らずに普段通り過ごす里の人達の姿が、そこには変わらずあった。
あれから、何日、何ヶ月経ったのだろうか。考えるのも嫌だった。
旬介は、あれからずっと屋敷に引きこもったままだった。なんとなしげに、早朝蜃の部屋の前を通りかかった時、蜃が荷造りしているのに気づいた。
「兄上、どっか行くの?」
蜃と会話をするのは、どのくらいぶりだろうか。
「ああ、暫く武者修行にでも行こうかと思ってな」
「聞いてねえし」
「お前は、俺の話なんて聞く気もなかったろ」
「うんむ」
旬介は、否定も肯定でもないような、変な声を出した。
「いつ帰ってくるの?」
「お前が、俺の心配するなんて珍しいな」
「心配じゃないし。新月が寂しがるだろ」
「お前は寂しがってくれんのか?」
「寂しくなんかない」
ふと、蜃の表情が寂しそうに見えた。
「……そりゃ。ちょっとは、寂しいけどさ」
蜃は、ぷっと吹き出した。
「いつ帰るかは、わからん。何ヶ月になるか、何年になるか、何十年になるか。けど、俺は必ず強くなる。強くなって戻ってくる。そしたら、お前なんて小指1本で倒してやるから楽しみにしてろよ」
「俺がそんなに弱いはずないだろ。兄上なんか、鼻くそピーンだかんなっ!」
「なんだ、それは」
蜃は、笑った。
「じゃあな」
「……絶対、帰って来いよ」
蜃は、偉そうだなっと旬介を小突いた。
そして、屋敷の門を潜った。潜って、1度立ち止まり、頭を軽くかいた。
「感傷に浸るのも嫌だから、誰にも告げずに行くつもりだったんだけどな。旬介、新月、そういう事だから見送りはいい」
言われて気付いた旬介が振り向くと、門の影に新月の姿があった。
「お気を付けて……」
「行ってくるよ」
「絶対、帰ってこいよな!」
旬介の叫びを背にして、まるで散歩にでも行くように、蜃の姿は消えていった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
妖言(およずれごと)ーいろは編ー
鞍馬 榊音(くらま しおん)
歴史・時代
“歩き巫女”の一族の分家に産まれた嫡男“忍海(おうみ)”。泰平の世をひっそりと生きてきた一族であったが、江戸末期の黒船来航を機に在り方を見直す事になった。嫡男である為、跡継ぎから外された忍海は自由に生きる事を許される。だが、歩き巫女としての生き方しか知らない彼は、自分の生き方を見付けるための旅に出る。
歩き巫女シリーズとしての短編集となります。
試し読みとして公開中。続きは、XもしくはHPにてチェック!
※本編とは別に制作しており、別途本編として長編を発表する予定をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
銀の帳(とばり)
麦倉樟美
歴史・時代
江戸の町。
北町奉行所の同心見習い・有賀(あるが)雅耶(まさや)は、偶然、正体不明の浪人と町娘を助ける。
娘はかつて別れた恋人だった。
その頃、市中では辻斬り事件が頻発しており…。
若い男女の心の綾、武家社会における身分違いの友情などを描く。
本格時代小説とは異なる、時代劇風小説です。
大昔の同人誌作品を大幅リメイクし、個人HPに掲載。今回それをさらにリメイクしています。
時代考証を頑張った部分、及ばなかった部分(…大半)、あえて完全に変えた部分があります。
家名や地名は架空のものを使用。
大昔は図書館に通って調べたりもしましたが、今は昔、今回のリメイクに関してはインターネット上の情報に頼りました。ただ、あまり深追いはしていません。
かつてのテレビ時代劇スペシャル(2時間枠)を楽しむような感覚で見ていただければ幸いです。
過去完結作品ですが、現在ラストを書き直し中(2024.6.16)
我が家の家庭内順位は姫、犬、おっさんの順の様だがおかしい俺は家主だぞそんなの絶対に認めないからそんな目で俺を見るな
ミドリ
キャラ文芸
【奨励賞受賞作品です】
少し昔の下北沢を舞台に繰り広げられるおっさんが妖の闘争に巻き込まれる現代ファンタジー。
次々と増える居候におっさんの財布はいつまで耐えられるのか。
姫様に喋る犬、白蛇にイケメンまで来てしまって部屋はもうぎゅうぎゅう。
笑いあり涙ありのほのぼの時折ドキドキ溺愛ストーリー。ただのおっさん、三種の神器を手にバトルだって体に鞭打って頑張ります。
なろう・ノベプラ・カクヨムにて掲載中
🇺🇦Ukraina War 実話が基になったストーリー 〜マリウポリの一人の医者になって〜
アリョーナ
歴史・時代
2022年2月から始まったウクライナ侵攻を題材にしたストーリー
一人の医者の目線で追体験する現場の状況とは?

ふたりの旅路
三矢由巳
歴史・時代
第三章開始しました。以下は第一章のあらすじです。
志緒(しお)のいいなずけ駒井幸之助は文武両道に秀でた明るく心優しい青年だった。祝言を三カ月後に控え幸之助が急死した。幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた志緒と駒井家の人々。一周忌の後、家の存続のため駒井家は遠縁の山中家から源治郎を養子に迎えることに。志緒は源治郎と幸之助の妹佐江が結婚すると思っていたが、駒井家の人々は志緒に嫁に来て欲しいと言う。
無口で何を考えているかわからない源治郎との結婚に不安を感じる志緒。果たしてふたりの運命は……。
柿ノ木川話譚4・悠介の巻
如月芳美
歴史・時代
女郎宿で生まれ、廓の中の世界しか知らずに育った少年。
母の死をきっかけに外の世界に飛び出してみるが、世の中のことを何も知らない。
これから住む家は? おまんまは? 着物は?
何も知らない彼が出会ったのは大名主のお嬢様。
天と地ほどの身分の差ながら、同じ目的を持つ二人は『同志』としての将来を約束する。
クールで大人びた少年と、熱い行動派のお嬢様が、とある絵師のために立ち上がる。
『柿ノ木川話譚』第4弾。
『柿ノ木川話譚1・狐杜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/905878827
『柿ノ木川話譚2・凍夜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/50879806
『柿ノ木川話譚3・栄吉の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/398880017
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる