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屋敷に、2つのよく似た産声が上がった。
1つは本家、もう1つは離からだった。
「男(おのこ)がお産まれになりましたのは、正室である富子(とみこ)様の方でございます。側妻である藤緒(ふじお)様には、女子(おなご)がお産まれになりました」
侍女が静かに、当主である法眼(ほうがん)に告げた。
「松兵衛(まつべえ)を呼んでくれるか」
侍女は、軽く頭を下げるとその場を後にした。
暫くして、初老の男が法眼の元をたずねてきた。
「法眼様、お呼びでしたか」
「察していると思うが、ワシと同様に子供達の師匠となって欲しいのだ」
「勿体なきお言葉」
「ここには其方とワシしかおらんのだ。前から言っておるが、其方は師匠。頼むから昔のままししてくれんかな」
この生まれた法眼は、機嫌が良い。
「星のよみでも、富子様に男児、藤緒様に女児が授かる事はわかっておりましたが、星によるとここからが大変な様です。心してくださいませ」
「今日だけは、その話は置いておいてくれないか。ワシは2人に顔を見せてくるとしよう」
法眼は立ち上がった。その姿を、深刻な表情で松兵衛は見送った。
富子は、法眼が2年程前に旅先で知り合った娘であった。朽ち果てた土地に、人柱のように祀られた、人神であった。
法眼が度重なる村の災難の為、多大な力遣い、身体を壊したのが始まりであった。
今の福岡の辺りの山奥に、身体によい薬草の生える温泉がある村があると、星が示したからだった。
星の示した通り進むと、1週間程でその村に着いた。
村人は数える程しかいない、澱んだ土地であったが、薬草と温泉は本物だった。法眼の体力は、みるみるうちに回復していった。
『この土地は、何故このようになってしまったのだ?』
法眼が尋ねると、富子は答えた。
『鬼に荒らされまして』
『鬼、と?』
『はい、今は私が封印致しております』
この娘の力は強いものだと悟った法眼であったが、まだ若いこの娘が1人この土地に縛り付けられ、この世を終えねばならぬのかと考えると、酷く胸が痛んだ。
『何かのご縁だ。ワシが鬼をなんとかしよう』
法眼は、娘の為にその村に祠を立て、娘の代わりに鬼を封じるための柱とした。
聞けば娘には、行く宛も身よりも無いという。娘のその力を信じた法眼は、娘を傍に置く事に決めた。
最初は、助手という立場であった。しかし、法眼も年頃である。妻を貰うにも普通の者には、つとまらない。
そして、その時期不幸な出来事が起きた。法眼の家、即ち恵慈(えじ)家と代々契を結び続けていた家系である藤緒が、法力を持って産まれて来なかった事がわかった。
何たる事かと、星に聞けば、恵慈家を揺るがす大惨事の予兆だという。
そこで、災いを鎮る為の手段として、富子と藤緒を妻に迎えることにしたのだった。
しかし、代々正当な家系であったとしても力の無い藤緒が後継者となるには難しく、富子を正室、藤緒を側室にする他なかった。
更に不幸は重なる。
藤緒の家系である男児が、全て不審な死を遂げて耐えてしまった。
この事態に、法眼は頭を抱えるしかなかったのだ。
だが、神は見捨てなかったのだろうか。
この度、正室と側室にそれぞれ男女が産まれた。
気味が悪いといえば、それまでかもしれないが、同時に産まれた男女には産まれて直ぐ婚約が交わされた。
ただ、この時点で交わされただけである。
そして、星は再び不吉な未来を暗示した。
星は富子に闇を示し、同時に藤緒を光と示した。
何をあらわすのか……。
年月が流れると、声を上げるしか出来なかった男女は、立って歩く事が出来るようになった。
富子と藤緒を合わせること、また子供達を合わせることは、星が何を示しているか分からない以上危険行為だとして、離し、隔離し、生活させ育てた。
それぞれ母が育て、松兵衛が教育した。
乳母や侍女が殆ど存在しないのは、恵慈家の秘密を守るため、代々守られてきた事柄だった。
「では、恵慈家の力の話をご説明しましょう。これは、あなたがこれから覚え取得し、守り受け継がねばならぬこと。心しなければ、ならぬのです」
それぞれ2人の子供に、松兵衛は丁寧に繰り返し説明をした。
「そもそも恵慈家の力とは、太古の昔に現れたという金色の七色に光る龍から授かったもの。恵慈家の御先祖とは、即ち龍神なのです。そして、それは己の中に眠る龍神の力で、自然を操ること。時に雨を降らせ、火を生み出し、風を吹かせ大地を眠らせ、そして悪に制裁を加える。星をよんで吉凶を知り、民を救い土地を豊かにすること。それが恵慈家の宿命です。その力は代々恵慈家の血に宿り紡ぎ続ける。血は薬のように、それを与えられた者にも宿るのです。けれど、気を付けねばなりません。この力は毒にも薬にもなるもの。人々を救うだけではなく、土地をこの世を滅ぼすことすら出来るもの。だから、無闇に血を与えてはなりません。与えなければならない時は、よくよく考えるのです」
幼き頭には、何度言っても理解は出来ない。それでも、物語のように覚えていった。
更に、数年の月日が流れると、またもや問題が生じた。
正室である富子の嫡男、晴明(はるあき)が、どう修行しても法力を扱う事が出来ないのだ。術が使えない……跡取りとして、最も致命的な欠点であった。その代わり、晴明の武芸は才能、天才とうたわれるほどに、メキメキと腕を上げていった。もはや屋敷に、否、里に晴明の相手を出来るのは松兵衛以外いなかった。
対する藤緒の娘である葛葉(くずは)だが、その法力は恐ろしい程に強く、齢七つの段階でして既に全ての呪術を習得してしまう程である。中でも、彼女の最も得意とする癒しの力は、どんな怪我でも病気でも、生きてさえいれば立ち所に治してしまった。
その力で人を助けるようにと、藤緒は法眼の許可を得て、彼女を村の民の医者として働けるように手配した。
最初のうちはよかった。誰も反対するものもおらず、葛葉もこれが天命だと思っていたから。大好きな母の願いと、正室になれる筈でありながらなれず、肩身の狭い思いをしてきた母の為になれるのならと精一杯頑張った。
加えて言えば、側室の娘として産まれた段階で自分が当主になる事は有り得ないと思っていたから。
また、葛葉は酷く武芸が苦手だった為なのもある。母藤緒もおばあ様だった人もそのまたおばあ様も、自分を守る技くらいは得ていたと聞く。それすらも、葛葉には難しかった。
葛葉の力は、たちまち村で評判となり、1年もしないうちに彼女は人神のように扱われる事になった。
恵慈家の龍神様の生まれ変わりとはやし立てられた。
そして、晴明の法力が無いことすら何処からとも無く噂として広がった。
晴明が松兵衛に連れられて外を歩くと、ヒソヒソと後ろ指さされている気がする。
ただの被害妄想だったのかもしれないが、正室の嫡男でありながら子供ながらに肩身が狭かった。
1つは本家、もう1つは離からだった。
「男(おのこ)がお産まれになりましたのは、正室である富子(とみこ)様の方でございます。側妻である藤緒(ふじお)様には、女子(おなご)がお産まれになりました」
侍女が静かに、当主である法眼(ほうがん)に告げた。
「松兵衛(まつべえ)を呼んでくれるか」
侍女は、軽く頭を下げるとその場を後にした。
暫くして、初老の男が法眼の元をたずねてきた。
「法眼様、お呼びでしたか」
「察していると思うが、ワシと同様に子供達の師匠となって欲しいのだ」
「勿体なきお言葉」
「ここには其方とワシしかおらんのだ。前から言っておるが、其方は師匠。頼むから昔のままししてくれんかな」
この生まれた法眼は、機嫌が良い。
「星のよみでも、富子様に男児、藤緒様に女児が授かる事はわかっておりましたが、星によるとここからが大変な様です。心してくださいませ」
「今日だけは、その話は置いておいてくれないか。ワシは2人に顔を見せてくるとしよう」
法眼は立ち上がった。その姿を、深刻な表情で松兵衛は見送った。
富子は、法眼が2年程前に旅先で知り合った娘であった。朽ち果てた土地に、人柱のように祀られた、人神であった。
法眼が度重なる村の災難の為、多大な力遣い、身体を壊したのが始まりであった。
今の福岡の辺りの山奥に、身体によい薬草の生える温泉がある村があると、星が示したからだった。
星の示した通り進むと、1週間程でその村に着いた。
村人は数える程しかいない、澱んだ土地であったが、薬草と温泉は本物だった。法眼の体力は、みるみるうちに回復していった。
『この土地は、何故このようになってしまったのだ?』
法眼が尋ねると、富子は答えた。
『鬼に荒らされまして』
『鬼、と?』
『はい、今は私が封印致しております』
この娘の力は強いものだと悟った法眼であったが、まだ若いこの娘が1人この土地に縛り付けられ、この世を終えねばならぬのかと考えると、酷く胸が痛んだ。
『何かのご縁だ。ワシが鬼をなんとかしよう』
法眼は、娘の為にその村に祠を立て、娘の代わりに鬼を封じるための柱とした。
聞けば娘には、行く宛も身よりも無いという。娘のその力を信じた法眼は、娘を傍に置く事に決めた。
最初は、助手という立場であった。しかし、法眼も年頃である。妻を貰うにも普通の者には、つとまらない。
そして、その時期不幸な出来事が起きた。法眼の家、即ち恵慈(えじ)家と代々契を結び続けていた家系である藤緒が、法力を持って産まれて来なかった事がわかった。
何たる事かと、星に聞けば、恵慈家を揺るがす大惨事の予兆だという。
そこで、災いを鎮る為の手段として、富子と藤緒を妻に迎えることにしたのだった。
しかし、代々正当な家系であったとしても力の無い藤緒が後継者となるには難しく、富子を正室、藤緒を側室にする他なかった。
更に不幸は重なる。
藤緒の家系である男児が、全て不審な死を遂げて耐えてしまった。
この事態に、法眼は頭を抱えるしかなかったのだ。
だが、神は見捨てなかったのだろうか。
この度、正室と側室にそれぞれ男女が産まれた。
気味が悪いといえば、それまでかもしれないが、同時に産まれた男女には産まれて直ぐ婚約が交わされた。
ただ、この時点で交わされただけである。
そして、星は再び不吉な未来を暗示した。
星は富子に闇を示し、同時に藤緒を光と示した。
何をあらわすのか……。
年月が流れると、声を上げるしか出来なかった男女は、立って歩く事が出来るようになった。
富子と藤緒を合わせること、また子供達を合わせることは、星が何を示しているか分からない以上危険行為だとして、離し、隔離し、生活させ育てた。
それぞれ母が育て、松兵衛が教育した。
乳母や侍女が殆ど存在しないのは、恵慈家の秘密を守るため、代々守られてきた事柄だった。
「では、恵慈家の力の話をご説明しましょう。これは、あなたがこれから覚え取得し、守り受け継がねばならぬこと。心しなければ、ならぬのです」
それぞれ2人の子供に、松兵衛は丁寧に繰り返し説明をした。
「そもそも恵慈家の力とは、太古の昔に現れたという金色の七色に光る龍から授かったもの。恵慈家の御先祖とは、即ち龍神なのです。そして、それは己の中に眠る龍神の力で、自然を操ること。時に雨を降らせ、火を生み出し、風を吹かせ大地を眠らせ、そして悪に制裁を加える。星をよんで吉凶を知り、民を救い土地を豊かにすること。それが恵慈家の宿命です。その力は代々恵慈家の血に宿り紡ぎ続ける。血は薬のように、それを与えられた者にも宿るのです。けれど、気を付けねばなりません。この力は毒にも薬にもなるもの。人々を救うだけではなく、土地をこの世を滅ぼすことすら出来るもの。だから、無闇に血を与えてはなりません。与えなければならない時は、よくよく考えるのです」
幼き頭には、何度言っても理解は出来ない。それでも、物語のように覚えていった。
更に、数年の月日が流れると、またもや問題が生じた。
正室である富子の嫡男、晴明(はるあき)が、どう修行しても法力を扱う事が出来ないのだ。術が使えない……跡取りとして、最も致命的な欠点であった。その代わり、晴明の武芸は才能、天才とうたわれるほどに、メキメキと腕を上げていった。もはや屋敷に、否、里に晴明の相手を出来るのは松兵衛以外いなかった。
対する藤緒の娘である葛葉(くずは)だが、その法力は恐ろしい程に強く、齢七つの段階でして既に全ての呪術を習得してしまう程である。中でも、彼女の最も得意とする癒しの力は、どんな怪我でも病気でも、生きてさえいれば立ち所に治してしまった。
その力で人を助けるようにと、藤緒は法眼の許可を得て、彼女を村の民の医者として働けるように手配した。
最初のうちはよかった。誰も反対するものもおらず、葛葉もこれが天命だと思っていたから。大好きな母の願いと、正室になれる筈でありながらなれず、肩身の狭い思いをしてきた母の為になれるのならと精一杯頑張った。
加えて言えば、側室の娘として産まれた段階で自分が当主になる事は有り得ないと思っていたから。
また、葛葉は酷く武芸が苦手だった為なのもある。母藤緒もおばあ様だった人もそのまたおばあ様も、自分を守る技くらいは得ていたと聞く。それすらも、葛葉には難しかった。
葛葉の力は、たちまち村で評判となり、1年もしないうちに彼女は人神のように扱われる事になった。
恵慈家の龍神様の生まれ変わりとはやし立てられた。
そして、晴明の法力が無いことすら何処からとも無く噂として広がった。
晴明が松兵衛に連れられて外を歩くと、ヒソヒソと後ろ指さされている気がする。
ただの被害妄想だったのかもしれないが、正室の嫡男でありながら子供ながらに肩身が狭かった。
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