8 / 37
8 これで僕も商人だよ
しおりを挟む
シェアラさんの後ろを歩きながら「廃品回収」 また
「廃品回収」と唱え
5回ほど回収してるうちに着いたらしい
シェアラさんがまっすぐ受付に行き推薦状の用紙を頼んでいる
受付のおじさん、びっくりして
「シェアラさん、誰かの推薦をするんですか?まじですか」
「ヤーローさん 三の窓口へ行って商人登録をしに来た、と言ってね」
言われた通り三の窓口へ、 ここにはピシッと決まっているお嬢さん、
受付嬢っていうのかな?「どうぞ」
「ヤーローというものだ、商人登録がしたい」
「はーい、この用紙に記入願います」
と言いながら青みがかった薄板を出してきた
まずは名前か ヤーローっと 年齢15歳 資産?
「資産って?」
「ああ、そこは空欄で結構ですよ、もってなさそうだし」
何気にカチンとくるけど
後ろで推薦状を書いたシェアラさんが、剣の金額の半分ほどを
記入っすることを進めてきた
耳に口付けないで シェアラさん
1000両っと あとは
住所か これは暫定で 【金鷲の止木亭】にしておこう
記入を終えた薄板出すと受付嬢がぽかんと口を開けている
うん、かわいい
そして再起動の様子もかわいい
「それでは正式な羊皮紙に転写いたしますので少々お待ち」
待つこと食後の祈りほど
ではここに血判をと言いながら針と布を出してきた
親指をくいっと引かれ針をぶすりと刺された
「いたたた!いた痛いよ」
完全無視ですか ああそうですか
かの受付嬢は布を血まみれの指に巻き
何も無かった様に説明を再開する
「では保証金を、金貨50枚、50両です、それと推薦状です、」
シェアラさんがすいっと推薦状を渡す
朱肉に母印を押す
「はぁ? 朱肉あるのに血判意味あるのか」
「意味はあります、」 どんな意味がとは聞けなかった
金貨を50枚数えて渡す、受付嬢も数えて領収書を作成して
朱肉に拇印 ボインならいいのに・・・
そこから商人のルールやらなにやらカニやらが長かった
で、最後に近隣の町村 市街 王都 国内 ならびに友好国
に新たに商人となった人物の通知を回すんだそうで
それにも金がかかるとか
どんだけ~~~
で、通知方法として トクキンキュウシキフツカソ
なにそれ?聞くと
なんでも6段階の駅伝式告知法で
各町に王国直轄や公爵家または侯爵家 商業組合などに
属するウマ房があり2から3頭のウマが常時待機していて
ウマを乗り継いで情報を伝達するということらしい
そんなことで大変な金がかかるわけだ
トクは特別緊急、キンは緊急 キュウは急
シキはなるべく急いで フツは普通に カソは暇があったら
ちなみにカソだと この国全体に告知されるまで3年ほど
掛かるそうで、金貨10枚 タカッ! やってられんよ
トクだと国内一冬かかり
キンは冬から春まで
キュウが季節一巡りで近隣はこの秋の終わりに告知できるそうです
「じゃあ、キュウだと、どんだけ?」
受付嬢さん 鼻で笑ったよ
「上から三番目の緊急度で2500両よ!おほほほ」
あんたは悪役令嬢か?
なんでも告知の終わっていない町で商売はできないそうです
俺はため息をついて
「じゃあキュウで」「!!!・・・・・・」
「なんでフリーズするんですか? シェアラさんまで」
冬になるまでこの町だけで商売するってそれもなあ
金ならあるし、いろいろ見て回りたいしさ
僕は2500両を黙々と数える
大金貨もあるけど 資本金1000両はどうなった?
まずはこっちからさばいてゆきたい
再々起動を果たした受付嬢
両隣から応援をもらって懸命に数えている
商業組合だしこの程度の金は日常茶飯事だよね
やがて 「確かに2500両ございますので
直ちに急報いたします。」
ちなみにキュウはこの組合始まって以来のことだそうです、
そして国境の町からの急報はさほど立たずに隣国に伝わったわけで
冬の始まりには
ヤーロー商会起業の告知は
グリッド男爵家にも組合経由で伝わるのだったが
当のヤーローにとっては細事なんよ
「廃品回収」と唱え
5回ほど回収してるうちに着いたらしい
シェアラさんがまっすぐ受付に行き推薦状の用紙を頼んでいる
受付のおじさん、びっくりして
「シェアラさん、誰かの推薦をするんですか?まじですか」
「ヤーローさん 三の窓口へ行って商人登録をしに来た、と言ってね」
言われた通り三の窓口へ、 ここにはピシッと決まっているお嬢さん、
受付嬢っていうのかな?「どうぞ」
「ヤーローというものだ、商人登録がしたい」
「はーい、この用紙に記入願います」
と言いながら青みがかった薄板を出してきた
まずは名前か ヤーローっと 年齢15歳 資産?
「資産って?」
「ああ、そこは空欄で結構ですよ、もってなさそうだし」
何気にカチンとくるけど
後ろで推薦状を書いたシェアラさんが、剣の金額の半分ほどを
記入っすることを進めてきた
耳に口付けないで シェアラさん
1000両っと あとは
住所か これは暫定で 【金鷲の止木亭】にしておこう
記入を終えた薄板出すと受付嬢がぽかんと口を開けている
うん、かわいい
そして再起動の様子もかわいい
「それでは正式な羊皮紙に転写いたしますので少々お待ち」
待つこと食後の祈りほど
ではここに血判をと言いながら針と布を出してきた
親指をくいっと引かれ針をぶすりと刺された
「いたたた!いた痛いよ」
完全無視ですか ああそうですか
かの受付嬢は布を血まみれの指に巻き
何も無かった様に説明を再開する
「では保証金を、金貨50枚、50両です、それと推薦状です、」
シェアラさんがすいっと推薦状を渡す
朱肉に母印を押す
「はぁ? 朱肉あるのに血判意味あるのか」
「意味はあります、」 どんな意味がとは聞けなかった
金貨を50枚数えて渡す、受付嬢も数えて領収書を作成して
朱肉に拇印 ボインならいいのに・・・
そこから商人のルールやらなにやらカニやらが長かった
で、最後に近隣の町村 市街 王都 国内 ならびに友好国
に新たに商人となった人物の通知を回すんだそうで
それにも金がかかるとか
どんだけ~~~
で、通知方法として トクキンキュウシキフツカソ
なにそれ?聞くと
なんでも6段階の駅伝式告知法で
各町に王国直轄や公爵家または侯爵家 商業組合などに
属するウマ房があり2から3頭のウマが常時待機していて
ウマを乗り継いで情報を伝達するということらしい
そんなことで大変な金がかかるわけだ
トクは特別緊急、キンは緊急 キュウは急
シキはなるべく急いで フツは普通に カソは暇があったら
ちなみにカソだと この国全体に告知されるまで3年ほど
掛かるそうで、金貨10枚 タカッ! やってられんよ
トクだと国内一冬かかり
キンは冬から春まで
キュウが季節一巡りで近隣はこの秋の終わりに告知できるそうです
「じゃあ、キュウだと、どんだけ?」
受付嬢さん 鼻で笑ったよ
「上から三番目の緊急度で2500両よ!おほほほ」
あんたは悪役令嬢か?
なんでも告知の終わっていない町で商売はできないそうです
俺はため息をついて
「じゃあキュウで」「!!!・・・・・・」
「なんでフリーズするんですか? シェアラさんまで」
冬になるまでこの町だけで商売するってそれもなあ
金ならあるし、いろいろ見て回りたいしさ
僕は2500両を黙々と数える
大金貨もあるけど 資本金1000両はどうなった?
まずはこっちからさばいてゆきたい
再々起動を果たした受付嬢
両隣から応援をもらって懸命に数えている
商業組合だしこの程度の金は日常茶飯事だよね
やがて 「確かに2500両ございますので
直ちに急報いたします。」
ちなみにキュウはこの組合始まって以来のことだそうです、
そして国境の町からの急報はさほど立たずに隣国に伝わったわけで
冬の始まりには
ヤーロー商会起業の告知は
グリッド男爵家にも組合経由で伝わるのだったが
当のヤーローにとっては細事なんよ
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
二人分働いてたのに、「聖女はもう時代遅れ。これからはヒーラーの時代」と言われてクビにされました。でも、ヒーラーは防御魔法を使えませんよ?
小平ニコ
ファンタジー
「ディーナ。お前には今日で、俺たちのパーティーを抜けてもらう。異論は受け付けない」
勇者ラジアスはそう言い、私をパーティーから追放した。……異論がないわけではなかったが、もうずっと前に僧侶と戦士がパーティーを離脱し、必死になって彼らの抜けた穴を埋めていた私としては、自分から頭を下げてまでパーティーに残りたいとは思わなかった。
ほとんど喧嘩別れのような形で勇者パーティーを脱退した私は、故郷には帰らず、戦闘もこなせる武闘派聖女としての力を活かし、賞金首狩りをして生活費を稼いでいた。
そんなある日のこと。
何気なく見た新聞の一面に、驚くべき記事が載っていた。
『勇者パーティー、またも敗走! 魔王軍四天王の前に、なすすべなし!』
どうやら、私がいなくなった後の勇者パーティーは、うまく機能していないらしい。最新の回復職である『ヒーラー』を仲間に加えるって言ってたから、心配ないと思ってたのに。
……あれ、もしかして『ヒーラー』って、完全に回復に特化した職業で、聖女みたいに、防御の結界を張ることはできないのかしら?
私がその可能性に思い至った頃。
勇者ラジアスもまた、自分の判断が間違っていたことに気がついた。
そして勇者ラジアスは、再び私の前に姿を現したのだった……
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる