囲いの中で

囲(完結)

　


　快楽の余韻に意識がふわふわとしていると、私の頬に蓮斗がキスを落とした。


「んん……」


　疲労によって、意識が薄れていたが。熱く硬いモノが、私のとろとろに濡れそぼっている所に押し当てられ。ビクリと身体が跳ね、意識がクリアになる。


「あと一度だけって約束したからな……。長くはしないから、良いか？」


　蓮斗にそう言われていた事を思い出し、コクリと頷き受け入れた。

　――熱く反り返ったモノが、ぐぷぷッと音を立てて私のナカに押し入ってくる。


「はああっ、んん……ああっ！！」
「はぁっ！　美憂の中、めちゃくちゃ熱くて……スゲー良い」

　蓮斗はうっとりとした表情で笑い。剛直を、奥深くまでグチュンッと強く押し込んだ。

　抜き挿しされるたび。繋がっているすき間から、泡立っている愛液と子種が、ごぷごぷと溢れ出てくる。


「はあっ……ああっ！　んああっ！　そこ、気持ちいい……っ！」

　奥を、蓮斗の肉棒でグリグリと強く押され。その刺激に身体が震え、陶酔感に浸った。


「美憂は、奥の方が感じるみたいだな？　俺のを美味しそうに食らい付いてるぞ」


　徐々に腰を打つ速度が増し。叩き付けるようにして、奥を激しく突き上げられた。

　――バチュンッッ！！　


「美憂、孕め……ッ！」


　まるで入り込もうとしているかのように、尖頂を子宮口に押し付けられる。


「ぁああーーっっ！！」


　私の子宮の中へと、ビュルルルーーーと勢いよく子種が大量に注がれ。
　その熱さに、背筋に電流が走り、脳にまでじんわりとした痺れが伝った……――。




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「馬鹿で、可愛い美憂。すぐに俺を受け入れたなら、多少の自由は許したかもしれないのに……」


　過ぎたる快楽で、意識を無くした美憂を。蕩けるような眼差しで見つめながら――蓮斗は、満足気に笑った。




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　次回からは、美憂が回想していた過去を、蓮斗視点で載せます。

　それが、本編に繋がるような形となります。